頑張れ、サンフレッチェ広島。準決勝進出、おめでとうございます!

みなさん、こんにちは。

いや〜〜昨夜のサンフレッチェ広島対アフリカチャンピョンのマゼンベの試合は実にいい試合だった。サンフレッチェ広島のゲームプラン通りに進み、前半の開始早々はマゼンベのペースだったが、徐々に広島のペースとなり、前半最後に徳島出身の塩谷司選手のゴールで先制。後半もほぼ互角だったが、右コーナーキックからのセットプレーで千葉和彦選手がクリーンヘッドで2点目。後半最後には佐藤寿人選手と変わって入った浅野拓磨選手のヘッドで3点目。試合を決めた。以下のものである。
広島がアフリカ王者マゼンベに快勝、16日の準決勝リーベル戦へ
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【クラブW杯 準々決勝】サンフレッチェ広島vsマゼンベ 《ハイライト》


それにしても、この試合もこれまた、
少ない決定機を外すJユース出身者vs少ない決定機をものにする高校サッカー選手権出身者
の良い例となってしまったようだ。

Jユース出身者の佐藤寿人選手が見事にキーパーと一対一のフリーの決定機を外し、高校サッカー選手権出身者の浅野拓磨選手が少ないチャンスを2人のマークを振りきって教科書通りのラインに叩きつけるヘッドで得点。

この違いは明らかでしたナ。

ここで負けたらサッカー人生終了
この連続でプロになった選手と、
ここで負けてもサッカー人生は続く
この連続でプロになった選手とでは、ここぞという時のメンタルが決定的に異なる。これを証明しているようである。

あれを決めていれば、佐藤寿人選手は日本代表でも使えるはずなのだが、かならず大事な試合で外す。ぽかをする。しかしそれでもくじけないメンタルがある。そこが良いところでもある。が、それでは試合敗退してしまう。

さて、この広島の昨日のサッカーは実に素晴らしかった。ここ最近の中でもベストに近いのではないだろうか?
(1)前線にパスを繋ぐときに、ドリブルを極力抑えてあくまで正確なダイレクトパス(かワンタッチ、ツータッチパス)を出す。そしてパスアンドゴーでポジションチェンジする。

(2)敵陣のバイタルエリアに入ったら今度は左右のワイドオープンな切り込みを行ってサイドアタックに徹する。それもアーリークロスを極力しないで深い位置からマイナスのセンタリングを狙う。

一言で言えば、サッカーの基本通りの戦術に徹したということだが、それをやり切る力を持っている。実に素晴らしい。

ちなみに、サッカーの基本中の基本とここで私が言っているのは、次のことである。
サッカーの基本中の基本
(1)後ろの声は神の声

これは、自分がプレーしている時、自分より後ろにいる選手のほうが全体をよく見える。だから、後ろからの指示は絶対である。つまり、それに従え。そういう意味である。
(2)パスアンドゴー

これは、ボールをもらう前に必ずに首を振って周りを見て、ボールをもらうときにドリブルで走らず静かにトラップし、ターンして方向を変えてから、しっかり強いパスを出す。パスした足が着地する瞬間に猛ダッシュで次の位置へ走る。こういう意味である。
(3)バックパスはダイレクト

パスは物理的なキックの衝撃(インパクト)を使う。だから、自分に向かってくるボールを蹴る方が自分から逃げるように前に走るボールを蹴る場合より弱い力でも強いボールが蹴りやすい。だから、自分にバックパスされたボールは力いっぱい蹴らねくても良いから、力を抜いてコントロールして蹴るだけでもいいパスが蹴れる。同時に、相手は前後の動きは左右の動きよりついて行きにくい。だから、バックパスはダイレクトで蹴るほうが有効なパスが出しやすいという意味である。
(4)オーバーラップした選手は必ず使え

これはポジションが前の選手を後ろの選手が追い越すときには、かならず追い越しに来た選手は自分がいるべき場所に穴を開けてきたわけだから、後ろに敵がその穴に入るリスクを負っている。だから、オーバーラップしたその選手を使わなければ、もし途中でインターセプトされた場合に相手はその穴をついてくる。そういうリスクを減らすためには、オーバーラップした選手を使った方が良い。その方が人数を掛けられる。また、オーバーラップした選手を使わないと、結局その選手が消耗するだけで、そのうちオーバーラップしなくなってしまう。さらに、「後ろの声は神の声」だから、後ろからオーバーラップする選手が「よこせ」といえば、ボールを出すべきなのだ。そういう意味である。
(4)必ずシュートで終われ

これは攻撃が中途半端に終わるとカウンター攻撃を食らうから、自陣が前掛かりになって攻撃しているときはシュートで終われば、失敗してもかならずゴールキックで始まるから、自分たちのバランスを保つことができる。だからリスクが減るという意味である。
(5)センタリングはマイナスほど良い

これは、サイドからのセンタリングは、マイナスのセンタリングなら90%、アーリークロスなら20%。角度が負になるほど入りやすく、正になるほど入りにくい。実際、アーリークロスではボールの軌道にGKが入るため必ず相手のDF+GKが関与するから自陣のFWは数的不利になる。ところが、マイナスのセンタリングではGKがボールの軌道には入れないから、自軍のFWと相手DFとは合い半ばでチャンスが増す。さらに、センタリングが裏にくれば、GKはマイナスだと片方のゴールポストの横に立たなくてはならないから、ゴールの中央から後ろががら空きになる。しかしプラスのセンタリングだと、必ずキーパーの方にボールが向かうし、GKがゴールの中央にいるからゴールの空くコースが限定されてしまう。だからマイナスのボールの方が入りやすい。こういう意味である。
(6)ボレーは叩きつけろ

これはボレーシュートは必ず地面に叩きつけるようなフォームで蹴れ、その方がボールがゴールの枠内に入りやすいという意味である。
(7)ヘディングスートはラインに叩きつけろ

これはヘディングシュートをするときには、ゴールライン上にワンバウンドするボールほどキーパーが取りづらいものがない。だから、必ずライン上にワンバウンドさせるようなヘディングをしろ。また叩きつけようという習慣ができていると仮にそれに失敗したとしてもゴールの枠に入る確率が増す、という意味である。
(他にも多々あるが省略。サンフレッチェがこれらの多くが徹底されていた点に注目すべきである。)


日本の男子サッカーでこれができるのは、おそらく今では広島だけではなかろうか?
この意味では、広島のサッカーが一番「なでしこジャパン」のサッカーに近い。

少なくともJリーグの上の2〜3チーム、広島、鹿島、大阪程度だろう。鹿島も大阪も中盤でドリブルする(ドルブルで抜き去ろうとする)サッカーである。

中高生の場合、どうしても選手がトラップする時に動いてしまう。つまり、選手の筋力が弱いために、ボールをトラップする瞬間にそれまでのボールに寄せる自分のスピードを一瞬で殺すことができない。そのために、トラップを走りながらやってしまう。だから、トラップしたボールに自分のスピードが加わり、ボールが遠くに跳ね返ってしまう。それゆえ、中盤ではトラップが大きくなってすぐに相手に取られてしまう。

また、中盤でパスを出す時にドリブルで必ず相手を抜いて行こうとする。つまり、必ずパスする前にマークする相手を1人を交わしてからパスしようとする。そのために、前に素早く動いたボールを蹴ることになる。それでは相対速度が減るから、パスしたボールが弱いパスになり、相手にカットされる。

さらにまた、中高生の場合は、選手が中盤でドリブルすると、せっかくフリー位置でボールを受けたのにわざわざ自分から「飛んで火にいる夏の虫」のような状態になろうとする。つまり、自分で相手の罠にかかることになる。むしろ、相手が来るまで動かなければ、ボールはずっと自分が支配できる。相手は相手自からこちらを追いかけなければ、ボールを奪えない。

だから、中盤や自軍がボールを支配しているときは、トラップした位置でターンすべきであって、走りながらのトラップは最前線のFWだけが許されたプレーなのである。

残念ながら、今の我が国のサッカー界ではこういったサッカーの「いろはのい」「基本中の基本」が教育されていないのである。

ぜひ若い選手たちはサッカーのいろはのいを鉄則として身にしみさせて欲しいものですナ。


さて、サンフレッチェ広島は今度は南米チャンピオンのリバー・プレートに挑む。かなりいい試合になるのではなかろうか?

サンフレッチェ広島の準決勝突破なるか?

期待していよう。


ところで、この広島と本田香川長友の日本代表とどっちが強いだろうか?

俺は、たぶん広島が世界ランク40番台くらいだから、世界ランク52位の日本代表より強いのではないかと思う。

今度から、その年のJリーグチャンピオンを日本代表にするというのはいかがだろうか?

サッカーはチームスポーツである。ラグビーのように15人がそれぞれの役割に徹してやっと試合に勝てるというように、やはりサッカーもそうなのである。一人ひとりにやるべき役割があり、相互の役割の補完や助け合いもある。

それが今の日本代表にはない。だから、いつも各駅停車のパスになる。あるいは、独りよがりのドリブル突破である。

それに対して、広島のほうが美しいパスワークがある。一番いいのは、GKから長短のパスを繋いで前線に送るというスタイルである。時々それに失敗して失点するが、基本哲学としては正しいのである。

頑張れ、サンフレッチェ広島。準決勝進出、おめでとうございます!


おまけ:
ところで、アフリカはフランスが支配してきた。私がエールフランスに乗ってフランス経由でブラジルに行ってはじめてわかったのは、南半球におけるフランスの存在感(プレゼンス)の大きさである。ラテン世界におけるフランスの営業支配はものすごいのだ。というわけで、実は黒人のアフリカ人の夢はフランスで活躍することである。だから、今回のマゼンベの監督もフランス人だった。ゆえに、アフリカ人は日本のJリーグなど眼中にはなかった。

ところが今回アフリカの英雄のマゼンベに広島が圧勝してしまった。それも最高にいい試合で勝ってしまった。おそらく、これはいまアフリカのサッカー界に衝撃を与えたはずだと俺は想像するわけだ。

つまり、このトヨタカップで、アフリカの黒人サッカー選手たちは、
「日本やるじゃん。日本へ行くのもいいんじゃね」
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と考えたはずなのである。かつてはエンボマだけだったが、今度はアフリカから怒涛のサッカー移民が来るかもしれませんナア。




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  by Kikidoblog | 2015-12-14 09:13 | サッカー&スポーツ

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