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バックミンスター・フラーの「シナジェティクス」

「我々は4次元的に生きている」
––バックミンスター・フラー

みなさん、こんにちは。

今日はバックミンスター・フラーのもっとも深い哲学的アイデアに関する対談を紹介しよう。彼が亡くなる10年ほど前の、1974年、73歳の頃に行われた1時間ほどのプログラムである。この対談で実際にフラーと話したのはハロルド・ハドソン・チャンナー (Harold Hudson Channer)博士だが、このチャンナー 博士自身が2年ほど前にYouTubeに投稿したものである。

バックミンスター・フラーの世界ゲーム、シナジー、予測


チャンナー博士の最初の解説によれば、タイトルにある"anticapatory"は"anticipatory"のミスタイプのようである。35年前の講演だから、フラーもチャンナー博士もともに若い。

さらに最近YouTubeでみた講演の中では傑出している、知的で教育的な講演を見つけたのでそれも紹介しておこう。

バックミンスター・フラーの地質学的図形


マイケル・ヘイズ教授の講演(Michael K. Hayes talk)2008年10月29日。約1時間。
この講演のマイケル・ヘイズ教授は、ハーバード大学建築学部の建築学理論のEliot Noyes Professor である。「バックミンスター・フラー建築の神髄」について現代建築学理論の立場から歴史的に解説している。非常にすばらしい講演である。

ヘイズ教授は、最初にフラーの「テンセグリティー構造」、「ジオデシックドーム」、「ジオスコープ」などを紹介する。彼はこういったフラー建築のすべての模型を”現代技術で再現”したようである。3次元プリンターで作ったというものもある。

次に、彼はフラーの「4D」、「ダイマキシオン」を詳細に議論している。ここに、私が先に紹介した「ダイマキシオンハウス(Buckminster Fuller's Dymaxion House)」や「ダイマキシオンカー(Dymaxion Automobile - Buckminster Fuller)」も紹介されている。ヘイズ博士によれば、フラーの英語は「ニューイングランドなまり」のためにかなり分かりにくいという話である。

最後に、彼はフラーの「テンセグリティー」、「ダイマキシオンハウス」などを説明する。この中に非常に昔の興味深い映像が出てくる。

いずれにせよ、現代のアメリカの建築学者たちが「バックミンスター・フラー哲学」の神髄、すなわち「シナジェティクス」を本気で研究し、再評価している姿は実にすばらしいと思う。20世紀最大のアメリカの建築家であったバックミンスター・フラーの仕事をその学生であった人々、弟子、同僚などがみんなで絶やすことなく勉強するというのはすばらしい「アメリカの伝統」と言えるだろう。

  by Kikidoblog | 2009-04-22 18:51 | フラー

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