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アキレタJapan世界ランク100位に初勝利!?:「若者はチャンスを待っているゾ!」

みなさん、こんにちは。

いやはや、ちまたに溢れる日本代表への初勝利を賛辞する声。アキレタジャパン初勝利に沸く。

しかし、ちょっと待ってもらいたい。

世界ランク100位のジャマイカに1得点の勝利。世界ランク48位と100位の対決である。勝って当たり前であろう。それが、1点しかとれなかった。しかも相手のオウンゴール。以下のものである。

素晴らしい連携から先制ゴール! 日本×ジャマイカ 【サッカー日本代表】 10月10日


【サッカー日本代表】アギーレジャパン初勝利!ジャマイカ戦ハイライト


さて、この試合でかなり存在感を増したのは、ここ徳島の小松島市出身(阿南市の隣り)で徳島商業出身の塩谷司選手だろう。
アギーレ監督、代表デビュー戦フル出場のDF塩谷司を「パーフェクト」と称賛

キリンチャレンジカップ2014 日本1―0ジャマイカ (10月10日 デンカS)

 初招集のDF塩谷がデビュー戦でフル出場を果たし、存在感を際立たせた。右センターバックで森重とコンビを組むと、素早い反応で相手の速攻を封印。身体能力の高い中米相手に1対1で競り勝ち、後半37分にはパスカットから本田に鋭い縦パスを送り、決定機をつくった。

 試合前は「やべぇ」と緊張を隠せず、右サイドバックの酒井高に「シンプルにやりましょう」と声を掛けられた。ピッチに立つと緊張は消え「後半は縦パスだったり良さを出せた」と、充実感を口にした。

 完封に貢献した塩谷にアギーレ監督も満足感を隠せない。試合後の会見で指揮官は「(8月16日の)浦和―広島戦を初視察したが、彼はベンチだった。評価を聞いていたので残念だと思っていた。それから2カ月。彼はパーフェクトだった」と目尻を下げた。

 ケガで外れた吉田(サウサンプトン)の代役で千載一遇のチャンスを生かした塩谷は「きょうの試合だけで評価するのは難しい。継続してどれだけやれるかが自分の課題」と次を見据える。日本の泣きどころのポジションで、金髪の新鋭が輝きを放った。


日本代表デビュー飾ったDF塩谷司「継続していくことが課題」
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 キリンチャレンジカップ2014が10日に行われ、日本代表とジャマイカ代表が対戦。16分に記録されたオウンゴールが決勝点となり、1-0で日本が勝利を収めた。ハビエル・アギーレ監督下での初勝利となった。

 サンフレッチェ広島に所属するDF塩谷司は、初招集で初先発となった同試合は
「試合に入るまでは緊張もありました」
とするも
「いざ笛が鳴って試合が始まってみると思ったより緊張もなくて、前半はちょっとまだ硬かったと思いますけど、後半は縦パスだったり良さを出せたと思います」
とコメントした。

 初めて代表でのプレーを経験し「球際の強さだったりゲーム全体のスピードとかはやっぱり今まで経験したことないレベルだった」と振り返った。その中でも安定したプレーを見せた塩谷だが「1試合だけでは、自分の評価にはつながらないと思うんで、これを継続してどれだけ続けて行けるかが、自分のこれからの課題だと思いました」と代表定着に意欲を見せている。

 守備については、持ち前の攻撃参加を抑えて「守備のバランスっていうのをイメージしていた」と明かしており
「前の選手がプレッシャーにいってたんで、くさびのボールが狙いやすかった」
と感想を語った。さらに、スピードのあるジャマイカの選手との対戦で負けるシーンがなく
「手ごたえはあったと思います」
とコメント。しかし
これが世界のトップレベルって訳ではない
として
「まだまだ満足せずにもっともっと上の世界に出てやっていきたいと思いました」
と意気込んでいる。

 後半には攻撃参加ができた場面もあり、塩谷は
「ああいうところをもっと試合中に出して行けたらなと思った」
と振り返っており、
「あの場面ぐらいだったかな。そういうのをもっともっと増やせれたらいいと思います」
と持ち味を出すことを誓った。

 そして次の対戦相手、ブラジル代表について
「前の選手は、すごいタレント揃いだし、個人の能力もすごい」
と印象を語った。そして
「ピッチ内での強いメンタルっていうのは今まで教わってきたことなんで、どういう相手だろうとそこはブレずにできるようにならないといけないと思います」
と強い気持ちを持っていることを明言。
「もし出られるチャンスがあったら、今の自分が通用するのか試してみたい。やってみたいって気持ちが強いです」
と意気込んだ。

 最後に代表デビューを振り返って
「いろんな人に支えられてここまでやってこれたと思うんで、やっぱりお世話になった監督、チームのスタッフの方やチームメート、家族、そういう全ての人に感謝したいです」
と感謝を示している。

 日本代表は14日、シンガポールでブラジル代表と対戦する。

もう一人は、柴崎岳選手だが、こっちは高校サッカーのエリート、だから、だれもが知っているからそれほど書くまでもないだろう。

柴崎選手と比べれば、地元の強豪徳商の全国レベルの選手であったが、それほど全国では知られず、いわば「叩き上げ」でのし上がってきた選手である。元日本代表のDFの中澤佑二選手
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に似ていると言えるだろう。

つまり、もらったたった一度のチャンスで大活躍して上に上がるというタイプである。いわゆる、「もっている選手」の一人である。

だから、前にここではブラジルワールドカップ前に、どうしてウッチーなのかいナ?塩谷のほうが良いんじゃないの?と再三メモしていたわけですナ。
徳島ヴォルティス崩壊!?:「耐え忍ぶことも出来ず失点の山」監督解任すべし!?

(う)徳島ヴォルティスの最大の欠点及び失敗は、育成の失敗にある。
実は、今日の試合の前の試合、第五戦目はサンフレッチェ広島戦であった。相手には今回日本代表に初招集された選手がいる。それがDFの
塩谷選手
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「徳島には絶対に負けたくない」
である。

この塩谷選手は、徳島戦の前にこういっていた「徳島には絶対に負けたくない」と。

というのは、あまり徳島のことを知らない人は、このブログ内のサッカーカテゴリーでチェックして欲しいが、ヴォルティスには地元では有名な悪質な気質があるのである。要するに、「地元の選手はトップチームに入れない(あるいは、入れたくない)」という社銘というのか、何かがあるらしく、せっかくヴォルティスユースで育成してきて、いい選手たちが育っていたとしても、そういう選手たちをトップに吸い上げるということをしないのである。

この塩谷選手は生粋の徳島県徳島育ちの地元の選手である。一方、現徳島ヴォルティスの選手たちは、他の有名チームの下部組織で育ち、有名チームに鳴り物入りで入ったが、レギュラーになれず、鳴かず飛ばずでいた選手たちである。そういう鳴かず飛ばずの弱小プロの「吹き溜まり」が徳島ヴォルティスであった。セレッソ大阪でだめで、徳島に来た柿谷選手がその典型である。柿谷選手は腐らずもともとの才能を開花できたから日本代表に戻ることが出来たのである。しかし、ほかの大半はもう心底腐っているわけだからどうしようもない。

したがって、そんなヴォルティスですら入団できず、わざわざ広島まで武者修行に行ってトップ入りした塩谷選手には、徳島に負けるわけにはいかないからである。

塩谷選手だけではない。神戸にいって大活躍中の四宮選手にしてもそうである(地元阿南市出身、我が家の息子達と同じ幼稚園出身。たぶん私が幼稚園でリフティングしているのを見て育った子どもたちの1人)。

普通は、日本ではサンフレッチェ広島やセレッソ大阪に見るように、トップチームの要を育てるために、下部組織で青少年を育成する。育成して出てきた才能をトップチームで吸い上げて、そこで活躍してもらう。そして、のちのち日本代表になってもらう。そうやって観客を集めるわけである。

ところが、徳島ヴォルティスの場合は、結構四国内では強豪にまでユース世代が育っているにもかかわらず、その育成世代を面倒みずに大学へ放出してしまう。そういう伝統があるわけである。だから、選手のほうも地元のプロになれないから、県外の大学を目指すことになる。

もっと悪いことは、実は今回日本代表に選ばれた塩谷選手は育成時代に徳島ヴォルティスにも入れなかった。ボールボーイをしたことはあるが、徳島商業のサッカー部に入ったわけである。徳商サッカー部は伝統があり、県内では名門であるが、卒業後は県外の大学に進む他はない。あるいは、県外のプロチームに行くほかはない。そうやってやっとのことでサンフレッチェ広島でレギュラーを獲得し、独特のキック力で日本代表に上り詰めた塩谷選手現れたのである。

ということは、そもそも徳島ヴォルティスの育成チームのコーチ陣に若者の才能を見抜く力がない、ということを意味しているということである。いい選手を見過ごし、いい選手にチャンスを与えず、県外チームの出来損ないを即戦力と思って集めて、吹き溜まりチームを作っているわけですナ。まあ、一言で言えば、「徳島ユースに落ちた選手のほうがうまくなっている」ということである。

これでは勝てない。

県内トップの才能ある選手を世界レベルまで育成し、そういう選手を県内の生え抜きとしてトップチームで活躍させる。こういう指導体制にしない限り、徳島ヴォルティスに未来はないと言えるだろう。

だから、仮に小林監督を解任したところで、すぐに結果が出るということはない。一度J2へ陥落すれば、今度上がるのはまた20年後ということになり得るかもしれないからである。そろそろ抜本的に本気で育成しないと、せっかくJリーグチームが誕生したにも関わらず、その火も消えてしまうということも無きにしもあらずなのである。

いやはや、徳島ヴォルティスは相変わらずですナ。
もし監督交代するとしたら、いま解説している山野氏が適任ではなかろうか?相手の風間監督くらいのサッカーの経験や素養があるからナア。

昨年の覇者バイエルン散る!:レアル圧巻のセットプレーでバイエルン撃沈!

いまやサイドバックやセンターバックは得点源になっている。

日本で言えば、右サイドバックの徳島商業出身の塩谷選手のような存在が大事だということである。豪快なシュート力やヘッド力のある選手、フリーキック力のあるディフェンダーは、第三列の強力な得点源になるからである。

ぜひ日本のセルヒオ・ラモスこと、塩谷選手のワールドカップ代表入りを期待したい。

三浦カズ落選!代わりに大久保嘉人:「日本代表になりたければ、シュートを決めろ!」

しかしながら、海外組の常連の「悪の3兄弟」の内の2人もまた選出された。吉田麻也選手、内田選手である。今野選手は落選したが、その代わりに伊野波選手が復活。ちょっとはマシになるかもしれないが、怪我で出遅れた吉田選手と内田選手は、実質上「未知数」である。もし練習マッチでこの2人が怪我再発でできなければ、急遽DFが交替という可能性がある。だから、国内組のDF陣にもまだチャンスがある。(追記:よく見たら、今野はちゃっかり入っていたネ。近眼で見落とした。これでは、悪の三兄弟健在。まず失点の山であえなく予選三連敗は必至だろうヨ。今野や麻也を入れるなら、トーリオや三浦カズなどのブラジルサッカー出身者を入れるべきだろう。)

この点、
広島の塩谷選手
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柏の鈴木選手
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などにもまだ1ヶ月あるから、十分にチャンスがあると思う。だから、いつでも出れるように準備しておくべきだろうナア。

日本vsザンビア戦:薄氷の勝利。大久保のサヨナラゴール炸裂!

吉田、今野、内田を戻すなら、なぜ三浦カズ、塩谷、豊田を取らなかったのだろうか?

やはり、現代サッカーはモウリーニョの「複雑系理論」の世界である。選手間の個性やメンタリティーの組み合わせが理解できないというザッケローニでは痛い。

この3人では、ドログバは止めれないだろうナア。

まあ、そんな感じの試合だった。

それにしても、大久保は良かった。実質2点に貢献。神トラップからの豪快なシュートは国見時代の全盛期を思い出させてくれるほどだった。ついにイップスを克服出来たのか?

(私の予言通り、ブラジルのコートジボワール戦では、ドログバを止めれず2失点で敗退。
私の2014年ブラジルW杯観戦記3:コートジボワール戦の戦犯はやはり香川!

さて、このジャマイカ戦もブラジルW杯の時の初戦コートジボワール戦と同様に、香川真司はまったく切れがなかった。もらったら後ろに下げるだけ、打てばことごとくブロックされる。あるいは、枠を外す。中高生でも豪快に決めることができるような、酒井高徳からのナイスセンタリングをゴールできなかった。さすがにこれには驚いたが、それが香川真司である。挙句の果てに、不調の原因を脳震盪のせいにした。

あんなの目が回っていたってプロ選手なら枠へ入るはずだろう。
ひどすぎ!
のひとことである。

さて、塩谷選手を見ていると、どうしてもここ徳島ヴォルティスのことをメモしなければならなくなる。というのは、ヴォルティスの低迷と塩谷の日本代表入りこそ、ここ徳島のサッカー界の根本的問題だからである。

私は徳島の中高サッカーをこの10数年見てきたが、フリューゲルスの右サイドバックの実藤選手、今回の日本代表の塩谷選手たちが中高生の頃のサッカーも見てきたのである。

はっきりいって、彼らはうまかったが特別ではなかった!

もっといい選手はここ徳島にもたくさん育っていたし、いまも育っているのである。

たとえば、ちょっと前では、ヴォルティスユースに尾形裕という柴崎岳よりはるかにうまい選手がいた。私がここ最近まで見てきた徳島のサッカー選手たちの中では最高の選手である。

だから、私は尾形選手がそのままヴォルティスのトップチームに昇格するものと思っていた。

ところが、ヴォルティスからお声がかからず、いまでは順天堂大に行ったらしいが、その後はサッカー部ではなく、フットサルかなんかをやっているという噂を聴くだけで、まったくサッカーの世界での活躍を聞かない。

一昨年の徳島市立出身の選手たちもそうだし、大半が進学するが、その内、腐って終わりである。

私は、かつて徳商最強時代に全国に行った塩谷司選手もそういうふうにして腐ったのだろうと思っていた。実際、塩谷選手には弟がいるが、こっちの方は全国大会選手権に出場したが、サッカーをやめてしまったからである。

ところが、塩谷選手はやめずにしぶとくサッカーを続けていた。そして、どうやら国士舘大にいた時に元日本代表の
柱谷哲二氏
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に見ぬかれてJ2水戸ホーリーホックに引きぬかれた。そして、水戸がJリーグでJ1に対する初勝利で貢献。こうして、J1の広島に移籍。そして、そこで点を取る右サイドバックとなって、今回の日本代表入りとなったのである。

このように見ていくと、やはり「人生には運つきものだ」ということがよくわかる。日本代表だったドーハの悲劇組の柱谷哲二さんが国士舘大のコーチに来なければ、いまの塩谷選手はなかったのである。

問題は、私が見る範囲では、徳島ヴォルティスに限らず、日本全国で同じようなことが起こっているだろうということである。いくらいい選手が育っていてもそれをチームの上層部に見る目がなくて、どんどん腐れせてしまう。これではまずいだろう。

やはり、Jリーグ関係者はたまにいろんな大学に行っていい選手や見どころのある選手を発掘しなければならないだろう。私が見るところでは、たくさんそういう若者がいるのである。若者たちはチャンスを待っている。その若者にチャンスを与えるのは大人の責任である。



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  by kikidoblog | 2014-10-11 15:02 | サッカー&スポーツ

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