頭で”受け身”? ありえねーヨ!:柔道ってとっても面白いスポーツですネ。

みなさん、こんにちは。

ロンドンオリンピックは、今のところ何も無く順調の滑り出しのようである。日本選手たちも初日から全力を出し切り、アウェーの戦いを頑張っているようである。

なでしこジャパンは、強豪スウェーデンと0-0の引き分けだったが、佐々木則夫監督はこの試合はそれほど勝ちにこだわっていなかったのだろう。大野選手、澤選手を交代した時点で引き分け狙いをしたと思う。要するに、アメリカの結果をみて、3戦目で2位狙いをしたいということだろう。当然アメリカは1位通過で来るはずだから、その場合には3戦目で勝利か引き分けでいいという選択肢を持って戦いたいということである。

さて、今回は、柔道の福見選手が惜しいところで、5位入賞となったが、準決勝、3位決定戦ともに相四つの変則ヨーロッパスタイルとの対戦が残念であった。やはり左右どちらからも投げることができる技を磨くことが大事である。もし相手の右腕を左回りに背負い投げができる選手であれば、かなり簡単に勝てたのではないかという印象を得た。

特に同じ前北京五輪のチャンピョンと初対戦したブラジルの新星の戦い方が、同じような選手に対する戦い方の非常に良いヒントになるはずである。これが功を奏してこのブラジル選手は圧勝で優勝した。

この選手に対して福見選手は、相手の右手で左側から自分の肩越しに首根っこの後襟を簡単につかまれた。つまり、相手の自由にさせた。そうしないと自分が自由になれなかったからである。しかしそうなると、相手は右手肘を搾って、福見選手の左腕を殺しにかかった。だからその窮屈さから強引に仕掛けたところをを狙われたのであった。

しかしブラジル選手は、そうさせるのではなく、逆に両手で相手の右手の袖を攻撃して、相手の右手を封じ込もうとした。相手は両手で右手をとられるのを嫌い、腰が引けた瞬間に、右腕を「腕ひしぎ十字固め」


(ちなみに、ブラジル伝統の格闘技サンボの技である。グレーシー柔術の技でもある。)

で責めた。これで一気に参ったを狙ったが、何度かやるうちにすでに右腕が死に、利き腕を失ったカニ状態となり、良いところ無く負けたというわけである。しかしながら、そこは白人。陽動作戦をする。ちょっとでも痛ければ、大げさに叫ぶし、怪我したふりをして待てを待つ。こうして自分のリズムに戻そうとしたのである。

これがサッカーでいうマリーシアというものだが、日本選手に本質的に欠けているのはこれである。それが日本人選手の良いところでもあり、悪いところでもある。サッカーの場合、ジーコの時代からマリーシアを身につける努力をしてきてやっと最近になり身に付き始めたものである。巧妙な時間稼ぎ、相手を動揺させる、いらつかせる、慌てさせる、というような心理戦である。女子テニスのグラフもこの天才であった。負けそうになるとわざと痛んだふりをして相手の集中を切らせる。結局最後には自分が勝っているという技である。勝てば官軍であることを西洋白人はよく知っているのである。

ぜひ福見選手は優勝したブラジル選手
金メダリストの略歴=サラ・メネセス(柔道女子48キロ級)〔五輪・柔道〕

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 サラ・メネセス(ブラジル=柔道女子48キロ級)9歳で柔道を始め、2008年、09年の世界ジュニア選手権を連覇。10年、11年世界選手権銅メダル。ベラビスタ出身。154センチ、48キロ。22歳。(時事)(2012/07/29-01:57)

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(コーチ、ザカリ・ゴールーザさん。http://news.yahoo.com/photos/brazils-sarah-menezes-celebrates-her-coach-gourouza-defeating-photo-155251176.html)


の戦い方を学ぶべきかもしれない。ちなみに、このブラジル選手のコーチは、どこかでみたような気がしたのだが。おそらく私の記憶では、重量級で一時ものすごく大きなブラジル選手で顔の恐い女子選手が金メダルをずっと取った人がいたのだが、その人ではないかと私は想像している。

さて、前置きが長くなったが、私が柔道に関していつも思うことをメモしておこう。まあ、私個人の妄想みたいなものだから、ここから先は関心の無い人はスルーして欲しい。

ボクシング、K1、柔道や相撲、プロレスなどの間で異種格闘技をリング上で行うと、K1ボクサーが一般に一番強いようである。レスラーは顔の防御ができずに比較的弱く見える。だから、レスリング技や柔道技がリング上ではあまり通用せずに弱く見えるのである。

しかしながら、本当にそうかどうか? というのが、私の疑問なのである。

私もサッカーを中高大学とやっていたから分かるが、特に本格的にやっていた中高時代、我々の時代のグラウンドは全部砂利土の校庭であった。だから、落ちると痛い。痛いどころか、意識が飛ぶ。私も何度も空中戦の後背中から落ちて息ができずに数分無呼吸になり、死ぬかと思ったということがあった。うまく受け身をしたつもりでもそういう感じだった。それほど地面は堅いのである。今でこそ基本的に芝生の上でプレーできるから良いようなものの、それでも芝生に落ちればかなりの重症を負う。

ならば、柔道技で地面に頭がごつんといったらどうなるか? 
投げ飛ばされて地面にごんといけばどうなるか?

この結果は自明だろう。意識が飛ぶのである。下手をすれば脳挫傷や無呼吸で死ぬ。そうなるはずである。ましてやストリートファイトになれば、まわりはコンクリートの壁や地面はコンクリートやアスファルトの道路である。叩き付けられたら大けがをする。

だから、レスラー技や柔道技や相撲技は確かにリング上ではあまり有効ではないかもしれないが、実戦上ではかなり有効なはずなのである。一発壁に投げ飛ばされたら一巻の終わりなのである。道路に頭から落とされたら即死である。

私が柔道において疑問に思うのは、この点である。要するに、たたみに頭がぶつかって平気だというのは、地面が柔らかい畳だからであって、実際の道路では頭から落ちたら多分負けなのである。一巻の終わりのはずである。だから、レスリングでは、上を向いて両肩が接地した瞬間にフォールド負けとなる。

にもかかわらず、柔道では、どうして頭が畳についても負けにならないのか?
これが長らく私の疑問なのである。

昨日の男子決勝でもそうで、平岡拓晃選手が相手の頭をごつんと一発の返し技の技ありのはずが、畳についてから投げた裏技が技ありとなり、それがさらに平岡の技ありが取りけされて相手の一本になって優勝を逃したのである。以下のものである。


(頭で”受け身”? ありえねーヨ! 柔道ってとっても面白いスポーツですネ。)
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(これも後頭部打撲。即死だナ。)
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確かに最後の投げは一本だろうが、その前に受け身もせずに畳に頭から激突した部分、実戦ではここで即死か気を失うであろう。畳だからこそ、その後が続いたのである。

どうしてこういうふうに、何も受け身すること無く頭が接地しても柔道ではOKなのか?

これが私が長らく理解できずにいることなのである。サッカーでは、こういうふうに頭から芝生に落ちたらまずタンカ、選手交代である。

いくら柔道は単なるスポーツになったといっても、投げられて頭を打っても何のペナルティーとならないというのは物理法則に反すると私は考えるというわけである。レスリングのフォールのように、ロシアの選手が最初に頭から落ちた瞬間に負けとなる。それで良いのではないか。そうすれば、その後のロシアの選手のような見事な投げが決まればそれも勝ちになる。一貫すると思うのだが。フォールか、「落下」というルールを作ったらどうでしょうナア?
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  by Kikidoblog | 2012-07-29 11:05 | ロンドン五輪

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