佐藤は「持っていなかった!」が、アブトレイカは「持っていた」ナ!

「チャンスは5回も6回もあると思っている人もいるかもしれない。一度くらいチャンスを逃しても、また次があるさと思う人もいる。だがそういう人は、そう思っている限り、結局何もつかむことはできないだろう。」
「多くの選手は代表に選ばれた時点で気を抜いてしまい、準備を怠り、チャンスが現れてもそれを逃してしまうが、私はこのチャンスを絶対に逃すわけにはいかなかったのだ。」
「1日1匹のライオンを殺さなくてはならない」––ブラジルの諺

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セレソンより


みなさん、こんにちは。

昨夜のサンフレッチェ広島vsエジプト代表アルアハリの試合、残念ながら、広島は勝てる試合を自らのミスショットで自滅した試合であった。
【FCWC 広島 vs アルアハリ】森保一監督(広島)記者会見コメント(12.12.09)

Q:次は蔚山現代との対戦になる。
「ベストを尽くすのみ。もちろん、選手たちには連戦の疲労はあるが、勝つことを目指して全力を尽くしたい。我々は、日本を代表してクラブワールドカップを闘っている。その誇りを最後まで忘れず闘いたい。来年のACLにもいい形で繋げるためにも


まあ、結論から言えば、かつても昔も今もいつも見たことがある風景であった。

「あのシュートさえ入っていれば。。。」「あそこでミスしなければ。。。」

という試合であった。

再三再四の決定期をミスしまくった広島の佐藤寿人選手、交替して入りたった1度の決定期を見事に決めたアルアハリのアブトレイカ。この差だった。

試合後、佐藤選手は「決定力の差でしたね」とまるで他人事。パッサーがそういうなら分かるが,パスをもらって自分がミスして負けた選手のいう言葉ではなかった。私は耳を疑った。

こうやってピッチの歴史から消えた選手がどれほどいたことか?
福田、前園、城、柳沢、大久保、。。。みんなそうだった。

私はいつも考える。

ロナウド、メッシ、C・ロナウド、トーレス、。。。
こういった選手はわずかなチャンスをものにする。どこにその差があるのかと。

いみじくも闘将ドゥンガの言葉にその真実が隠されていると私は考える。

「すべてはチャンスは一度っきり」、「人生も一度切り」なのだと。

だから歴史が生まれる。

もし人生が一度切りでないとしたら、いくらでも歴史など作り替えられる。そうなれば、スーパープレーなど必要ない。必死でやる選手などいなくなる。

あの一瞬、あの瞬間、あの輝きは、チャンスは一度切りだという本気が生み出すものなのだ。

この意味で、広島の選手たちには、また来年もあるさという一種の甘さが垣間みられた。
「また来年」「次がある」
そう思ったに違いない。

しかし、歴史を見よ。FIFAクラブワールドカップ
世界3位になったガンバ大阪がまた戻って来たか?
浦和レッズは再挑戦できたか?
柏レイソルはどうなった?

そんなことはない。チャンスはたった1度!
そう思ってサムライ魂で挑むべきだ。俺はそう思うヨ。


おまけ:
アルアハリの1点目のプレーを覚えて欲しい。これが我々が中高生の頃、当時世界最高だった旧西ドイツの代表的プレーの1つ、「ウィングプレー」と呼ばれたものである。ゴールラインぎりぎりからのマイナスのパスで軽くプッシュして決める。サッカーの基本中の基本プレーである。

我々の時代の高校生、今から40年ほど前の日本の高校生はみんなこういうプレーをしていたのである。来る日も来る日も毎日毎日、ウィングプレーを練習した。2人組のウィングプレー、3人組のウィングプレー、そういう練習を右サイド左サイドと練習した。

しかるに、Jユースができてからは、こういうプレーをおろそかにした。いわゆる「アーリークロス」のセンタリングや、せっかく走り込んだウィングを無視して、ダミー(おとり)にして中へパスしてしまう。まさに広島はそんなJユースの典型的なパスサッカーだった。要するに、サッカーの基本原則を無視したサッカーである。

もし野球の選手が内野ゴロを取って1塁に投げなかったらどうなるか?バッターはセーフである。これは、そういう原理だからである。

サッカーとて同じこと。ウィングがワンツーを求めて長い距離を走り込めば、無視せずそこへ出す。それがサッカーの原理なのである。

サッカーの原理を知っていたのはアルアハリ、サッカーの原理を無視したのがサンフレッチェ広島。これでは勝負にならない。(ちなみに、日本の女子ではINAC神戸だけがこれをよくわかっている。)

そういう当たり前のことをまた今年も示してくれたようである。すべてのJリーガーや日本の中高生サッカー選手たちは、FIFAワールドカップに感謝すべきだナ。

それにしても、Jリーグチャンピオンがこんな中学生サッカーレベルの基本プレーで失点するというのは恥だナ。Jリーグの指導体制に何か重大な欠陥があるということだヨ!
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  by KiKidoblog | 2012-12-10 16:45 | サッカー&スポーツ

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