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テレビのない世界は、単に昔の日本だった!?

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みなさん、こんにちは。

この2、3日、テレビもインターネットもない場所で過ごす事になったが、何も問題なかった。むしろ、実に健康的な生活というものをかいま見ることになったように思う。

思えば、我々が子供の頃は、テレビ等見るまでもなく外で遊び回ったものである。近所の友達とボール1つを手にすれば草野球をしたものだ。それも夕焼けに染まるまでずっと遊んだものである。

家に帰れば、今日あったこと、近所のこと、今日見たことなどが話題になった。だいたい風呂など週2回は入ればいい方で、今日はお風呂の日というものがあった。いまでは考えられないことかもしれない。

今回、そういう懐かしい日々のことをまさに数十年ぶりで実体験したというわけである。そして、その時代の良さを再体験したのである。

テレビがなければ、我々はその日に起こったことを家族同士で話し合う。あそこのラーメンがうまかった。ラーメン屋の店主が面白い。今度また行ってみよう。そういう話をする。お隣の家はなぜか騒々しいなあ。なんかあったのか? 道行く人の話声に耳を傾ける。なんか楽しいそうだな。そうか、銭湯の帰り道だとか、そういう話をするようになるわけだ。

ところが、家にテレビがあり、一見近代化すると、のど自慢やら漫才から始まり、ドラマと進み、歌謡ショウや映画へと進む。そうなると、話題に上るのは、自分の家族の話や近所の話ではなくなり、すべてがどこか見ず知らずの赤の他人のことで脳が一杯となる。毎日毎日、見たことも会ったこともない人物のばか騒ぎを見て過ごす日々になるわけだ。あとは、コマーシャル。要するに、自分にはどうでもいい話だけで時間を潰し、脳みそを潰すわけである。

テレビのない世界へ旅すると、まさにそういうことがなくなるだけのことである。我々にとって、実際上何も変わらない。失うものもなければ、特に得るものもない。それだけのことである。むしろ、テレビの悪影響で変な購買意欲を刺激されてどうでもいいグッズを買わなくなるだけましかもしれない。だから、結局は、テレビの世界、芸能界などなくてもいいのである。

日本の低俗化し、韓流、在日芸能化したマスゴミ界のどうでもいい情報で脳みそを汚染されるよりは、むしろ近所の出来事を語り合うほうがずっとましなのである。残念ながら、いまはどこの国でもそういう状況である。

宿の主人とその近辺のことを話し合ったり、ラーメン屋の店主と街のことをいろいろ聞いたり、そういう情報を持ち帰って、家で家族同士で話す。そして、そういう内容を明日へつなげる。毎日が新鮮なわけだから、同じようなことでもいろいろの発見がある。今日は昨日と違う道を歩くだけでも価値のある事になる。

振り返ってみれば、我々が辿って来た道、昔の日本、それもほんの数十年前の日本の姿とは、そういう国であった。いまこれに近いのがブータンなのかもしれないが、テレビから離れれば、その瞬間に、この昔の日本にいま我々が住んでいることが分かるのである。

何事も、要は過ごし方次第なのである。

  by KiKidoblog | 2012-02-27 13:40 | マスゴミ

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