エリック・ライスウェイテ教授の「ジャイロスコープ反重力」
みなさんは、ゴールデンウィークをいかがお過ごしだっただろうか? きっとすばらしい時を過ごされたに違いない。
さて、私はこの間、かつてのナチス・ドイツが発見したという「回転物体」による反重力装置の研究とまったく同じ原理を独自に発見したとされるEric Laithwaite(エリック・ライスウェイテ)教授の研究のYouTube番組を見ていた。この研究は「矢追純一UFOスペシャル part 3/15」にも紹介されているものと全く同じである。今回は、これを紹介しよう。以下のものである。
Eric Laithwaite--Heretic-Gyroscope-Gyroscopic Motion
この映像の中には、非常に重い物体(内部には回転できるジャイロが仕込まれている)が、回転していない場合には持ち上げることも難しいが、内部のジャイロを高速回転させると、見事に片手でも持ち上げることが出来るという場面が登場する。これは驚くべきシーンである。
ライスウェイテ教授は「この「ジャイロ効果」に反重力効果があるのではないか」と終生回転体の反重力研究に没頭したという工学者である。彼はニュートンの法則にはなにがしかの制限がつくべきだと考えていた。要するに、重量のあるコマがなぜ倒れないのか、真横になったジャイロがなぜ落ちないのか、こういう現象には何か未知の原因があるはずだ、というのがライスウェイテ教授の考え方である。なぜなら物体が回転していなければそのまま倒れたり落ちたりしてニュートンの法則に従うが、回転したとたんにニュートンの法則に従わないように見えるからだ。
ところで、日本の物理学者の戸田盛和博士の「コマの科学」という名著にもこのジャイロ効果やジャイロの問題が詳細にかつ分かりやすく議論されている。戸田盛和博士の場合には、反重力研究というよりはむしろ「おもちゃの科学」の側面からコマの問題を論じている。
戸田盛和博士の言葉で言えば、コマの「みそすり運動」が止まればコマは倒れるということになる。なぜ回転するコマが倒れないかと言えば、回転コマを倒そうとする力(トルク)を回転する剛体部が「みそすり運動」することによる円運動の遠心力でキャンセルするからである。したがって、ライスウェイテ教授のいう「反重力効果」は「みそすり運動」によって生まれることになる。
では、非常に重い回転体をこれまた信じられない早さで回転させ、さらに高速に「みそすり運動」させることができれば、この回転装置全体の重力を打ち消すほどにすることができないか? すなわち古典力学的装置でも「反重力装置」が作り出せるのではないのか? これがエリック・ライスウェイテ教授の発想であった。上の矢追純一特集にあるナチスの「空飛ぶ円盤」の研究の初期のものはこれをすでに実現したものと考えられるだろう。
はたして古典力学的装置だけで反重力装置を生み出すことは可能なのだろうか? この辺は今後の研究に待つ他はない。
ところで、エリック・ライスウェイテ教授の1974年のファラデー講演のもようは以下のものにある。
The Eric Laithwaite's 1974 Lecture
YouTube版
gyroscope ufo propulsion ?
gyroscope ufo propulsion ? part2
最後に、このエリック・ライスウェイテ教授は「磁気浮揚システム(MagLev)」や「リニアモーターカー」の発明者であることもここに紹介しておこう。
by Kikidoblog | 2009-05-07 12:39 | 反重力・UFO