HAARPに地震波か?
ここしばらくHAARPのモニター群にかなり人工的な電磁波が観測されてたから、何かを計画しているナ、と静かに見守って来たが、今日HAARPモニターを見ると、かなり大きな地震電磁波をとらえていた。
宇宙天気ニュース
によれば、
2010/10/10 13:57 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
とあり、今の時期は太陽風は特に問題ないようである。
Magnetometer Chain
青の垂直成分が大きく、赤黒の水平成分が小さいのが、地震電波の特徴。今回のものは、かなり大きな振幅で揺れている。


Induction Magnetometer
一番下の周波数ゼロの近く(水平軸上)にある「白く明るい」部分が地震電波の特徴。まあ、白色に近い部分。一方、深夜に垂直に立ち上がった、幅広くピンクから真っ赤に近い色の帯状の部分はオーロラ活動によるものである。これは特にBz成分に顕著。






今回のBz, Bx成分のスペクトルデータには、かなり人工的な周波数と見られる「はしご状」の周波数分布が見えている。
これらは周波数が特定の周波数の整数倍になっているため、明らかに人工的なものである。フーリエ変換によれば、この周波数fの逆数1/fが人工的に送っている電磁波の周期Tということになる。目測では、0.2ヘルツ〜0.5ヘルツくらいだから、2秒から5秒程度の周期の電磁パルスを空に放出しているということになる。
Spectrum Monitor Waterfall Chart


電磁パルスが空に届くと、今度はその電磁波が電離層で反射し、メガヘルツの電磁波に変わる。それがこのモニターに出ている「はしご状」のパルスである。これは、今度は3.5メガヘルツ程度の周波数の整数倍になっている。これは、この逆数の周期の電波ということになるから、0.3マイクロ秒程度の短い周期の電磁波ということになる。いずれにせよ、明らかに「人工的」な電磁波である。
VHF Riometer

Electron density

(このグラフにも磁気メーターの地震電磁波が現れたのと同じ時間帯に電離層の電子密度の大きな変動が見られる。この事から、大気中にラドンイオンが放出され、それが電離層へ到達し電離層の電子と再結合し、電子密度が減ったと考えられる。それゆえ、ラドンイオンと電子の再結合の際に発せられる発光現象が観測できるはずである。虹や夕焼けのような赤い空が観測されるはずである。)
Digisonde

あとは、場所を特定する技術だけできれば、どんぴしゃりで震源地を予想できるはずなのだが。いまのところ、観測所の数が少なすぎる。
参考:
「アキラの地震予報」
日本国内で個人的に磁力計を用いて地震予報を行っている。非常に予測率の高い優れた研究のようである。
さて、まだここからは特に警告は出ていないようだが、今回のものは、4地点の振幅が同程度に揺らいでいることから、アラスカのモニター群の配置からすると、その4つの地点に直交している地方が危ういということになるだろう。この方向は地球を球面と見た場合に、日本とアラスカのガコナとフロリダ、そして南米を通る大円の方向ということになる。

ガコナに対して、日本側か南米側のどちらから来たものかは分からないから、現状で何とも言えないが、日本も注意しておく必要はあるだろう。だいたい、変動が生じてから2、3日当たりから2週間くらいに地震が起こると考えられている。
おまけ:
地震予知情報 地震予知は可能です � 北海道・サハリン州発

by Kikidoblog | 2010-10-11 22:08 | HAARPモニター観察