テスラ・コイルとスタインメッツ・コイル:「テスラ・コイル」は偽ものだった!?

【閲覧注意】例によってこの情報を基に君および君のお友達が死んだり何かが起こったとしても当局は一切感知しないからそのつもりで。


みなさん、こんにちは。

最近、再びエリック・ドラード博士のテスラ研究の論文を読みなおしたのだが、ここに1つの事実を発見したので、それをメモしておこう。

テスラ・コイルというものがある。よくこんな写真を見たことがあるだろう。
通称「テスラ・コイル」
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(これが、偽のテスラ・コイル。2次コイルの巻き数が非常に多いことがわかる。)

これは、高電圧を作り出す方法でニコラ・テスラが発明したものである。

そこで、現代の多くの技術者がテスラ・コイルとは、ファラデーの電磁誘導の法則を応用して、高電圧を創りだしたものであろう、と考えるようになった。その回路の概念図がこれ。
いろいろのバージョンがある。
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ここで注目すべきは、一番右側のコイルが、現代の技術者がテスラ・コイルと考えているものである。写真では、一番大きな背の高いコイルに相当する。そして、このコイルは単なるコイルであって、通称、2次コイルと呼ばれるものであり、1次コイルがその周りを囲む。だから、1次コイルと2次コイルは独立しているものである。すなわち、つながっているわけではない。

そのため、このタイプのテスラ・コイルでは、回路全体は普通の電気回路のように、2本線回路となっている。言い換えれば、一般家庭の電源のコンセントのように、2つのプラグから電源をとっている。

はたしてこれがもともとの本来のニコラ・テスラが発明したものだったのか?

というと、実はそうではないよ、そんなもんじゃね〜〜ゾ!というのが、エリック・ドラード博士が再現したニコラ・テスラのオリジナルのテスラ・コイルである。

実は、本当のテスラ・コイルは1本線の回路だったのである。以下のものである。
上がテスラ・コイル。下がその双対のスタインメッツ・コイル
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(左の上に電流源、下に電圧源とあるが、それはおそらく反対であろう。上が電圧源、下が電流源。)

図の下にあるものが、現代ではまったく知られていないものである。ニコラ・テスラの実験を科学的に最初のメスを入れたスタインメッツが、その真髄を理解して、独自にテスラ・コイルと等価なものを作り出したのである。それがスタインメッツ・コイルと当時の19世紀後半に呼ばれたものである。

テスラのテスラ・コイルでは、スパークギャップのために、ギャップスイッチが使われる。これが放電を起こして、この宇宙からエネルギーを吸い取って、それを高電圧生成に利用する。ギャップスイッチは「負性抵抗」器(R<0)なのである。

テスラは、このギャップスイッチを使って、主電源によってコンデンサーにチャージされた電荷を一気に一次コイルに流すことにより、大きな電流を作りだした。そして、その電流が2次コイルへ流れ込む。その時に、過渡現象の効果で、電流が倍増する。この効果でさらに大電流になった電流が2次コイルそして、3次コイルであるテスラ・コイルに流れ込み、その電流が起磁力となって、猛烈な磁場を発生する。この時の複素インピーダンスによって、複素オームの法則にしたがって、末端の金属球に莫大な電圧が生じるというものである。

一説では、テスラはこれによって、500万ボルト、数百万ヘルツ、さらにはそれ以上のACボルトを達成したと言われている。

これに対して、スタインメッツは電荷と磁束の双対性に着目した。

スタインメッツは最初に主電源として電流源を与え、1次コイルにかなりの高磁場を定常的に作っておく。したがって、2次コイル側も電磁誘導によってある程度の磁場が誘起される。その状態でコミューテーターという電機子(モーターのブラシの部分)を使って、高速にスイッチのオンオフを行う。すると、それまで定磁場を保っていた1次コイルは電流が一瞬遮断される。このリバウンドとして、2次コイルの下端に高電圧が発生する。この高電圧に対して複素オームの法則にしたがって、大電流が流れる。同時に2次コイルの磁場もリバウンドとして高電圧を発生する。これらをうまく調整することによって、金属球に高電圧が発生する。ちなみに、コミューテーターは負性コンダクタンス(g<0)を持つ。

一説では、スタインメッツは、これで50万ボルトの高周波電圧を生み出したと言われている。そして、スタインメッツコイルを自宅の庭に設置し、好きな時に雷放電を起こして子どもたちを驚かせたという伝説が残っている。

いずれにしても、テスラのオリジナルのテスラ・コイルは、1本線回路であって巷に出回っているような2本線回路のテスラ・コイルではない!本物のテスラ・コイルは、起磁力(MMF=電流)によって高電圧を作るのである。そのため、コイルの大きさは直径とコイル長が同程度が最適だとドラード博士は結論している。つまり、ちまたに出回っているテスラ・コイルのように細長くはない!
これがテスラ・コイルだ!
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一方、ちまたにあるテスラ・コイルは、ファラデーの電磁誘導の法則から高電圧を生み出すものだから、1次コイルの巻き数と2次コイルの巻き数の比に比例して電圧が高電圧になるというものである。したがって、高電圧を生み出すには二次コイルの巻き数を多くしなけれならなくなる。
ちまたにあふれた「偽テスラ・コイル」
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まあ、大きな誤解がここにあったわけですナ。

言ってみれば、今言われているテスラ・コイルは「偽テスラ・コイル」。本物はもっと違ったものだったのである。

勉強になっただろ?



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  by Kikidoblog | 2014-12-16 08:24 | 未知のテクノロジー

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