日本コンフェデ杯敗退決定、これが現実だ!:「優勝」そんなもの、真夏の夜の夢!?

「僕は魂のようなものはむこうに置いてきた」――三浦知良選手
e0171614_12365676.jpg


みなさん、こんにちは。

いや〜〜、今朝の日本vsイタリア戦
イタリアに3発も逆転負け/コンフェデ杯
e0171614_12393545.jpg
は実に面白かった。サッカーというスポーツの醍醐味を感じることができたのではないだろうか? 承知の通り、結果は、世界ランク8位のイタリアが世界ランク32位の日本を4-3で一蹴した。日本は善戦を繰り広げたが、2連敗で予選リーグ敗退が早々に決まった。あとはメキシコオリンピックとロンドン・オリンピックの再現となり、日本vsメキシコでリーグ最下位決戦となった。ご苦労様でした。

メキシコ戦は残りのブラジル生活を満喫すべく、総入れ替えでこれまで出たことのない選手中心でやってほしいものである。この勝敗は関係ない。もちろん出る選手は勝つつもりでいくのは当然である。

(あ)レフェリーについて
さて、いわゆるシーソーゲームというのは最もスリリングなもので、勝った場合はファンやサポーターが最も燃えるものである。

かつてユタ大にいた頃、おとなりの都市のBYUというアメフトの名門チームがあった。そこは、最初はわざと相手に得点をやり、それを中盤で追いつき、そして最後の最後で逆転劇を演じる。そしてそれに審判も協力するというチームであった。終盤になると、レフリーはぜんぜん相手に反則をやらなくなるのである。それでもファンは大喜び。

この試合もイタリアのファンは大喜びしたはずである。あたかもこういう展開を予想していたのかと思わせるように、レフリーも最初に日本に好意的なPKを与え、日本のエース香川の得点もサービスし、それを古豪が反撃し、最後に追いつく。そして最後はやっぱり古豪が勝つというまさにBYU並みの演出であった。

一般にレフェリーが試合を演出するというが、まさにそのとおりの劇的な好ゲームの演出を行ったようである。これぞプロのレフェリーであった。

(い)日本代表について
やはり、ここで何度かメモしたようなこと:
日本コンフェデ杯開幕戦0-3完敗:敗因はザック監督の采配ミス!清武先発投入が鬼門!
侍ジャパン、世界最速W杯出場決定!:おめでとう、ザックジャパン!
昨夜のイラク戦の不甲斐なさとシュートミス:「バッジオの分解写真」から学ぼう!
が今回もそのまま出たようである。

(う)得点について
(1) 1点目
これはやはり審判のサービスだろう。サンキューPKである。ブッフォンが怒ったように、あれはファールではなかった。先にボールにタッチしたのはブッフォンだった。ザキオカの演出勝ちですナ。

(2)2点目
これは、ザキオカはオフサイドのポジションにいたが、相手の守備2人がザキオカに気を取られてミスしてくれたラッキーチャンスに香川が個人技の高さで「反応した」シュートである。

何度も私がここでメモしたように、香川は「使われる選手」である。「反応系の選手」だから、瞬時のプレーにはいいものがあるが、試合全体を見て行うような「俯瞰型の選手」や「鳥瞰図型の選手」ではない。ピルロや遠藤や本田のようなタイプではない。だから、中盤のゲームメークを任されてもできない。サイドハーフ使用しかない。トップ下は不可能である。

(3) 3点目
これは、遠藤のフリーキックにザキオカがニアサイドでうまく合して流し込んだもの。

(え)失点について:すべては吉田が絡んでいた。
一方の失点に関しては、この試合のすべてに吉田麻也が絡んでいたのである。結論から言えば、吉田、今野、内田はいらない。彼らは日本代表にいるべき選手ではないのだ。

(1)1失点目:吉田のミス
これは前半の終盤に2-0で終わるべき所でピルロの右コーナーキックにデ・ロッシが飛び込んだもの。

問題は、この時の日本の守備陣系がひどすぎた。その原因を作ったのが吉田だった。この「ピルロが蹴る」コーナーの時に、我先に水を飲みにコート外に出たのが吉田麻也だった。その次が遠藤。そして長谷部。それを後ろで膝に手をついて休んで見ていたのが、内田と今野だった。

かつてブラジルの闘将ドゥンガはこう言っていた。「状況に応じて水を飲むべきだ。」「負けている時やピンチに水を飲む暇などない。」

そしてその場でずっと休んでいた内田と今野のところに吉田が入り、長谷部が一人ど真ん中をケアしたが、その前の本来なら吉田が入る中央ががら空きになった。そのがら空きのスペースへピルロが正確なボールを蹴ってきた。

こういう場合は、そのボールに川島がペネルティーエリア全体を守る感じで、勇気を持って空中キャッチすれば何も問題ないところを、まるで高校生GKのようにライン上で立ってサボっていたものだから、そこに入ったデロッシに長谷部がついていけずにドンピシャリでヘッドを決められたのである。

普通、中央部は一番背が高いものが守る。だから、このチームではいつも相手のボールに競るやつには吉田が対応しなければならないものを、いつも吉田は相手のエースにこだわるために、本当のチャレンジャーを長谷部が受け持つことになる。前にも同じような失点があったはずである。だから、吉田は何回試合しても少しも学んでいなかったことになるわけだ。プロではない。

ブッフォンのPKの守りを思い出せ。本田のPKが真ん中に来ると予想して中央で待っていた。たまたま本田が遠藤のように前を見ながらPKしたから右サイドに狙いを変えて成功したのである。プロは過去のデータを全部研究してくるのである。

結果的には、この失点が逆転劇を許す直接の原因である。サッカーでは、3-0はほぼ試合が決まったことになる。しかし、2-0の場合はそうではなくむしろ一番逆転劇を生みやすいのである。中高生でもそうである。特に日本人のメンタリティーにそういう問題があるらしい。

一言で言えば、この中途半端な2-0は「勝てる」と思うにはまだ確実ではないがなんとなくあと一点で勝てるから「ほぼ勝ったも同然」と日本人選手は考えるのである。「勝ったつもり」になるといわれている。かつて「ドーハの悲劇」もそうだった。フランス初出場前のイラン戦もそうだった。「勝ったと思った時に失点してやられた」のである。

だから、古来日本には
「勝つと思うな、思えば負けよ」
という鉄則があったのである。試合には「勝つつもり」で挑むのだが、試合が終わるまでは決して「勝った」と思ってはならないのである。

(2) 2失点目:吉田と内田のミス

これは吉田がセイフティーに早めにパスしておけばいいものをタッチに出そうと身体を寄せた時にうまく入れ替えられたミスによるものである。Jユースあがりの選手がしばしばこういう「猿も木から落ちる」式のミスをする。高校サッカー出身者はもう何も考えずに前に蹴るだけだから、あまりこういうミスはない。

これのセンタリングを内田がオウンゴールしてくれた。なかなかない見事なシュートである。敵ゴールにこういうシュートをして欲しいものだが、自軍にはできても敵軍にはなかなかできないのが面白いところである。

物騒なことをいうようだが、かつてこういうオウンゴールをしたために射殺された選手がいた。1994年のアメリカW杯の予選でバルデラマ率いたコロンビアのエスコバルというディフェンダーである。
彼がオウンゴールし、予選敗退。そして帰国後何者かに射殺された。大会期間中であった。このように、敗戦した場合は国によっては1年ほどながければ4年ほど海外で過ごす他ないという国もあるのである。ドゥンガもアメリカの前のイタリアのW杯敗退後には、ブラジルには危なくて帰れなかったと言っている。内田も用心した方がいいかもしれませんナ。まあ、日本人は平和ボケだから大丈夫だろうがナ。

私が何度もメモしたように、吉田と内田はツーカーの仲良しである。いいコンビなのだが、「負の仲良し」なのである。負け癖のついた悪いオーラを持つ仲良しだから、日本代表の運気が下がる。結局日本がやられる時はいつもこの2人が絡んできたのである。この二人はいらない。

特に、サザンプトンでもそうだが、吉田は足が遅い。日本国内のDFでももっと足の早いやつはたくさんいる。そういう選手に変えるべきである。とにかくW杯クラスのフォワードは足が速い。だから、相当に身体が大きいか、足が早くなければ止めることができない。

(3) 3失点目:長友と長谷部のミス
これは、右サイドハーフからのクロスが中央にわたりそいつのシュートが長谷部の手に当ってPKとなったもの。それをバロテッリがフェイントかけたシュートで川島が釣られてゴール。

ブッフォンが本田の前の試合のど真ん中シュートを見てきてそれに対応してきたことと比べて、川島はバロテッリのよくやるフェイントPKにまったく対応していなかった。これを見ても今の川島がいかにたるんできているか分かる。川島もいらない。この程度のフェイントならいまでは中高生でも止めるヨ。

問題は、長友。実は一瞬のことで普通の人の目には止まらなかっただろうが、このゴールの最初のミスは長友だった。長友が相手のサイドハーフのクロスが自分の頭のすぐ横を通過したのに、それを「避けた」のである。長友がボールをヘッドでクリアすべき所で避けたものだから、長谷部の対応が遅れて真ん中にドフリーになった。その選手が十分に時間を掛けてシュートしたものが、運悪く長谷部の腕にあたってゴールを防いだのである。

これは長友の「罰金プレー」である。「僕らはW杯優勝を狙っているんで」という選手の行うプレーではない。

しかしこれにも本当はそこで対応するのは一番背の高い吉田が行くべきところを吉田はもう一人の方に酒井といっしょに陣取ったものだから、長谷部がセンターバックをこなさなくてはならなかったのである。

センターバックの吉田が長谷部と二人で身体を寄せてブロックしていれば、難なく防げたはずだが、おそらく吉田はもう完全にバテていたのでだろう。まったく動かなかった。

(4) 4失点目:長友のミス
これは日本の左サイドに相手の右サイドハーフが起点を作って仕掛けてきた時、どういうわけか右センターバックの吉田が引き釣り出された。吉田が振りほどかれ、そのボールがバロテッリにわたり、ワンツーをしたが、バロテッリがミス。そのボールを左サイドにいた吉田が中央にいた左センターバクの今野に渡したが、今野のクリアが敵の中盤に渡った。その時に前掛かりにいた長友の背後にスルーパスを狙われた。そしてそのスルーパスからのセンタリングを中央の10番ジョビンコが得点というものである。

問題は、そのスルーパスの時、長友はスライディングすれば届くボールにすべらずに無反応だった。この長友の無反応が何を意味するか逆サイドの酒井がわからず、対応が遅れたジョビンコのマークをおこたった。

そして万事休す。

(お)ブラジルW杯は日本には特別だ!。
さて、この試合で私が何に一番驚いたかといえば、それはブラジル人の日本に対する応援である。いかにブラジルにとって日本が特別なのかよく理解できたのである。

なぜか?

それは、基本的にブラジルはカソリックの国である。だから、日本人同様に受けた恩を忘れない。そういう特質があるからである。おとなりの韓国や中国とはまったく違う。

ブラジル人に柔道を教えたのも日本人、合気道や柔術や空手を教えたのも日本人。ブラジルでバレーを指導したのも日本人。近代スポーツの大半を日本人が伝授したのである。日本人がブラジルで農業を発展させ、日系ブラジル人も多数いる。日系ブラジル人は日本で何万人も働いている。

そしてサッカーでもたくさんのブラジル人が日本でプレーし、日本に馴染みが深い。今回のブラジルのフッキ選手も長いこと日本でプレーしてから欧州にわたって活躍し、ブラジル代表になった。いまでは、若いころ日本でプレーして実力をつけてそれから欧州でプレーして代表に入るという、一つの王道もできている。

ペレもブラジル人。ラモス瑠偉もブラジル人、ジーコもブラジル人、ドゥンガもブラジル人、セルジオ越後ももともとブラジル人、ジョージ与那嶺もブラジル人などなど。「トモダチなら当たり前〜〜」のアルシンドもブラジル人。みんな日本のオトモダチである。

その結果、ブラジル人は日本のファンなのである。

私は今回のブラジルW杯はこの意味で特別だと思う。これまでのワールドカップとは違うと思う。第三者の国で開催という感じのアウェーの戦いではないのではないかと思う。

この意味で、私個人はやはりブラジルの日本人初のプロサッカー選手の三浦知良選手の存在は特別のような気がするのである。その良い効果は絶大なるものがあると思う。日本人がサッカーできるのかという時代に初めて日本人はサッカーが上手い、そう思わせたのが三浦カズであった。

そのカズが日本代表にいない? 

引退したなら別だが、今も準備万端である。絶対に連れて行くべきである。これはアメリカW杯でロジェ・ミラがカメルーンサッカー協会の特別枠で出場したように、日本サッカー協会の特別枠の「絶対枠」として三浦カズの椅子だけは絶対に用意しておくべきである。

もし三浦カズが出場となったら、どれほどブラジル人が大歓声を送ってくれるだろうか?
三浦がピッチにいるだけで、ブラジルはアウェーではなくなるのだ。

香川がいたって、清武がいたって何の反応もない。しかし、カズがいれば、そうではないだろう。ブラジル人で三浦カズの名や顔を知らないものはいない。サッカーの王国である。

本戦は三浦カズもいっしょに「ブラジルW杯」を戦ってもらいたいものですナ。
「魂は向こうに置いてきた」

この言葉の重みを噛み締めるべきだろうナア。
[PR]

  by kikidoblog | 2013-06-20 12:56 | サッカー&スポーツ

<< 私が選んだブラジルW杯日本代表... ドラード博士の1980年製カロ... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE