「地球電磁場観察衛星(ELMOS)」と「石田理論」

みなさん、こんにちは。

前回「HAARPの磁力計と地震予知学:インダクション磁力計とフラックスゲート磁力計」で紹介した、早川正士博士の本の最後の方に「地球電磁場観察衛星(Electric and Magnetic Field Observation Satellite, ELMOS)」の話がある。1996年当時に書かれた、そこには「2001年に打ち上げ予定」とある。

そこで、このエルモスなる人工衛星が本当に打ち上げられたのかと調べると、どうやら何らかの理由で、おそらくさまざまな横やりのせいで、結局今日に至るまで打ち上げはおろか製作もまだなされていないようだ。ようするにこの13年間が「空白の時代」となったわけである。いやはや、日本という国のおそまつなことか。以下のものである。
ELMOSワーキンググループ設立提案書

この中に、ELMOSの必要性を訴えている、また電離層のイオン分布変化を測定すれば、震源地が予測できるというYouTubeがあるのでそれをここに紹介しておこう。以下のものである。
[Discovery 921十周年] 電離層地震前兆 (Ionospheric Earthquake Precursor)

ここで紹介されている原理も早川正士博士の解説本に解説されている。まあ、せっかくだから、早川正士博士の考えをここにメモしておこう。以下は私個人が私流に早川理論を理解したものである。

異常電磁波がどのように発生するか?
(1)地震発生に先立って、震源域で”何らかの理由による地殻変動よって”岩石がひずみ岩石の微小破壊が起こる。
(2)すると、岩石内に含まれている石英などの強誘電体が圧電効果により電気的に分極し電気(電荷)が生じる。
(3)生じた電気が動くことにより、電荷と電磁場の相互作用から電磁波が生じる。
(4)震源地以外の広範囲でも同様のことが起き、電磁波が生じる。
(5)同時に地殻変動にともなって地中ガスのラドンイオンが生じる。
(6)このラドンイオンが急激に震源地上空に溜まり、大気の電離や荷電粒子を放出し、電離層のイオン濃度が低下する(電離層の擾乱)。
(7)そして雷を引き起こす。
(8)この雷は強烈な電磁場を生み出し、このうち電離層を突き抜けた電磁波は地球磁場の磁力線に沿って地球の反対側(南半球の反対の緯度の場所)の上空に到達する(ホイッスラー現象)。
(9)このとき電離層に存在する「エリート電子」と呼ばれる高エネルギー電子が同じ磁力線に沿って逆に震源地上空に引きつけられて電離層を変化させる(電離層の擾乱)。
(10)震源地上空の電離層が下降する。それにより大気も下降する。
(11)雷によって落ちた地電流がさらに岩盤を破壊して地震を誘発する。
(12)震源域の大地から強烈な電磁波が出る度に上空に「地震雲」を発生させる。同時に、動植物、電気機器に異常を引き起こす。

まあ、こんな感じである。したがって、「電磁波放出」はもちろんのこと、「ラドン濃度の上昇」、「電離層のイオン濃度の減少」、「電離層の下降」、「大気の下降」、「地震雲」、「落雷」などすべてがお互いに結びつき関係しているのである。一方、地震の振動は震源地の地殻が揺れた場合のみに振動伝達する。だから、振動のみを観測しても電磁気現象が観測にかからない。(地殻の振動である地震動の伝播しか観測しない気象庁はほんとにアホだ。電磁波は光の速さで伝達するが、地震波はせいぜい音速程度である。どちらがより早く予知できるかは明らかだからだ。)

ところで、俗に「石田理論」という別の地震理論も存在するようである。何事もあらゆる可能性から探る、というのがもっとも理にかなったやり方である。ついでにこれもその創始者のYouTube番組があったので、ここに紹介しておこう。
地震の前兆現象は科学的に説明できる
この番組にもたくさんの学ぶべき内容がある。地震そのものの発生機構についてはいずれ判明するだろう。どんな理論もその一番最初は「異端的」と見えるものである。一見異端と見えるアイデアも考えてみるというのが得策である。
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  by Kikidoblog | 2009-10-15 17:27 | HAARPモニター

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