ケビン・コスナーの「フィールド・オブ・オイルスピル」:「原油回収技術」を語る!
今日は非常に興味深い石油技術のことをメモしておこう。
原油回収にケビン・コスナー氏が一役 分離装置を受注
映画俳優やスポーツマンが科学研究助成するというのはけっして珍しいことではない。日本では、アントニオ猪木さん

がかなり以前からサトウキビからアルコール燃料を取る研究に援助してきたことはよく知られている。
アメリカでは、ハリウッドの有名スターであるマイケル・フォックスさん

が、パーキンソン病撲滅のためにパーキンソン病専門の研究財団The Michael J. Fox Foundation for Parkinson's Researchを立ち上げ運営しているのが有名である。自分自身が若年性パーキンソン病にかかったために、なんとかしてそれを撲滅したいと考えてのことである。
今回のニュースは、ハリウッドのもう一人の有名俳優である、映画「フィールド・オブ・ドリームズ」(とうもろこし畑を野球場に変え自分の野球の夢を追いかけた男の物語。)

で有名な、ケビン・コスナーさん

が、科学者である兄弟の研究を助成して来て、その科学技術が今回のメキシコ湾の石油流出事故のために海洋を流れている原油を回収する上で極めて役立つだろうというものである。。
Kevin Costner's Oil Spill Solution
(コスナーさんは「とうもろこし畑で(この科学技術を発展させろという)声が聞こえた」とジョークを飛ばしている。)
ケビン・コスナーさんの支援して来た科学技術とは、遠心分離機の原理を使い、水と混合した原油を1分間に200ガロンのスピードで、水99%、石油99%の純度で分離できるというものである。簡単に言えば、巨大なダイソンの掃除機のようなものである。掃除機の場合は渦巻き状の流れでゴミと空気に遠心分離するように、原油を吸い取り中の回転部で水と原油に遠心分離し吐き出すという装置である。これは比較的簡単な技術だが、だれもそれを実現して来なかったのが不思議だとコスナーさんは言っている。
こういうものはどんどん使用して少しでも原油回収すべきだろう。
by Kikidoblog | 2010-06-16 15:00 | 人物