ネアンデルタール人の”謎”:ますます混迷を深める
今回は、また違った話題をメモしておこう。いわゆる「ネアンデルタール人」なる、謎の種族の話である。
ネアンデルタール人についてはときどき興味深い証拠が現れる。6年ほど前の2004年に、当時日本にブログシステムが出来て間もない頃の昔の私のブログに以下のものを書いていた。
そして、その2年後には次のようなものを書いていた。
これに関連して、今日の新聞に以下の記事があったので、ここにメモしておこう。
絶滅したネアンデルタール人、現生人類と交雑
「ネアンデルタール人はこれまで、現生人類(ホモ・サピエンス)との生存競争に敗れ絶滅に追い込まれたと考えられてきたが、実際には現生人類と交流し、その遺伝子は現生人類に受け継がれていたことになる。アフリカ以外の地域の現代人のゲノム(全遺伝情報)のうち1~4%がネアンデルタール人に由来するという。
独マックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボ教授らは、現在のクロアチアで3万8000年以上前に生きていたネアンデルタール人女性3人らの化石から、骨粉400ミリ・グラムを採取した。死後に侵入した細菌などのDNAをより分け、現代人のDNAが紛れ込まないよう注意しながら、4年がかりでネアンデルタール人のゲノム配列の6割を再現した。
これを世界各地の現代人5人のゲノムと比較したところ、欧州やアジア人の方が、アフリカ人よりわずかにネアンデルタール人との共通部分が多かった。現生人類が故郷のアフリカを出て間もない10万~5万年前、中東などの地域で先住民のネアンデルタール人と出会って交雑し、その後に現生人類が世界中に進出したため、アフリカ以外の各地でネアンデルタール人の遺伝子が検出されたと、研究チームは推定している。」
ところで、この問題、すなわち人類創世の問題に関していつも無視できないのは、ゼカリア・シッチン博士の惑星ニビルの異星人による地球人(アダム)創世の物語である。上の記事にあるような普通の考古学者の(地球自然)進化論的な人類創世の物語で30−40万年前に東アフリカで人類の始祖が誕生したという証拠に対して、その時に初めて惑星ニビルの神々が地球に降り立ち、金鉱掘削の重労働に耐えかねて人類創世に着手したという、シュメール文明の神話による解釈である。
今回の記事によると、旧人と呼ばれるネアンデルタール人の方が色白で彫りが深く、どちらかといえば西洋人型であり、新人と呼ばれるクロマニヨン人の方が黒人のような風貌に近いものと解釈しているようである。私の理解では、これはこれまでの理解の仕方とは逆であるように思う。これまでは、旧人のネアンデルタール人の方が黒人やアジア人的であり、新人のクロマニヨン人の方が色白長身で西洋人型と見なしていたように思う。
いつからこの観点が逆転したのか知らないが、興味深い視点の変遷である。こうなると、どっちが旧人でどっちが新人かと言う区分はもはや意味がないのかもしれない。
今後の進展を期待したいところだが、これらとまったく別の系統である、巨人族や小人族のヒューマノイドの骨格からも遺伝子を集めて早急に解析してもらいたいものである。
by Kikidoblog | 2010-05-07 11:38 | ミステリー