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東大病院で大チョンボの「インシデント」発生:まあ大事に至らず、許してやれヨ!

みなさん、こんにちは。

ワッハッハハハハのハッハ。屁の河童。いや〜〜、これは実に痛快千万。しかし笑い事ではない。実際、実に危険極まりない痛〜〜いインシデント(事件)である。

世紀の俊雄や秀才君でなければ、東大理三には絶対入れない。私自身かつて一度はもし受かれば浪人しようかと思って、駿台東大理三コースを受験したのだった。が、この私ですら半分くらいしか答える時間なく、あえなく撃沈。

そういう受験エリートが集う東大医学部の、泣く子も黙る東大病院で「イ・ン・シ・デ・ン・ト」発生。それも単なるインシデントではなかった。しかしながら、なぜか笑いがこみ上げてくるのでここにもメモしておこう。というのも、理研の「STAP細胞」事件やらとなんとなく似通った雰囲気があるからである。以下の事件である。
東大病院がシステム事故を矮小化 電子カルテ閲覧不能を公表せず

東京大学病院
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で昨年10月、作業ミスによる停電が起き、全ての電子カルテがほぼ1日間、停止する事故が発生した。患者に実態を知らせず手探りで治療を行っていたことが、本誌の取材で分かった。
入院患者の氏名や病名さえも分からず、院内は一時パニックに陥った」――。
 東京大学病院の関係者の1人は、そう声を潜める。停電が起きたのは、昨年10月27日の日曜日。時計の針は午後2時半を指していた。
 原因は、院内変電設備の定期点検中に、誤って部品の一部を破損、さらに作業手順の間違いや確認作業の怠慢が重なった人的なミスだ。
 もちろん、停電時の予備電源である「無停電電源装置」が稼働したが、停電時間がその限界を超えたため、院内情報システムのサーバがダウン。一瞬で、全患者の電子カルテが閲覧できなくなり、医療事故防止のために入院患者が手首に巻く「患者認識用リストバンド」のバーコードも読み込めなくなったという。
 電子カルテやリストバンドには、患者の氏名や病名の他、薬の処方や投与量の履歴、検査や治療の予定などが書き込まれている。この二つが機能不全を起こすと、白紙の状態から入院患者の治療に当たらなければならなくなる。
「週刊ダイヤモンド」の取材に、東大病院は「口頭取材は応じられない」としてメールでのみ取材に応じ、事故の事実を認めた上で、「(電子カルテの閲覧は)ウェブ系のデータ参照システムが障害発生中も利用可能だった。治療行為の遅延もなかった」と回答した。
 ところが、である。別の東大病院関係者は「スタッフが電子カルテを参照できるようになったのは、深夜に入ってからだ。実際には、入院患者に点滴ができなかったり、治療行為には確実に遅れが出ていた。事実を隠ぺいしようとしているとしか思えない」と明かす。
患者に悟られぬよう雑談を装って病名を確認
 入院患者には、停電時にシステム障害が発生したことを院内放送で流したが、電子カルテやリストバンドが読み込めない状態にあることは伏せられた。医療事故を回避するためには、患者に事故の全情報を伝え、治療スケジュールの情報交換が不可欠だったはずだ。
 同じ関係者は「当日の担当医療スタッフは、事故の実態を患者には悟られないよう、遠回しに氏名や病名などを確認して、紙に記録するというばかげた作業に追われた」と打ち明ける。
 結局、システムが正常な状態で再稼働したのは、翌28日の午前8時。外来受け付けまで残すところわずか10分という瀬戸際だった。
 事故後、東大病院は「電源供給時間の長い新たな無停電電源装置への入れ替えと、診療情報システムの停止は、コンピュータウイルスからも起こり得ることから、より詳細な事故対応マニュアルを作成している」と釈明する。またこの件を、厚生労働省など関係機関へ報告していないという。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 宮原啓彰)

この週刊ダイヤモンドは、電子カルテがまる1日停止したというインシデント(事件)を大問題だと追求したかったというものである。が、しかし、あまり週刊誌記者は追求してはいけないだろうヨ。

なぜなら、これはだれしもが陥る今の日本の大学病院の現状であり、頭が良く、電子機器に強いはずの東大の医師ですら、こんなことが起きてしまうほど忙しい。そういう一種の「現象(=結果)」であったにすぎないからである。

これは実はあまり内情を知らない我々一般人にはいったいなんのことかまったく分からないだろうナア。

(あ)日本の大学病院は、何年か前から、大学に「ペーパーレス(紙を使わない)運動」が流行りだした。それはインターネットやイントラネット(組織内インターネット)が流行りだした、いわゆる森首相の「情報ハイウェー構想」の頃からである。

我々物理学者のいた理化学研究所内もそう、大学の研究室もそう、そして大学病院もそうだった。

我々のような理論物理学者に場合、もうほとんど論文は直にパソコン内に打ち込んで論文を作っていたからこの「ペーパーレス化」も何の問題もなかったが、病院では大問題を起こしたのである。これは大学病院関係者以外はあまり知られていなかった。

要するに、これまでカルテというものは、紙に書いていた。だれもがよく知っているはずである。ところが、それを「電子書籍」化して「電子カルテ」としろと厚生労働省からお達しがきたわけである。つまり、これまでのすべての何十年もの患者カルテを電子文書化して保存しなければならなくなったのである。

これは大変な作業である。しかし、日本の病院関係者たちは過労死の危険をも顧みず、よく頑張ってやり遂げた。本当に頭が下がる。実際、たくさんの病院関係者のみなさんが、この作業のさなかに病気になったり体調を崩して病院を去らなければならなかったのである。それほどの作業量を日本の医療関係者はやり遂げたわけだよ。

(い)すると、今度から、新しく入ってきた病院スタッフ、特に医者と看護師の皆さんは、カルテを電子文書としてパソコンに書き込まなくてはならなくなったのである。これは次の大問題を引き起こした。

なぜなら、看護師はエンジニアではない。いわゆる看護師は理系ではない。特に、昔の看護学校での中高年の看護師にとってはそうで、これまでまったくパソコンなど触ったことがなかったというベテラン看護師の人たちもたくさんいたのである。

だから、簡単に「電子カルテ」といっても、その電子カルテを書き込むためにはまずパソコンに慣れていなければならない。そして、その電子カルテシステムに慣れなければならない。

昨日まで普通に従来の紙つかって経理をしていた事務員に、今度から全部電子書類にしろといって、その中高年の事務員が対応できますか?できるわけがない。60代の大学教授、それも理論物理の大学教授ですら、C*言語でプログラムして数値計算しろといったって無理。理系でもそんな按配だ。ましてや文系のような看護師たちに、いきなり明日からパソコンを使って電子カルテに変えろったってどだい無理だ。

しかしながら、日本の大学病院の皆さんはこれまた頑張った。しかし実際は、中高年の看護師の大半は、仕事が溜まりに溜まって、いつかパニックになって、うつ病になったり、ストレスで体調を崩してお辞めになったのである。残った看護師は比較的メカ好きだったり、柔軟だったり、看護学校から看護大学に変わった後に看護師になった、比較的若手の看護師だけだったのである。

事実、この時代にベテラン看護師やレベルの高い、また人間性の良い、いい看護師の大半もすっぱりやめてしまったのである。

こうして、日本の大学病院は恒常的に(良い)看護師不足という現実を生んでしまったのである。

(う) ところが、もっと悪いことは、そういう「電子カルテ通達」を時の流れや流行や思いつきで出した方の官僚さんたちのこれまたご都合主義的な感性のなせる技、日本の官僚さんたちは「電子カルテ」をペーパーレス運動として始めたにもかかわらず、なんと紙のカルテも「一応残しておいてね」みたいな軽いノリだったのである。なんかあったら困るからねってナ。

ということは、「電子カルテ+従来の紙のカルテ」、実質は看護師の作業は二倍以上に時間を食うようになったということなのである。知らねえよナ。こんな話はナ。

だから、今の看護師は電子カルテ化する前の仕事量は倍増し、三交代勤務の看護師は、患者の看護という普通の看護師の仕事以外に、電子カルテを書いたり、報告書を書いたり、何をするにも「ダブル」=「電子文書+紙文書」という、二度手間、三度手間の時代に陥ってしまったのである。

こうなると、さすがの東大の天下の秀才で頭脳明晰を自慢する医者の病院であろうが、どこであろうが、何かが起こればあっという間に「パニック」になってしまうのである。

なぜなら、毎日が業務をこなすので手一杯。患者は老齢化で増える一方。まして若い世代の患者は朝鮮人のようなクレーマーばかりだ。そうなれば、インシデントのオンパレード。インシデントとは、うっかりミスだが下手をすれば、重大事故につながったかもしれないというようなちょっとした事件のことである。

というわけで、かの天下の東大病院でも「ありえね〜〜」ような「インシデント」が起きる。そうなれば、ないないでだんまりを決め込む。当然であろう。特に何もなければ、そういうものである。組織を守るためには、組織が一致団結しなければならない。結果オーライであれば、箝口令を敷いてだんまり作戦にでるべきである。

これは古今東西、東西南北どこの国でもそうである。欧州のサッカーチームでもそうである。チーム内の出来事はチーム内で解決する。これが鉄則である。外部にとやかく言われる筋合いはない。家庭内の問題は家庭内で解決する。それと同じことである。

ところが、日本のマスゴミは在日韓国支配の最中にある。日本のイメージ悪化には飛びつきたがる。

とまあ、そういうわけで、東大病院に在日ダイヤモンドが飛びついた。
まあ、そんな感じのニュースのようですナ。(週刊ダイヤモンドは何様のつもりなのでしょうナア?人は週刊ダイヤモンドのために生きているわけじゃねーヨ。)

いずれにせよ、いま日本の国立大学病院は、厚生労働省の官僚の「世間知らずの政策」のおかげで、たいへん忙しい状況になっておるのだヨ。病院関係者はインターネットやパソコンの専門家ではない。ネットワークに問題が起こっても対処できる人間などいないのである。全部外部に任せる。

そこにもし外部の工作員やスパイや悪いエージェントがネットワークのメンテナンス会社の社員の振りをして入ってきたら、今度はすべての個人情報を抜き取られてしまうのである。紙のカルテなら、膨大な紙を持ち運ばなくてならないから不便である。個人で全部は持ってはいけない。しかし、電子文書化であれば、あっという間に外部の仲間のサーバーに送り込むことができるだろう。

こういうのを私はだいぶ前から

便利の不便。不便の便利

と言っている。何でもかんでも便利にすればいいというものではない。物事には適度の最適な便利不便が存在するのである。カルテは紙の方がなんとなく「温かい」。おれはそう思うがネ。

ちなみに、医者は撮影した患者の体内写真などを全部電子写真化しなければならないから、確かに病院を変える際など便利ではあるが、これまた何者かによってデータを奪われるという可能性も無きにしもあらずですナ。

いやはや、それにしても日本の官僚の発想は穴だらけですナ。もうちょっと現場見たほうがいいんじゃネ?



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  by kikidoblog | 2014-04-30 18:56 | バイオコンスピラシー

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