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飛行機雲と地球温暖化の関係とは?:ケムトレイルが地球を暖める!

みなさん、こんにちは。

さて、昨日に続き、「ケムトレイル」の意外な側面(どうやらこれはこれまであまり知られていない)についてメモしておこう。結論から言えば、一般に「ケムトレイルは太陽光を遮蔽して地上を冷やすために行われている」と考えられているが、どうやら実際にはその真逆で、「ケムトレイルのせいで夜中の熱が大気から宇宙に放出されず地球温暖化の直接の原因となっている」というものである。

昨日、衛星写真として地上を覆う飛行機雲の写真
飛行機雲と地球温暖化の関係とは?:ケムトレイルが地球を暖める!_e0171614_1710350.jpg

を探していたが、偶然非常に興味深い内容の書かれた、以下のサイトを見つけた。
DIARY
これは、ある人物の2004年頃の日記らしい。

この中の2004年7月27日の日記があるが、ここに非常に興味深く意味深な内容を持つ、科学論文が紹介されていたのである。そこにはこう書かれている。

”7月27日 2004

飛行機雲

青い空にスーッとのびる飛行機雲は、見ていてなんだか気持ちのいいものであったが、意外な一面があるようだ。



航空機エンジンの排気は熱く、湿気を含んでいる。排気中に含まれる水蒸気の大部分は、航空燃料の水素が燃焼してできたものだ。排気が冷め、周囲の空気と混ざるまで多少の時間がかかるため、通常は飛行機の後方に50~100メートルのすきまが空き、それから飛行機雲が出現する。大きな飛行機雲は、巡航高度の大気の湿度が十分高く、気温が十分に低い(摂氏マイナス65度から40度)という2つの条件が重なった場合にのみ形成されるそうだ。



ジェット機が通った道筋にできるあの白く細長い飛行機雲は、雲提を形成し、大気の熱収支を大きく変化させるのではないか? 長い間、科学者たちはそう推測していた。もしそうなら、飛行機雲は、気象の形成に重要な役割を果たしているのではないか。



しかし、飛行機雲と気象の関係を調べるのは至難の業だった。たとえば北米大陸の上空を航空機が一切飛行できないようにし、航空機が飛んでいるときと飛んでいないときのデータを取ることなど、できないからだ。



ところが2001年9月11日(米国時間)からの3日間、気象学者たちに調査のチャンスが巡ってきた。航空機を使ったテロが発生した事態を受け、米連邦航空局(FAA)が米国中の民間航空機に飛行禁止を命じたのだ。



そして、民間機が飛ばなかった3日間、米国の気象が明らかに異なっていたことがはっきりした。研究結果によると、この3日間は、航空機が通常どおり飛行しているときに比べて、米国の気温の変動幅が摂氏1.2度大きくなったという。つまり、航空機の飛行が昼夜の気温差を縮めるということだ。航空機の飛行が多いほど、真昼と真夜中の気象的な差は小さくなることを示唆している。



米航空宇宙局(NASA)ラングレー研究所のミニス氏は、昨年9月12日に中部大西洋岸諸州の上空を漂っていた1本の飛行機雲の、複数の衛星写真を研究した。3日間の飛行禁止措置によってミニス氏は、いつもなら数え切れないほどの飛行機雲があふれる空で、1本1本の飛行機雲がそれぞれどう変化していくかを見るまたとない機会に恵まれた。ミニス氏が目にしたのは、それぞれ航空機の両翼の幅ほどしかない6本の飛行機雲が、数時間で2万平方キロメートルにもおよぶ雲提に育っていく様子だった。



米航空宇宙局(NASA)の最新調査は、民間ジェット機のエンジン排気によって形成される、人工的な巻雲(けんうん)、つまり飛行機雲が、米国で観測された地上の気温上昇の要因かもしれないと報告している。データは、米国上空を覆う巻雲(写真)の面積が10年に1%の割合で増加してきたことを示している。巻雲増加の原因は民間航空便だった可能性が高いという。自然のものであれ、人工のものであれ、巻雲(絹雲、すじ雲とも言う)は気候学的に重要な役割を果たしている。地球表面から発せられる赤外線放射を反射することで、熱を宇宙に逃がさず、大気中にとどめておく働きをするのだ。

今回の研究は、『気候ジャーナル』誌の4月15日号に掲載された。論文によると、ジェットエンジンの航跡雲が形成した巻雲は、大気下層の温度を、10年に0.2~0.3℃の割合で上昇させたという。この結果は、地表と大気下層の温度が1975~94年の期間、10年に0.27℃の割合で上昇したという米気象庁のデータと重なる。



あの飛行機雲が、そんなに大きな影響を及ぼすものである可能性があったなんて驚きである。いままで、僕は、前線の境目を飛行機が飛んで、湿気の多い空気をかき回して飛行機雲が出来ると思っていたが、とんだおかど違いだったようだ。”


この中のミニス氏の論文というのが、問題の非常に重要な科学論文である。以下のものである。これは無料で読める。
Contrails, Cirrus Trends, and Climate (飛行機雲、巻雲と気候)

おそらく、2004年にミニス博士がアメリカの空で見たことは、今現在我々が毎日のように日本の空で見ている状況と同じものだろう。この状況が実は、太陽光を遮蔽して冷夏にするのではなく、放射冷却を阻害して暑くすることにも繋がるというのである。

「ジェットエンジンの航跡雲が形成した巻雲は、大気下層の温度を、10年に0.2~0.3℃の割合で上昇させたという。この結果は、地表と大気下層の温度が1975~94年の期間、10年に0.27℃の割合で上昇したという米気象庁のデータと重なる。」
という指摘は実に驚くべきことである。

もしこれが事実であるとすれば、「地球温暖化はCO2のせい」と考えられて来ているが(もちろん、このブログを読むような人々はすでにそれは嘘っぱちだったと知っているだろうが)、むしろ「地球温暖化は飛行機雲のせいだ」という可能性もあるということである。それほどまでに最近の飛行機雲やケムトレイルの量は多すぎるのである。

  by Kikidoblog | 2010-07-03 10:31 | 地球温暖化詐欺

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