2011年 09月 26日 ( 3 )

 

HAARPに地震波か?:研究用35 何かの予兆あり!

みなさん、こんにちは。

さて、エレニンの直列の危険日には「9月26日」というものがあったことから、この前後は何かあるかもしれないなと見て、ずっと注意してHAARPモニターは毎日欠かさず見て来ているが、さきほど見た所、たった今ひょっとしたら非常に大きな地震電磁波かも知れない信号が出始めたようである。これからどれほど大きくなるのか、どういうパターンに落ち着くのか、今後を注目したい。

今の予兆的状況でも、今回のものは、日本アジアを通る大円の方角のものである特徴が出ている。だから、アジア方面のものである可能性が高い。そこそこの大きな地震が来る可能性がある。それぞれの方面の人は、要注意が必要である。

今の段階で見る限りはまだ250nT程度の振幅だからそれほででもないが、あまりに急激な立ち上がりのため、ちょっと注意する必要がありそうである。たいしたものでないことを祈るのみである。


宇宙天気ニュース
によれば、
2011/ 9/26 15:01 更新
太陽ではMクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風と磁気圏は穏やかです。

とあり、CMEが頻繁に地球に降り注ぐ中にある。さらに、今太陽活動が活発になりつつある。したがって、かなりの程度のオーロラ活動がはじまりつつある。下のインダクションメーターにはある程度のピンク色の領域が出ている。

Magnetometer Chain
青の垂直成分が大きく、赤黒の水平成分が小さいのが、地震電波の特徴。今回のものは、黒線はそれほど大きくはないが、青色成分かなり大きな振幅で揺れている。
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最近はこれには一カ所のデータしかないため、このデータから方角の特定はできない。

Induction Magnetometer
一番下の周波数ゼロの近く(水平軸上)にある「白く明るい」部分が地震電波の特徴。まあ、白色に近い部分。一方、深夜に垂直に立ち上がった、幅広くピンクから真っ赤に近い色の帯状の部分はオーロラ活動によるものである。これは特にBz成分に顕著。
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今回のスペクトルデータには、かなり大規模の地震電磁波が捉えられている。

Spectrum Monitor Waterfall Chart
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この滝チャートは、電離層の構造をMHz域の電磁波反射で調べているものだが、何層かの色のバンドに分かれているのが正常状態である。等間隔に色のついたバンドが並んでいる時間帯は、人工的な電磁波がどこかから電離層に向けて放射されていることを示している。


VHF Riometer
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(これでは、太陽活動の概日周期からどれだけ外れた異常活動があるかが分かる。)
Electron density
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Digisonde
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(電離層の電子密度がわかる。)


一方、カナダの地磁気モニター群
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には以下のような波形が出ている。
Geomagnetism: Summary Plot from Canadian Magnetic Observatories
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このカナダモニターには、17日のUT9~11時、UT13~15時、そしてUT16時にかなり大きな地震電磁波(500nT)が観測されている。これはアラスカガコナのHAARPモニターにも出ているようである。今後を注意しておく必要があるだろう。


参考:
アキラの地震予報
日本国内で個人的に磁力計を用いて地震予報を行っている。非常に予測率の高い優れた研究のようである。さて、ここからは次のような警告が出ているが、まだ大地震の警報は出ていない。
鹿屋圏内にM4.0~M5.0程度の地震発生合図が、沢山出ました。
九州地方中心に、南西諸島~中国・四国地方では、地震発生に、一週間程要注意です。
但し、火山活動が活発なため、その影響の可能性も有ります。(09/26 01:32発信)2011.

備えあれば憂いなし。
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  by kikidoblog | 2011-09-26 22:24 | HAARPモニター観察

謎の遺跡「ウィングメーカー」とは何か?6:ネルダ博士インタビュー

(つづき)

ウィングメーカーの3冊目の無料公開部分もメモしておこう。以下のものである。

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http://www.voice-inc.co.jp/documents/wm/book3free.html

第1章 ネルダ・インタビュー

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インタビュー4で、ネルダ博士は、
第二十四室の壁画の反対の壁に描かれている
七つの象形文字の集合体に言及している。
この象形文字は、ウイングメーカーの言語の解読に
関連しており、一種の手引書と言えるだろう。
上の画像は、実際のその象形文字の写真である。
色彩は霞んではいるが、象形文字の大半は
各室の壁画に見出すことができる

ネルダ博士のインタビュー3

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 これは、一九九七年の十二月三十日にネルダ博士とのセッションを私が記録したものです。ネルダ博士は、私との質疑応答を記録することを許可してくれました。これはそのセッションの記録です。この章は、私たちの対話をテープに録音することができた五回のインタビューの内のひとつです。私はインタビューが行われた通りに、正確にその記録を保存しました。編集は一切行っておりませんし、ネルダ博士が使用した単語や語法を正確に用いることに最善を尽くしました。
(これを読む前に、十二月二十七日と二十八日に行われたインタビューをお読みになることをおすすめします。)

訳注:インタビューが初めて公開された一九九八年当時は、科学者とジャーナリストの名前が現在のものとは異なっている。本文中の前の二つのインタビューとは、書籍「ウイングメーカー」の第二章に収録されているものが対応している。

サラ 今晩は、ネルダ博士。準備はよろしいでしょうか?
博士 ええ、あなたさえよければ始めましょう。
サラ この問題全体で受け容れがたいことのひとつは、タイムトラベルという概念が、極めて容易に開発できるテクノロジーのように常に見なされていることです。まあ『スタートレック』や、ほかの映画やテレビをいろいろ見てこのような印象を受けたのだと思いますが、それでも、博士が描写されるテクノロジーは非常に開発困難で、絶対成功しないように思えます。実際、本当にそんなに開発するのが難しいのでしょうか?

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博士 映画に描かれているタイムトラベルの方法は、複雑なテクノロジーを簡略化したものです。フィフティーンが定義するBSTという相互作用型のタイムトラベルは、すべてのテクノロジーの中で最も洗練されたものです。BSTは事実上、他のすべてのテクノロジーを生み出すことができる、テクノロジーの頂点です。つまり、BSTを創るということは、他のテクノロジーをすべて獲得できる近道、あるいは加速道路を創造していることになります。だからこそBSTの開発は、非常に困難なのです。
 SFはタイムトラベルの理解に関連する科学的前提の大半を破っています。とりわけBSTは、科学原則を極限まで洗練して応用したもので、単にSFには描写されていないだけです。その主たる原因は、読者が背後にある科学原則を理解したいと思うより、タイムトラベルの効果や物語<プロット>の方に気持ちがいってしまうからです。だから作家たちは、特にテレビや映画では、この究極のテクノロジーを取り巻く複雑な部分をとるに足りないもののように描いたんです

サラ しかし博士、「開発は可能か?」という私の質問には答えていただいていません。
博士 私の中には、ラビリンス・グループがBST開発を成功させるだろうということに、微塵も疑いはありません。問題は、それが人類にとって最高の長期的利益をもたらすのかどうかということです。
 私が離脱する直前の状況では、ラビリンス・グループはBSTの大規模なテストのための最初の実験を数週間前に始めたところでした。BSTのテストが成功するまで、あと四ヶ月から六ヶ月の問題であるという見通しが、長官レベルに広がっていました。

サラ では、成功への最大の障害は何でしょうか?
博士 簡単に申しますと、フィフティーンが規定した、例の水平時間のイベントに最も影響を与えない介入ポイントというのがありましたね。簡単に言えば、そのポイントをラビリンス・グループが定義できるのか、しかもそこにアクセスできるかどうかということです。これは、このテクノロジーの鎖全体にとって最も微妙な、しかし最も重要な要素です。

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サラ もっと素人でも理解できる言葉で説明していただけないでしょうか?
博士 このテクノロジーを開発するのは至難の業なのです。最良の介入点を定義し、そのポイントにアクセスし、しかもそれを探知されずにそこから戻るのですから。要するに、最小限の混乱で済むように、原因レベルで時間のつぎはぎをするということです。わずかなさざなみも立てないように、巨岩を池に投げ込むのと同じようなチャレンジです。

サラ なぜ、最小限の混乱に最大の関心があるのでしょうか? つまり、アニムスの場合、人類を全滅させようとしているのではないのですか? なぜそんなにも、アニムスの生活に気をつけなければならないのでしょう?
博士 まず第一に、アニムスは人類を全滅させるために来るのではありません。彼らは、地球という遺伝子図書館をコントロールするためにやって来るのです。完全に理解されてはいませんが、彼らの意図は動物や人類を殺すことではありません。目的は遺伝子操作の方にあり、遺伝子をどう修正すれば彼らの種族の肉体が霊的な意識の住処<すみか>になれるのかということに関係します。彼らは実験のために、人類のDNAに自由にアクセスしたいと思っているのです。それ以上に、私たちの知らない究極の目的がなければの話ですが、地球の植民地化を望んでいます。
 質問にお答えするなら、BST介入による最小限の影響についての懸念は、他者の利益と同様、我々自身の利益にも大いに向けられているのですよ。イベントが修正されるか変更される時、意図しない、全く予想できない結果が引き起こされる場合があるのです。たとえば、アニムスを私たちの銀河から首尾よくそらせたとします。しかしその過程で、彼らを無意識に別の惑星に送ってしまったとしましょう。この行為は、私たちの惑星に予想もしなかった結果をおよぼすかもしれないのです。

サラ 博士はカルマについて話されているのでしょうか?
博士 いえ。物理学と複雑系に内在する性質が関係しています。原因<コーザル>になるエネルギーは永久に消えることはありません。ただイベントからイベントへジャンプするだけです。場合によっては、イベントの形を決め、その一方ではイベント自身を創造します。原因のエネルギーは、宇宙で最も強力な力です。それが地球的規模で方向修正された時、予期できない無数の方向に跳ね返るのです。

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サラ では、それがBSTの欠点なのでしょうか? つまり、イベントを変更した結果が分からないということが? 博士は、アニムスを私たちの惑星からそらすことに成功したとしても、その何年か後に、私たちの惑星を壊滅させる別種のカタストロフィーの火の粉が降りかかってくるということですか?
博士 いえ。決してそのようなことは起こりません。方向修正されたエネルギー・システムは、方向修正された時点に跳ね返ってくるだけです。跳ね返り方が非常に複雑なので、反応の質を予測することは不可能でしょう。ある種の大変動を招くかもしれませんが、人類が罰せられるということではありません。あなたのおっしゃる意味がそういうことだとしたらですが。

サラ ええ、そういう意味で申し上げたんです。でも本当にカルマは存在するのでしょうか? 私たちがBSTを使ってアニムスを別の惑星に差し向けた場合、私たち自身がネガティブな反応に身をさらすことにはなりませんか?
博士 いえ、私たちが反応を受けることを意味します。その反応の本質が、原因のエネルギーとあまりにもかけ離れているために、誰もそれが方向修正に対する反応だと分からないのです。これが原因エネルギーの性質です。エネルギーは自身の力<フォース>と知性で跳ね返ります。ひとつのアクション——作用に対する単純なリアクション——反作用ではありません。

サラ 私は、カルマや物理学でさえ、すべての作用に対して同等で正反対の反作用があるものと思っていました。この原理はどうなってしまったのでしょう?
博士 それは健在ですよ。単に原因エネルギー・システムと垂直時間<ヴァーティカルタイム>の次元には適応できないだけです。

サラ わかりました。博士がBSTが成功すると考えていらっしゃる理由を探そうとさらに議論を重ねるのは、ご遠慮したいと思います。もうこの数分間の議論で十分ですから。
博士 それが私が離脱した大きな理由のひとつです。

サラ どういう意味でしょうか?
博士 原因のエネルギー・システムに関する不確定さの問題は、常にBSTの限界であり続けました。少なくとも理論上は。フィフティーンは、自分がこの問題を解決処理する方法を知っていると信じています。そもそも処理などできるのか、私には確信がありませんが。特にウイングメーカーを知り、彼らのアニムスに対する解決策を少し理解し始めた今となっては…。

サラ それについてすでに少しお話しされていたと思いますが、記憶を新たにしたいと思います。彼らの解決策とは一体何でしょう?
博士 私も断片的な情報しか知りません。だから、あまり確かなことはお話しできないと思うのです。

サラ では、情報のソースは?
博士 ある洞察が得られたRVセッションがありました。さらに、光ディスクから解読されたテキストの導入部でそれについて読みました。

サラ 文字通り消えてしまったテキストですか?
博士 ええ。しかし、私の記憶には完全なテキストが保存されています。

サラ 他には?
博士 ウイングメーカーの代表者と思える存在と、直接的なコミュニケーションがありました。

サラ どのように? いつですか?
博士 複雑な話になります。しかし、サマンサが…、彼女は私たちのプロジェクトのRV担当者だったのですが—— 彼女はウイングメーカーと徐々に強い結びつきを持つようになりました。不幸にも繁がりは非常に強かったので、フィフティーンには彼女にMRPを受けさせるしか選択肢はありませんでした。私はMRPの処置の直前に彼女と会いました。その時、突然彼女がセントラルレイスと思える存在をチャネリングし始めたのです。

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サラ そして博士はその三つのソースから、ウイングメーカーが自分たちの遺伝子図書館を守る方法についての、とびっきりのアイディアを得たと?
博士 そうです。

サラ そして、そのチャネリングされた存在は何と言ったのでしょう?
博士 彼らが最も強調したのは、私たちのテクノロジーが、私たちを裏切るだろうということでした。

サラ テクノロジーというのはBSTのことですか?
博士 そういう印象を受けましたね。

サラ 博士はサマンサを信じていらっしゃるのですね?
博士 全く疑っていません。彼女は本当に私たちの最高のRVであり、そしておそらく、ACIOが持ちえた最高の直感だったと思います。
サラ 博士がちょっと前におっしゃったことに戻りましょう。BSTとウイングメーカーの防衛上の解決策について、フィフティーンと意見が合わなかったからACIOを脱走したと考えてよろしいのでしょうか?
博士 ええ。それが主な要因でした。


いやー、面白い。いずれにしても、この「ウィングメーカー文明」は、非常にスピリチュアルな文明のようで、なんとなく女性受けしそうな感じの文明のように思える。絵柄からして、かつてのバシャールの「エササギ宇宙人」とどことなく相通じるものを感じるのである。

ところで、例のDNAの螺旋構造状に並んだ24のチェンバー(部屋)の問題だが、この24という数字は実に興味深いものがある。ネルダ博士は、古代シュメール語の23のアルファベットを基調に考えたが、その古代シュメール文明の鉄人ゼカリア・シッチン博士の言説では、古代シュメールの神々、つまり、ニビル星人は、人間のDNAを基にしてアルファベットを作ったと言っている。

そのことからすると、DNAから類推するという手もあるのかもしれない。そうすると、24という数字は、人間の染色体の数ということもあり得るだろう。人間の染色体には、基本に22本あり、性染色体のXとYの2本が加わると、ちょうど24本あることになるからである。(実際には、性染色体を例外として、それぞれ同じものが2本ずつ組みになっているから、2×22+2=46、計46本の染色体がある。つまり、最後の2本の性染色体は男がXY、女がXX。)

この24の染色体をテーマにそれぞれの染色体に乗っている遺伝子の特徴から、それぞれの染色体の基調となる主張を各章にして、人間の遺伝子を1つの本に例えた人がいた。それが、マット・リドレー博士である。この博士の「ゲノムが語る23の物語

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(ついでに付け加えておくと、「血液型で性格が決まる」というのは(遺伝学的に)本当だという根拠が書いているヨ。)

というものである。

不思議なことに、全部で24本あるのに、章としては23章になる理由は、性染色体を結局ひとかたまりにしてみるようになるからである。

どうやら、例の24のチャンバーにもなぜか同じようなことが起こっているようである。全部で24あるのに、結局最終的には23が重要だということになったようだからである。

はたして、24は染色体の数なのかどうか? 面白いところだろう。

さて、そこで、もしそのようなことがあったと仮定して(つまり妄想すると)、マット・リドレー博士の主張である、各染色体の色、というか特徴というか、その物語をここにメモしておこう。以下のものである。各染色体には特有の物語が込められているのである。

第01染色体 生命
第02染色体 種
第03染色体 歴史
第04染色体 運命
第05染色体 環境
第06染色体 知能
第07染色体 本能
第08染色体 利己心
第09染色体 病気
第10染色体 ストレス
第11染色体 性格
第12染色体 自己組織
第13染色体 先史時代
第14染色体 不滅
第15染色体 性
第16染色体 記憶
第17染色体 死
第18染色体 治療
第19染色体 予防
第20染色体 政治
第21染色体 優生学
第22染色体 自由意志
第23染色体(X染色体とY染色体) 闘争

(注:実際の本には、7と8の間に性染色体の章がきているが、ここでは最後にまわした。)

これと、各チャンバーにあったという壁画を見比べてみよう。

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なんとなく、そのそれぞれに固有のテーマが潜んでいるように見えるのではないだろうか? これと上の染色体の問題と関係があるかどうかは分からないが、そういった未知の対応などが発見されると実に面白いだろう。

西暦八百年に北アメリカに存在したという、今から750年先の未来人(つまり、彼らは2046年から2050年ほど過去に舞い戻ってしまったということらしいが)の謎の文明の「翼を創る人」たちのメッセージが解明される(実はもう解明されてしまったのだろうが)のかも知れないですナ。

こういうことを解明してくれる若者が登場することを期待しよう。君たちの時代だヨ。
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  by kikidoblog | 2011-09-26 12:50 | ウィングメーカー

謎の遺跡「ウィングメーカー」とは何か?5:天才言語学者ネルダ博士

みなさん、こんにちは。

いやー、ますます気に入った。「ウィングメーカー」の話は実に興味深い。そこで、無料公開されている他の2冊の部分もここにもメモしておこう。以下のものである。まずは2冊目から。

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http://www.voice-inc.co.jp/documents/wm/book2free.html

プロローグ ―― AD八二六年の試練

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 空をつかむようにそびえ立つ岩山に導かれ、空の旅人――トラベラーズ・オブ・スカイは夢のような霧に包まれた切り立った峡谷へと足を踏み入れた。彼女の部族の中でも、誰一人このような山の奥まで来た者はいなかった。
 彼女はチャコブサ族の出身だった。チャコブサ族の遺伝的起源はマヤにあり、その末裔は後世において北ニューメキシコのアナサジ・インディアンと呼ばれることとなる。その痩せた青銅のような肉体に刻まれた儀式のためのタトゥーは、彼女が"自己を知る者(セルフ・ノウワーズ)"のリーダーであることを示していた。
 セルフ・ノウワーズは、チャコブサ族の霊的な成長に意識を定め、死者の葬礼などの様々な儀式や瞑想の部屋であるキーヴァを生み出し、一族の起源と歴史や信仰の記録を担っていた。

 空の旅人は三十四歳だった。彼女はちょうど膝までの鹿の皮をなめした服を着ており、トルコ石のビーズがその襟口と袖を飾っていた。彼女の胸の上には、青紫のインクで描かれた彼女自身の右手がプリントされ、小さな白いビーズが散りばめられていた。それは彼女の名前である「空の旅人」にちなんだ星空を意味しているのだった。腰までまっすぐに伸びた黒髪は、兎の毛皮のヘッド・バンドで結ばれ、彼女の若々しい顔には、長老の偉大な智慧が宿る瞳が輝いていた。
 峡谷の深い影から、針のような岩山が屹立していた。それはまるで赤いインクに浸された不敵な指が、淡い青空の見えない星々を指し示しているかのようだった。その峡谷へ彼女は慎重に降りていった。それは前日から彼女の注意を引きつけていたのだ。

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 砂岩の赤い塔へ彼女が向かっているとき、一条の閃光が彼女を驚かせた。太陽はちょうど峡谷の尾根の頂点にあり、その光がわずか二十フィートほど離れた何かに反射して、彼女の注意を促したのだった。彼女は突然、自分が侵入者であるかのように感じた。身体は凍りつき、瞳はその輝く物体へと釘付けになった。人間の頭と同じくらいの大きさのものが、まるで忠実なガーディアンのように立った二本のこぶだらけのピニオンの木の間の松葉の中に半分埋まっていたのだ。
 最初、彼女は銀色の石だと思った。しかし近づくと、異様な模様が全体を覆っていることに気づいた。それは痩せた蛇のように物体の表面を覆い、熊の爪痕であるかのように刻まれていた。かがんで上から見ると、彼女がこれまで見たことがないような金と銀の色をしていた。彼女は光沢のある表面をまじまじと見つめた。実に不思議な物だ。彼女は、この物体が自然のものでも自分の一族のものでもないことを確信した。
 彼女はその異様な色に興味を惹かれ、魅了された。そして、それにどのように接すればよいのか、また、接するべきか否かを判断すべく、数分間その物体を見つめていた。もしもこれが超自然のものであるならば、部族の人々のため、正体を見極めることが彼女の仕事であった。仮にそれが脅威であった場合、責任を持って自分たちの土地から放逐しなければならない。先祖代々の土地を預かるシャーマンとして、過度なまでの好奇心は彼女の義務であった。
空の旅人は、清めるようにその手を物体の上にかざした。彼女の薄い唇はチャコブサ族のいにしえの詩を暗唱した。
「大いなる神秘の中、汝を我は知る。汝のもと、我は光栄に浴する」
 彼女の手は振動し、身体は電流の津波が流れ込んでいるかのように震え始めた。手はぐっと物体へと引き寄せられ、それが強力な磁石であるがごとく、その物体を無意識に握り締めていた。彼女の指は抑えがたい衝動の内に物体を握り締め、赤ん坊のようにそれを胸の中へと抱き寄せた。物体を抱きながら、彼女の全身は抑えることのできない振動に包まれていた。

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 彼女が知っていたすべて、経験から得たものすべてが浄化された。彼女の心は袋から解き放たれた蝶のように"空(くう)"となり、完全に過去と未来から自由になったことを感じていた。ただ、そこには「今」という巨大な瞬間があるだけだ。彼女はその物体を胸に当てたまま、自分が何をしているのかを完全に忘我し、数分が過ぎていった。

 しばらくすると、自分の手に持っている物の重さが戻ってきた。それは重く、小ぶりな形にもかかわらず、幼な子ぐらいの重さがあった。
 やっとの思いで、彼女はそれを地面の上に置いた。置かれた物体はほとんど分からないくらいかすかに振動し始めた。物体の輪郭線は、振動でぼやけ始め、空の旅人は見ているものが信じられずに目をこすった。彼女の顔には混乱と怖れの兆しが入り混じっていたが、動くことはできなかった。それからすべてが夢のようになり、彼女は霞の中へと吸い込まれていくのを感じた。先祖の大いなる神秘の中へと。
 峡谷の光は揺らめいて、催眠に落ちた踊り子の明確なリズムの中で脈打っていた。彼女の前には、奇妙な風貌であるが、均整の取れた顔立ちの三人の長身の男たちが立っていた。彼らの瞳は穏やかで、青や緑やバイオレットにその色を変化させながら輝き、真っ白な"顎鬚(あごひげ)"が胸に垂れていた。男たちは奇妙に透き通ったエメラルド色のローブをまとい、彼女の前に荘厳な樹木のように立っていた。彼女は全く怖れを感じなかった。取るべき行為はひとつしかないことを知っていたからだ。それは降伏だった。
 中央に立っていた人物が彼女に語りかけた。
「我々は今あなたが思っているように、あなたの過去であるだけではない。あなたの未来でもある」 彼女は理解したことを示すためうなずこうとしたが、肉体はここにはなく、急速に忘れ去られてゆく別の世界にあった。
 彼の言葉が聞こえたように感じたのだが、彼女は彼の唇が動いていなかったことに気づいていた。
 彼は彼女の心に直接語りかけていたのだ。そして、彼はよそ者が知る"術(すべ)"もない、完璧なチャコブサ語を話していた。

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「あなたは選ばれた。時は来たれり。炎の輝きから瞳を上げ、自らの影を創り出す時が来たのだ。あなたはこの世界への我々の使者である。あなたは空の旅人であり、我々はあなたの翼を創る者である。我々は伝えられてきたものをあなたと共に問い直し、真実となったものを鍛え直す。我々は常に、これまで我々であったもの、これから我々であるものを守ってゆくのだ」

 彼女は見守るだけだった。彼ら翼を創る者たちへの尊敬の念が、安らかに彼女の心を満たしていた。
 彼女の目の前の生き物は、その存在だけで彼女を引きつけた。彼女の敬意は、無限の秘密の貯水池の堰が切れたごとく流れ出していた。
「他のものより、より神聖なものはない」
 その存在は言った。
「ファースト・ソース、偉大な神秘への道はない。すべての存在は、今まさにこの瞬間、ファースト・ソースと共にある!」
はるか彼方のどこからか、彼女の意思が問い返すのを感じた。
「あなたは誰?」
彼女の心の中で、フレーズが形作られた。
「私は光の種族から来た。あなたと同じように。肉体だけが我々の違いだ。それ以外のすべては、永遠の透明な光の中に存在している。あなたは自分が何者であり、なぜここにいるのかを忘れてこの惑星に来た。今、あなたはそれを思い出す。あなたは自らの同意のもとに、これから我々を助けてゆくだろう。あなたは今、自分が存在する理由に目覚めるのだ」
 彼女の頭上で千対の姿なき翼が羽ばたくような音がして光の螺旋が空から降りてきた。その光の中に、彼女があの物体に見たものと似た形体が、捻れ、融合し、分裂していた。知性を持った線、"光の言語(ランゲージ・オブ・ライト)"である。
 光はゆっくりと彼女の中へと入っていった。彼女はエネルギーが高まってゆくのを感じた。その波動は微妙ではあるが深く、彼女は彫刻家のたがねのように肉体という鞘から抜け出るのを感じた。苦しみはなかった。克服すべき障害はなかった。そして、彼女はそれを見た。

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 イメージの"不協和音(ざわめき)"が彼女の中で解き放たれ、彼女の未来が表れた。彼女は彼らの内の一人——その物体の創造者——だった。彼女はチャコブサ族ではなく、それは彼女が被っていた仮面に過ぎなかった。彼女は、本当は星からやってきた者だった。その光が全く地球に届くことのない、はるか彼方の場所から来たのだ。
 意識が戻ったとき、そのヴィジョンは急速に消えていった。あたかも未来のイメージが彼女の"精神(マインド)"の網をすり抜けてしまったかのように。自分が守護者であると知って、彼女はその物体を拾い上げ、優しく撫でた。まだ発見される準備ができていない何かに、この物体が導いてくれることを彼女は知っていた。そして、その時がやがて来ることも。彼女が別の仮面——赤い髪と奇妙な白い肌の女性という仮面——を身につける時のことを。それが過ぎ去った最後のイメージだった。

イントロダクション

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 一九四〇年、数機の墜落UFOが無傷のまま回収された。その事態を受け、地球外の宇宙船のテクノロジーの入手と保護、分析を行うため、トップ・シークレットであるガバメント・サービス・スペシャル・プロジェクト・ラボラトリー(政府特別プロジェクト研究所)の内部に、新たな組織を設立するための政府特別予算が認可された。その組織は、アメリカ政府のすべての研究所の中で、最も秘密の存在であるといういかがわしい名誉が与えられていた。
 カリフォルニアのパームスプリングス近隣の高地砂漠に位置し、強固な城砦と化したその秘密の施設には、事前の保全許可認定審査(セキュリティ・クリアランス)を受けた政府の研究所の一流の科学者たちが収容されていた。
「ET緊急事態(インペラクティブ)」と一九五〇年代に呼ばれたものは、アメリカ政府、ひいては惑星全体の安全保障に関わる重大な問題であると見なされた。ACIOは回収されたエイリアンのテクノロジーを分析し、それがどのような物であれ、戦争と諜報活動を支配するために、ミサイル技術や誘導システム、レーダー、戦闘機、偵察、コミュニケーション・システムに応用しているのではないかとの嫌疑が向けられていた。

 一九五〇年代半ばには、数機の地球外の宇宙船が、内部にエイリアンが生きている状態で回収された。この重大事件は、アメリカ合衆国だけではなく、ソビエト連邦や南アフリカでも起こっていた。ボリビアでのそのような事件の一つにおいて、才知溢れる電子工学の専門家であったパウロ・ネルダは、墜落したUFOからあるナビゲーション装置を取り外した。そしてその装置をACIOへ返すこと、および自分の才能を持って奉仕することを交換条件に、ACIOへの加入交渉に成功したのである。

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 パウロ・ネルダと、彼の四歳の息子であるジャミッソンは一九五五年にアメリカ合衆国市民になった。息子のジャミッソンは、父の死の直後、ACIOに加入し、言語学と暗号化技術、そして暗号解読のテクノロジーの第一人者となった。
 若きネルダは言語の天才であった。コンピュータであろうが、エイリアンであろうが、人間であろうが、相手は問題ではない。彼の才能は、宇宙人たちとの交流において、ACIOに不可欠なものと見なされていた。
 一九五〇年代における生きたエイリアンの回収は、ACIOに新たなアジェンダを生み出した。テクノロジー・トランスファー・プログラム(TTP:技術転送プログラム)は、ゼータ・レチクルとコルテウムという二つの別個の宇宙人から生じたものである。そのET種族の選り抜きのテクノロジーが、様々なサービスとの交換条件のもとにACIOに提供され、その恩恵はアメリカ政府や他国の政府によって普及されていった。
 ACIOは、ゼータとコルテウムと共に開発したTTPから生まれたテクノロジーの倉庫であり、情報処理センターだった。ACIOのアジェンダは、そういったテクノロジーを非軍事用の有用なテクノロジーに転換する方向に拡大され、民間と公共の両方のセクターで展開された。集積回路やレーザーのような、その時代以前にはなかったテクノロジーは、ゼータ、コルテウムとACIOのTTPの結果の一部であった。

なるほど、なるほど、例の天才言語学者とは、ジャミッソン・ネルダという博士だったわけか。このネルダ博士が、シュメール語を基にして24のチャンバーの絵と対応させ、謎の光ディスクのアクセスキーを解き明かしたというわけですナ。天才、恐るべし。

ぜひこの続きを読んでみたいものである。アマゾンでつい買ってしまったヨ。

(つづく)
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  by kikidoblog | 2011-09-26 12:10 | ウィングメーカー

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