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「宇宙から見た飛行機の動き」からいろいろ学ぶ事が出来る!

みなさん、こんにちは。

昨日以下のものをメモしておいたが、これをつらつらと眺めているといろいろなことが頭に浮かぶ。

Air Traffic around the World



まず、最近日本でも話題になる事が多い、ネットワーク理論の「ハブ」という言葉がある。「ハブ空港」という時のハブである。これは、最もリンク数の多いノード(・)のことをいう。飛行機のネットワークでは、もっとも飛行機の発着数の多い空港のことである。なぜなら、飛行機関係の場合、空港がノードを表し、リンク(線)は、その上を飛び交う飛行機の経路であるから、当然飛行機に対応するだろうというわけである。まあ、これが普通にネットワーク理論をアナロジーを使って適用した場合である。

しかしながら、飛行機関連の場合は、実際には、同じ空路の上を何機もの飛行機が運航しているわけだから、この素朴なネットワーク理論ではうまくいかない。ある一面しかとらえる事が出来ない。というのも、ある空路はラッシュアワーのようになり、ひっきりなしに飛行機が飛び回るが、別の空路はまばらだということがあるからである。

この問題点を取り扱えるようにするには、空路の他に、その空路内の飛行機の運航量を計算に入れなくてはならない。時間当たりの飛行機の数、すなわち、飛行機の「流量」、に相当するものを考慮する必要があるだろう。

こうして見ると、むしろ単なるネットワーク理論というよりは、電気回路理論の方が近いかもしれない。コンデンサー(C)、抵抗(R)、インダクター(L)と、電流(I)、バッテリー(V)など、こういった量を使って飛行機の全体の運動を計算するというわけである。

電流は、その経路を運航する飛行機の時間当たりの数に対応する。空港の大きさや滑走路の数は、すなわち許容量を表す。気象状況、昼夜、燃料費高騰などは、その経路の抵抗を増す。インダクターは空路の流量の変動がその空路や他空路へ与える影響を与える。なぜなら、1つの経路の流量が増えすぎれば危険だし、ある空路で飛行機が減れば、その分代わりとなる別の空路で飛行機が増える。このように空路どうしはお互いに影響を及ぼすからである。また、昼夜はバッテリーの方向の付け替えのようにもみえる。明るくなると元気になり、暗くなると疲れて眠くなる。

おそらく、飛行機の運航システムを理解するためには、複雑ネットワーク上の電気回路理論のようなものが必要になるだろう。

まあ、こんなふうなことを思いめぐらせてくれる。

ところで、昼夜の変動を見ていると、明らかにアメリカが眠るとEUが起きる。EUが眠るとアメリカが起きる。まるで「呼吸」しているかのようである。この2国が巨大なハブであることは誰の目にも明らかだろう。リッチなコケイジアンが世界を飛び回っている様を表しているとも考えられる。明らかに世界の貧富の差を映し出している。

日本は羽田のハブ化がどうの、成田がどうのこうのといっているが、そういうのと、現状は全く違う論理で動いていることは明らかだろう。中国には4つのハブがあるように見えるし、日本には明らかに北米ルートとアジアルートの2つがあるように見える。そして明らかに北米ルートよりアジアルートの方が飛行機が多いように見える。

したがって、単純に羽田をハブにという議論は成り立たないだろう。アジアルートは九州や沖縄の方ががぜん便利だろうし、北米にいくには東京やさらには北海道からの方が近いのだから、ルートに応じてハブを分散化する方が理に適っている。そうすれば、九州と東京をつなぐ通常輸送システムが栄えることになるだろう。

かつて大阪に日本初の宝塚とターミナルビルを建てたのは山梨韮崎の酒屋出身の小林一三であったが、彼が最初に行ったのが、都心部のビルデパートと郊外の宝塚の建設であった。郊外の宝塚のイベントを都心部のデパートの間を阪急電鉄を使って行ったり来たりさせるためであったという。そしてそれにつれて、鉄道の両サイドの土地が開発されるようになり、今の阪急の基礎ができたわけである。

まあ、これと同じような事を日本全土で行えば良いということである。

最近、北大の中垣教授は、粘菌を使って道路網を研究してイグノーベル賞の2回目を受賞したが、その中垣教授の「粘菌」君たちを使って、航空路網の研究は出来るだろうか? きっと「空飛ぶ円盤」ならぬ「空飛ぶ粘菌」が必要かもしれない。あるいは、蜂やチョウチョたちを使って研究するとかしたら面白いかもしれない。うまく行けば、イグノーベル賞かもしれないですナ。

おまけ:
National Air Traffic 24 hours

  by Kikidoblog | 2010-10-19 10:42 | アイデア・雑多

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