松田選手の復活を願う!:無意識状態の長さは脳ダメージに比例するという。

みなさん、こんにちは。

昨日午前中に倒れた、元日本代表の松田選手はなんとか一命は取り留めたようである。しかし予断を許さない状態のようである。

俊輔、窓越しに松田見舞う「回復信じる」

 中村は午後10時半すぎに自家用車で松本市内の病院に到着した。沈痛な表情で病院内に入ると、集中治療室(ICU)にいる松田を、窓越しに無言で見舞った。約20分ほどの短い時間だった。病院から出てくると「回復を信じてきました」と話し、先に見舞いに訪れていた元横浜の城彰二氏らとともに帰途についた。

e0171614_1547262.jpg


松田選手、意識不明続く…加藤監督が記者会見

 松田選手は信州大付属病院の集中治療室で人工心肺装置をつけている状態で、加藤監督は「今朝確認したが、変わった様子はない」と説明した。

e0171614_16413486.jpg



やはり急性心不全が直接の原因だったようである。体調が悪くて、気付かないうちに不整脈があるような場合に、無理すると、時として、心不全に陥ることがある。

一番有名なのは、ミキ・フェヘル選手の試合中の心不全による死である。他にも何人か心不全で亡くなっている。この原因には、試合日程が混んで、昔と比べると、過密スケジュールになっていることがあげられている。が、何の問題もなく元気にやっている選手もほとんどだから、本当の原因かどうかは分からない。

私自身、その昔、心臓が突然勝手に動き回る、動悸になったこともある。数年前には、熱中症で調子を崩したこともあるし、急性心不全の一歩手前で心臓の空焚き状態に陥ったこともある。

動悸は当時飲んでいたアレルギー剤トリルダンの副作用だったようで、アレルギー剤を替えることで問題はなくなったが、熱中症、ないしは熱射病は、昼間の間扇風機だけで30度近い部屋にいたが、その夕方からサッカー部の練習を見ているうちに、身体に熱が籠り、突然制御が効かない状態になった。まさに「やばい、やばい」という感じで、クーラーの部屋で首筋を冷やしたり、氷で冷やしたり、水分補給しても、1時間以上不調だった。また、空焚き状態の時は、炎天下に走り、もうちょっとだからと水を我慢していたが、突如として、心臓がおかしくなり、まったく走る力を失った。走ろうにも身体が言うことを利かなくなったのである。幸い、何とか歩いて家に付き、水分補給をしたら回復したが、1年ほどは走るのを休まざるを得なかった。これはおそらく脱水症状からくる若干の血栓が飛んだことによるものだろうと見ている。

スポーツをしていると、こういうことは誰しも起こりえる。だからといって、恐怖心を煽り、スポーツ飲料を飲めと売りさばくのが、コカコーラなどの大企業のやり方に違いない。また、こういう時に下手に病院に行き悪い医者に当たると、今度はペースメーカーが必要だとか言って、どんどん手術をするわけである。こうなると、身体に余計なものを埋め込まれてしまうわけである。

ところが、人間の身体というものはうまく出来ていて、注意深く養生すれば、それなりに回復するものである。私も1年ほど休んで、また少しずつ心臓を鍛え直し始めたら、ある時、自分でもはっきりわかるように、何か心臓に栓をしていたつっかえたものがとれた瞬間を感じ、それ以後心臓が非常にすっきりする感じを得た。それ以来、数年かけて徐々に鍛えていき、最近では1時間ほどランニングしても何の問題もない以前より強靭な心臓になったようである。

まあ、解り易い例で例えれば、足の筋肉がつるという場合、足がつっても命には別状はないが、この場合も水分不足やらトレーニング不足やら、ミネラル不足から、さまざまな要因で足がつるわけである。一度つると、つり癖ができ、またすぐにつるようになる。だから、出来る限り、つらないようにしなくてはならない。鍛えて、足がつりにくくする。水分やミネラルを補給してつりにくい体質に改善する。こうしたことをしなくてはならないのである。だから、足がつる寸前で練習をやめる。これを繰り替えして徐々に足がつりそうになる距離を延ばして行くわけである。

心臓の筋肉の場合にも全く同じであろうと考えることが出来る。何らかの原因で心筋がつるわけである。しかし、心筋の場合には、そこが血流のポンプだから、脳への血液の供給が途絶えることになる。こうなると、脳が非常にダメージを受ける。脳死は5分から7分の血流の途絶えと考えられているから、その間に心臓マッサージがないと、すぐに脳死になり、死んでしまう。

松田選手の場合、運良く観客に看護師の女性がいて、その方が心臓マッサージをしてくれたおかげで、心停止の状態でも血流が脳に送られていたようである。これは非常に運が良かったと言えるだろう。

20数年前、私がユタ大に留学した頃、留学生の日本女性が交通事故で無意識状態をさまよったという事件があった。当時学生寮に住んでいた私は、全く英語の分からないその家族とアメリカ人医師の間でつたない英語で通訳をしたのだが、その時に渡された資料に無意識状態と脳ダメージの関係というものが書かれていたのをよく覚えている。

要するに、脳へのダメージが大きいほど無意識状態(コーマ)が長くなるのである。軽い脳しんとうのようなものは、すぐに気がつく。かなりひどい損傷だと、2、3週間。重篤な事故で、脳の手術を受けたような場合は2年ほども無意識が続く場合もある。そういうようなことが書かれていたのである。

このことからすると、松田選手の場合は、心臓が動いているようだから、望みはあるような気がするのである。何週間か何ヶ月かは分からないが、脳が我々の知らないところで回復するまで待つ他ないということである。脳という組織も優れていて、必死で回復しようとするのである。

そこで、思いだしたのは、毎日一定の時間、その人物にとってもっともなじみのある人、奥さんや家族、友人などの「声かけ」をしろというものがあった。脳はなじみのなる音声や言葉に反応し、それがトリガー(引き金)となって、突如として回復することがあるのだという。耳元で「松田、松田」とか、「あなた、あなた」とか、「お父さん」とか、ささやくのである。こういうことが脳回復の刺激になるらしい。呼びかけなくとも、近くでなじみのある人たちの会話とか、そういうものでもいいらしい。

まあ、20数年前の知識だから、その後その辺がどう変わった知らないが、今ではそういうったことは日本の病院でもある程度常識になっているだろう。

松田選手が復活することを心から願っているところである。
[PR]

  by Kikidoblog | 2011-08-03 16:42 | サッカー&スポーツ

<< 「アメノウズメ塾」中級編:西洋... カンバック松田選手!!目覚めよ... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE