地震雲の科学:地震雲監視ネットワーク、「グーグル地震雲」の勧め

みなさん、こんにちは。

ここしばらくHAARPの動向とe-PISCOのラドンイオンの動向を見てきた。それによると、関東地方はかなり地震の可能性が高まったように見える。そこで、今回はちょっと趣きを変えて、かつてテレビで放映があったが、再放送はなかったので残念に思っていたテレビ番組のYouTube番組を見つけたのでそれをここに紹介しておこう。以下のものである。

衝撃 地震雲の科学的検証 1/2


衝撃 地震雲の科学的検証 2/2

これは最後が切れているので、以下のものが最後まで行っている。

地震雲



一般人はあまりご存じないので分からないだろうが、この番組で行ったリサーチ(研究)の方法は非常に科学者らしい、すばらしいやり方である。だから、私などは、このテレビ番組制作者はこれをもっと徹底して行けば、立派に博士号くらいあげてもしかるべきだろうと考える。博士論文ぐらいにはなる。

ところが、日本にいる、一般の科学者(すなわち、大学や研究所にいる科学者)は、こういうやり方をあまり科学的とは見ない。時に「非科学的」ないしは「トンデモ(ない)」などと見る皮相的な科学者が多いのだ。そういう傾向にある。だから、こういう普通の科学者たちは、始めにさまざまな体験談を集めたり、経験則を収集したりする方法は、昔の古代中国の漢方のようなもので、えせ科学的、あるいは偽科学的とみる習性があるのである。つまり、彼らは、こういう統計的手法を”まゆつばもの”と見なしてしまうのである。

その一方、そういう西洋流の科学を第一に採る科学者たちは、俗にいう、「理論・仮説」、「実験・検証」に基づく、「再現性」のあるデータを出すものが科学的だと考えるのである。それゆえ、こういう「理論・仮説」を実証しようという日本の科学者は、自分のモデルの「理論・仮説」を作り出す必要が出る。がしかし、この「理論・仮説」を自分が発想したものでは時として陳腐なものとなったり、自分の個人的趣味趣向に偏って他の科学者から無視されることを恐れるあまり、自分の頭で考えたり自分の足で調査したりするのはたいへんだから、往々にして欧米の著名研究者の「理論・仮説」を拝借して始めてしまうということになるのだ。その方が保険が効くからである。失敗したらそいつのせいにできるし、また結果まですぐに届きやすく、見通しが計算ができるからである。

こうして日本の一流どころと言われる大学の研究者の大半の人々はいつも世界の流行を追い求めるというわけだ。もちろん、そこで良い研究をするればそれはそれで世界的に有名になり、それはそれで大変結構なことなのだが、これではいつも相手の土俵の上、お釈迦様の手の平の上のお話となり、本当の意味での真の進歩には結びつかない。

これに反して、そうではないやり方というものがある。これは、故柘植俊一氏の「反秀才論」という本にある話だが、石井孝雄博士という人が、自動車のオイルシールを研究した際の話である。それまで、自動車のオイル漏れを防ぐためのオイルシールは不完全なもので、しばしばオイル漏れしていたのである。そこでこの石井博士は世界中のエンジニアの話を集めた。どういう時にオイルが漏れるか、どうやって修理するか、こういう経験談を集積したのであるという。この膨大な経験談を分類整理すると、あるパターンが現れ、それに基づいて、自分なりの「理論・仮説」をたてることができ、そこから問題を数式化し、それを解く。そして解いてみると、これまでにない非常に優れたオイルシールの開発につながった。そういう歴史の話である。ちなみにこのNOKという会社のオイルシールが世界の7割のシェアを占めている。
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実は、今回のテレビ番組のやり方はこの石井博士のオイルシールの発明の時のやり方と非常に似ているのである。まったく同じと見ても良いだろう。違いがあるとすれば、せっかく日本全国から地震雲のデータを収集し、そのデータ処理から得られた地震雲の4パターン、そしてそれを引き起こす電磁場の関係という「理論・仮説」の段階にまで進んだにもかかわらず、そこから先の、問題の数式化、理論化、そして問題を解くというところまで進んで行っていないというところだろう。これができれば、十分に博士論文レベルとなるだろう。今の段階では、まだ「予想(conjecture)」であり、真の科学知識にまでは行っていない。もうっちょっとである。その意味では残念であるが、だれかこの研究を続けるもの、引き次ぐものが出て欲しいものだ。

さて、ところで、科学としては上の通りだが、地震予知としては、わざわざ完全な科学知識が登場するのを待つ時間はない。だから、経験則、「理論・仮説」であったとしても、仮にそれが正しいものとして進むのが妥当である。間違っても何も失うものはないからだ。もしそれで人々の命が救われるのであればそれにこしたことはないからである。

この観点からすれば、「地震雲監視ネットワークシステム」を日本全国に作り、日本上空の地震雲を24時間ずっとテレビカメラ(360度カメラやレーダーのように回転するカメラなどで)で定点観測し続けるというやり方もかなり有効なのではないか、という気がする。竜巻型の垂直雲が現れたら、その2、3日後に地震が来るかもしれないのだから、それを3点観測により正確にその位置を把握できれば、その土地の人に少なくとも2、3日前には避難勧告を出せることになるからだ。おそらくこういうようなイメージのシステムが作り出せるだろう。コンピュータプログラムで地震雲の基本的な4パターンを自動的に検知するようなシステムにすれば、人間がパソコンの前にへばりつく必要もない。今はテレビカメラもパソコンもかなり安くなっているのだから、インターネットを利用して、比較的素早くできるのではないかと思う。ひょっとしたら、e-PISCOの「ラドンイオン濃度」検出器によるものより有効かもしれないではないか。一考に値するだろう。グーグルなど人の家を監視するよりは、お空を監視した方がよほど人々のためになるだろう。「グーグル地震雲」なんてどうだろうかね?
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  by Kikidoblog | 2009-09-29 12:05 | HAARP

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