エコノミックヒットマン:ジョン・パーキンスが語る、世界の現実!
昨日見た飛鳥昭雄さんのインタビューは実に興味深かったが、最近つむじ風さんのブログに取り上げられた「エコノミック・ヒットマン」
というインタビューも実に興味深い。そこで、ここに紹介しておこう。
エコノミック・ヒットマンが語るアメリカ帝国の秘史 前編
エコノミック・ヒットマンが語るアメリカ帝国の秘史 後編
こんな番組などで次第に島国で脳天気で平和ぼけの日本人にも海外の国際政治の本当の姿というものが明らかになるに違いない。ちなみに、この番組のインタビュアーの女性は、「ショックドクトリン」
のナオミ・キャンベルさんのインタビューを行った女性である。
この番組で一番大事な点は、80年代に始まり世界中を席巻した「グローバリゼーション」、「小さな政府」、「民営化」の結果、実はそれ以前は公共事業の一種としておこなってきた、CIAの極秘スパイ活動や戦争地帯の保安活動を民間企業が請負うように変わったということである。
ウィリアム・ミルトン・クーパーがかつて、アメリカ最大のスパイ工作活動組織は、NSC(National Security Council)から誕生したNSA(National Security Agency)というものであると暴露したが、これが本当に存在するのかどうかはクーパーの時代にはだれも信じなかった。しかし、ダスティン・ホフマン似のジョン・パーキンスはそこにスカウトされたと証言している。したがって、今現在現実に存在する組織である。
ついでに加えれば、これは残念ながらアメリカ政府下の組織ではない。世界中でつながったイルミナティーが所有する諜報活動組織である。飛鳥昭雄さんはアメリカが強大な軍事力を持っているように思っているが、それは事実ではなく、アメリカを所有するイルミナティーが持っている軍事力を意味している。アメリカ政府には金がないが、巨大資本である民間企業のオーナーたちには莫大な金がある。その彼らが実質上は「陰の米政府」(Major-12=MJ-12)、「陰の世界政府」(Bilderberg)として世界統一(ワンワールド)政府を作るために動いているのである。ここを見誤ってはならない。
こういう巨大スパイ工作組織は、80年代以前は国が予算をつけて行っていたが、今では「軍産複合体」という形で、一民間企業の形で存在し、民間人を装って工作を行うという時代に変わったということをこのジョン-パーキンス氏が主張しているのである。特に俗にいう「国際コンサルティング会社」というのがもっとも怪しいということになる。
かつて日本でもそういう「国際コンサルティング会社」の走りとして1980年代に「マッキンゼー日本支社」という肩書きで大前研一氏が登場して来たが、実はこれこそ「エコノミック・ヒットマン」の走りであったのである。言い換えれば、大前研一氏は日本人「エコノミック・ヒットマン」であったのである。
それゆえ、「平成維新」、「平成維新の会」などを作って日本社会を欧米の言いなりの世界観へ洗脳・誘導したというわけである。若かりし私も当時はそのまま誘導されてしまった阿呆の1人である。だから、その後大前研一氏はアメリカで大学教授職がプレゼントされ、今も同様のおいしい話で日本人を釣っているというわけである。しかし、大前研一氏のおかげが、今現在の哀しき日本の姿であろう。大前研一氏の日本への(負の)貢献を研究する研究者が誕生する事を私は願っている。
もう一つの大事な点は、「エコノミック・ヒットマン」はヒットマン(暗殺者)という名前がつく割にはまだ平和的であくまで経済的なヒットマンにすぎない。しかし、このエコノミック・ヒットマンが打ち損じたターゲットには、今度は本当のヒットマングループがやってくるという。
これが「ジャッカル」という暗号名の組織であるというのだ。このグループは、企業人、民間人、ラグビーチーム、サッカーチームなどあらゆる形態を装って侵入して、目的を果たす、いわゆる「ミッション・インポッシブル」の組織だというのである。この組織はターゲットとなった人物を飛行機事故などを装って暗殺する。
80年代以前には、CIAが国家公務員としてそういうダーティージョブを行い、政府転覆、暗殺を行ってきたが、アメリカの法律が変わって政府がそういうことを行ってはならないということになってからは、それを民間企業に行わせるようになったということのようである。チェイニーの会社もそういう1つである。こういうものが無数に存在し、世界中で暗躍しているのである。
かつて日本でも日本の総合商社の社員が、世界中に事務所を開いて、情報機関のない日本政府に代わってそういうスパイ活動を行っていたが、実は最近のアメリカはその日本から学んで日本流の民間諜報活動や暗殺活動を行っているという図式である。
デービッド・アイクがいうように、世界のトップにいる人々はかなり特殊な遺伝子を受け継いでいるために、いわゆる「感情移入(エンパシー)」や「同情心(シンパシー)」のかけらもないらしい。だから、この「エコノミック・ヒットマン」ジョン・パーキンスのような人は途上国の人間に対する同情心は持たない。現地人を利用し尽くして滅ぼしてしまっても何の罪意識を感じないというタイプの人間(ほんとに人間かどうか疑わしいが)である。まあ、そういう人々が日本人の著名人や政治家やリッチマンが尊敬して止まない欧米のセレブたちである。
ほんとどこか平和な星でのんびりと科学研究したいものである。
by Kikidoblog | 2009-12-18 11:51 | コンスピラシー