日経「ノーベル賞受賞 根岸教授に聞く」:「研究とは儲けること」とな!?

みなさん、こんにちは。

かつて私がユタ大に留学していた頃、指導教授が、当時物理学部の学部長だった、中国系物理学者のことを「彼は見かけは中国人だが、メンタルにはアメリカ人だ」と言っていたことがある。中国系3世、4世のアメリカ人は、見かけはともかくメンタルにはもはや東洋人ではない、ということを言っていたわけである。

今回、日経に出ていた、「ノーベル賞受賞 根岸教授に聞く」
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を聞いてみると、まさにこれと同じ印象も持った。私には、「根岸博士は血筋や見かけは日本人だが、メンタルにはアメリカ人だ」と感じられたのである。

この中で、根岸博士は言う。
「広い意味で言うと、プロフィタブル。儲ける。研究とは儲けること。」
「それが目的ではないですけれども、そういう因子もかなりある。」
「(その先に何があるというような研究も)それもありますが、私はこう思います。」
「あるいろいろなレベルでですね。非常に本質的にすばらしいものであれば、その次のジャンルでですね。それは必ず役に立つ。本質的にすばらしいものであればいいと思います。」

東大の講演では、「未来の科学者に夢を持つことの大切さを述べた」という。
「やはりそういう意味で、最高のものを目指す。そういうドンキホーテのような夢を持って良いのじゃないか。」

エリート戦略について、こう語る。
「ノーベル賞を取る人は、大雑把に計算しますと、1000万人に1人。になるんですよ。」
「10の7乗分の1ということなんですが、これは非常に確率が低い。」
「宝くじでそれを当てようとしたら大変ですよね。だけどそういうもんではない。」
「10の7乗というものはですね。10かける、10かける、10かける、10かける、10かける、10かける、10。こういうふうに考える必要がある。」
「ということは、7つの10分の1というようなセレクションプロセスを通ってくれば、ひょっとしたらその先にノーベル賞のようなものが、それに匹敵するようなものが、見えてくるんじゃないか。」
「そういうプロセスにチャレンジしていただきたいですし、そういうプロセスを国を挙げて作って行く。」
「それがエリート教育ということだと思いますね。」


いやはや、アメリカの一流大学で教鞭を永年に渡って取り、その業績でノーベル賞を取るような大人物になると、やはり言うことが違うということですナ。もちろん、ここで私の言っている意味は、普通の受け取り方とは異なる。要するに、根岸博士は日本の現実を全くご存じないということである。

根岸博士の言っていることは、前提にしていることは、かつての「古き良きアメリカ、自由の国アメリカ」の頃の、フェアーな人事のあった頃のアメリカ合衆国の時代のお話である。今のアメリカでも、今の日本でも、もはやその話は成り立たないだろうということである。

デービッド・アイク氏やイングドール氏が著書に書いて来たように、今現在では、どんなに優秀なユダヤ人学者であったとしても、つまり、文化的にも、血統的にも、イルミナティーNWO側の学者であったとしても、その発見が、欧米の大企業(つまり、ロスチャイルド/ロックフェラー帝国の企業)の利益を損なうような、重大な発見や科学研究の場合には、そんなユダヤ系の学者たちですら、誘拐されたり、命を失ったり、多くの場合は、職を失ってしまうのである。自分の良い研究を続けたければ、大企業を儲けさせるためのものでなくてはならない。とまあ、そういうなんとも世知辛い時代に入っているのである。

抗がん剤治療のインチキを暴いてしまったシモンチーニ博士、モンサント食品の危険性を発見してしまったイギリスの博士、などなど、数えればきりがないほどの科学者たちが冷や飯を食わされるはめに陥っているのである。こんなことは、何十年か前の20世紀には考えられなかったのである。

たしかに「クロスカップリング」は重要である。工業的に何かを作るためには重要だろう。しかしもっと重要なのは、「我々人間自身を知ることである」。つまり、「生命とは何か?」、「生命現象とは何か?」、「生命の中ではどのようにして化学反応が維持されているのか?」などなど。

こうしたテーマについては、もちろん、個々の反応については理解できることである。しかし、総体として見た場合の複雑なシステムを理解するには、まだまだの段階にある。こういうテーマに関して、どれほどの科学的援助が行われているかと言えば、これまた、こういう研究によって、どれだけ薬が売れそうか、どれだけ企業が儲かるか、どれだけGDPが増えるか、という一面的な価値観でしか行われていないというのが現状なのである。

今私がここ何年も取り組んでいる(もちろんたいした成果はまだないが、以前よりかなり分かって来ているが)「生命の物理学的基礎」や「生命の熱力学」に関するものへ研究援助しようという、貴重な人はいない。もちろん、そんなことが分かったとしても、少しも企業の利益には繋がらないからである。まあ、それでも、一つの挑戦として私はやっているわけだが。

とまあ、そんなのが日本や世界の常識なのである。それが、この世界の現状なのである。

まあ、平たく言えば、
「国が何だ。企業が何だ。ロスチャイルドが何だ。ロックフェラーがどうした。俺が知りたいのは、生命の基礎だ。生命の真実だ。生命とは何だ。それだけさ。」
というような発想や心意気で生きているものがいないということですナ(もちろん、生命を宇宙でも、数学でも何に変えても良いが)。
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  by Kikidoblog | 2011-02-11 22:20 | 人物

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