「すんません、南部博士からパクりました」ヒッグス博士:正直でよろしいですナ!
ヒッグス粒子のノーベル賞受賞以来、雲隠れしていたヒッグス博士。「晴れやかなお顔」でついに登場。
「南部博士の影響大」ノーベル賞・ヒッグス博士
【エディンバラ(英北部)=石黒穣】2013年のノーベル物理学賞の受賞が決まった英エディンバラ大学名誉教授のピーター・ヒッグス博士(84)が11日、同大で記者会見を行った。
8日の発表の際に人前に姿を現さず、3日遅れの受賞会見となった。
ヒッグス博士は「南部陽一郎博士の研究から大きな影響を受けた」と明かした。
ヒッグス博士は1964年、物に質量を与えるヒッグス粒子の存在を予測し、今回の受賞が決まった。その基礎になる理論を提唱したのが、米シカゴ大名誉教授で、2008年の同賞受賞者の南部博士だ。ヒッグス博士は「1960年に研究の方向を見失っていたとき、南部博士の論文に興味をかきたてられた。彼の足跡をたどり、彼の理論で欠けていた要素を提供した」と語った。
まあ、実に正直者でよろしい。
どうやら、正直に「南部博士のアイデアをパクりました」と白状する路線に切り替えたようですナ。
それによって、気分も晴れ、一転して「晴れやかなお顔」で会見できたということのようである。
やはり何でもそうだが、正直にやるのが一番。
人のアイデアをパクって有名になってしまった場合には、「すみません、拝借いたしました」と言う方が気持ちがいいものである。
きっとこの雲隠れした3日間で
「自分のアイデアにするか、それとも、他人のアイデアにするか、それが問題だ」
ノーベル賞を受けるのは自分なんだから、別に南部博士のアイデアだったことを正直に話しても問題あるまいということになったんでしょうナア。
お見事!
さすがに、「生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ」のシェークスピアのお国の方。こういう時にその国民の民度が現れる。
日本人は、正直者には暖かいもんなんですヨ。だれもそんなことに目くじらは立てないでしょうナア。
しかし、相当に悩んだんでしょうナア。
とはいっても、南部博士は日本人初のノーベル物理学賞2つ受賞のジョン・バーディーン以来の快挙はならなかったということですナ。もっとも南部博士はノーベル賞程度なら5つほどもらっても問題ない超天才ですから、どうでもいいんでしょうナ。
おまけ:
ヒグス粒子は「パクリの粒子」!?:これで物理学の終焉でしょうナア!
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by kikidoblog | 2013-10-12 12:52 | 人物