セシウム137はカリウム、ストロンチウム90はカルシウムでブロックできるか!?
注意:まず始めに、以下のメモは、あくまで現段階におけるアイデアにすぎない。だから、本当にうまく行くという保証は無い。人によっては、体調を崩しかねないし、心臓発作などで死ぬ場合もあり得るから、絶対に真似るというようなことはしないでくださいヨ! 身体に取り込むものの場合には、たくさんの臨床実験等の研究が必要だからである。
みなさん、こんにちは。
いやー、放射性物質の除去法、特に、セシウム137、ヨウ素131、コバルト60、ストロンチウム90、プルトニウム239などの体内除去方法は実に難しいことがわかった。また、専門家もこういった問題はあまり研究熱心ではなかったということもわかった。しかしながら、何もせずに身体に吸収されて内部被爆してしまうことだけは避けたい。
そのために、β線(電子線)照射や、ガンマ線照射、エックス線照射というような物理的方法は生命には適さない。だから、何とかして生物学的方法、あるいは、生化学的方法、あるいは、化学的方法しか、生物や食品の場合には無理だろうということになる。
こういうさまざまな文献やサイトをいろいろ調べたり、読んで行くうちに、おおよそどのようにしたら良いかということが少し分かって来たので、これについてメモしておこう。
(あ)まず、そもそも放射性物質のヨウ素131(I131)を取り込まないようにするために、なぜヨウ素剤を飲む必要があるのか? その理由は以下のものにある。
(情報提供) 安定ヨウ素剤の予防服用について
Q1)なぜヨウ素剤を飲むのか?
A: 原子力施設に事故がおきた場合、いろいろな放射性物質が施設から放
出される。放射性ヨウ素もその中の一つで、放出された放射性ヨウ素は、
呼吸や食物とともに体の中に取り込まれ、甲状腺に集まる。そのため甲状
腺癌の原因になるおそれがある。これに対し、前もってヨウ素剤をのんで
おけば、放射性ヨウ素が甲状腺に集まることを防ぎ、尿や便から排出され
て、発癌の危険性(リスク)を低減することが出来る。
この説明は、テレビマスゴミや薬の説明文などの決まって書かれているものであるようだが、そもそも、ではなぜ前もってヨウ素を飲んでおけばいいのか?に答えてはいないのである。どうやらこの辺りに一番のヒントがありそうである。
私の考えでは、前もってヨウ素を飲んでくと、生物の身体の中の細胞が先に必要分のヨウ素を取り込んでおき、後は余剰物としてスルーしてしまうからである。要するに、生命細胞には、ヨウ素の吸収量に決まった上限があるということである。
細胞は一種のコンデンサーのようなもので、もうこれ以上入れない状態になっていれば、そこに放射性物質が飛び込んで来てもそのまま流れて行ってしまうということである。だから、放射性物質であるヨウ素131が飛来する前にヨウ素剤(放射性のない)を飲んでおくとヨウ素を必要とする甲状腺細胞が被爆から逃れることが出来る、というわけである。要するに、先回りしてブロックしておくということである。
まあ、厳密には、放射性物質が体内に入っていて、そこから出て来る放射線にさらされるが、放射性物質が体内に吸着されてずっとそこで被爆し続けることに比べたらずっとましだということである。
私は、この方法、このアイデアにすべてがあるように思う。
(い)では、セシウム137、コバルト60、ストロンチウム90、プルトニウム239などの場合はどうしたらいいか? それぞれのセシウム剤のようなものを飲めば良いということだろうか?
確かに、すでにセシウム剤もあるようである。しかしながら、かなりまれな薬でなかなか手に入らないだろう。またかなり高価な薬で、金持ちしか買うことが出来ないかもしれない。そこで、もっと理にかなった別の方法が必要ということになる。
今度は、以下のものがある。この中にこうある。
セシウムとストロンチウム
セシウムとストロンチウムの性質
セシウムとストロンチウムは動植物などの生命活動に欠かせない元素であるカリウムとカルシウムにそれぞれ化学的な性質が似ています。 カリウムやカルシウムは環境中の水や土壌に多く含まれており、植物の場合はほとんどが根から吸収し、また動物の場合は飲水や食物などから摂取しています。人間の体内では、カリウムは体液として体全体に、カルシウムは骨に多く含まれています。従って人間がセシウムやストロンチウムを摂取した場合、体内ではセシウムはカリウムと、ストロンチウムはカルシウムと同じように動き、分布することになります。
最初のヨウ素剤の役割とこれを見て、私ははたと気がついたのである。
ここで
(周期律表)を見てみよう。
なぜセシウムがカリウムに似ていて、ストロンチウムがカルシウムに似ているのか、と言えば、それは、カリウムは1価の原子であり、+1の正イオンになる。同様に、セシウムも1価の原子であるために、+1の正イオンになる。一方、カルシウムは、2価の原子であり、+2の正イオンになる。同様に、ストロンチウムも2価の原子であり、+2の正イオンになる。つまり、カリウムとセシウム、カルシウムとストロンチウムの化学的性質が同じだということである。
ちなみに、ヨウ素(I)は塩素(Cl)と同様に、マイナス1の負のイオンになる。コバルト(Co)とプルトニウム(Pu)が同じ族に入る。
細胞には、カリウム(+1)、ナトリウム(+1)、カルシウム(+2)が必須である。カリウムチャネルとカリウムポンプ。ナトリウムチャネルとナトリウムポンプ、カルシウムチャネルとカルシウムポンプという、門が細胞膜に存在する。そこから細胞内に選択的に入ったり出たり調節されるのである。
ここに化学的に似た性質の放射性のセシウム137が来ると、これがカリウムと間違って入れ替わる。同様に、放射性のストロンチウム90が来るとこれがカルシウムと入れ替わる。これが放射性物質が細胞内や体内に取り込まれて被爆するという、内部被爆の原因である。
ヨウ素131の場合には、細胞がヨウ素を必要とするので、放射性ヨウ素131の代わりには、かならず放射能のないヨウ素が必要ということになる。一方、セシウム137の場合にはカリウム、ストロンチウム90の場合にはカルシウムがそれぞれの代替物になるということである。つまり、
ヨウ素131(I131) ⇄ ヨウ素(I)
セシウム137(Cs137) ⇄ カリウム(K)
ストロンチウム90(Sr90) ⇄ カルシウム(Ca)
さて、ヨウ素の場合にも細胞にはヨウ素を取り込むことのできる能力には限りがあるように、どの細胞にもカリウムやカルシウムを取り込む能力には限界がある。たくさんカリウムを取りすぎると、余ったものは尿から流れ出る。カルシウムも同じことである。
ならば、放射性のヨウ素131の代わりを放射性のないヨウ素がするように、先回りして普通のヨウ素を飲んで待つわけだから、これと同じことがカリウムとカルシウムにも出来るだろうと考えるのが自然だろう。
という類推から考えると、私は普段からある程度カリウムやカルシウムを多めに取っておくと、すでに体内に十分なカリウムやカルシウムが存在するのだから、放射性のセシウムやストロンチウムなどを取り込むことなく、尿に流してくれるのではないか、という考え方が成り立つと思うのである。
つまり、今の段階での私の結論は、
ヨウ素131にはヨウ素、セシウム137にはカリウム、ストロンチウム90にはカルシウムでブロックできる。
というわけで、リンゴを適度に食べ、牛乳を普通に飲めば(あるいは納豆を食べると)かなりの効果が出るのではないかと期待している。
後は、本当にそういう効果があるのか、ないのか、生化学者や化学者の早急の研究を期待したいところですナ。ヨウ素の摂取に昆布を食べる程度の効果しか無いということかもしれないが、考え方としては正しい方向に行っているように思う。出来るだけ自然物で対処するのが一番だからである。
もちろん、人によっては、牛乳が駄目とか、カリウム摂取がだめとか、いろんな病気を持つ人々がいるので、その辺りは医師に相談したり、自分で考えて調節する必要があるだろうことは言うまでもない。 例えば、カリウム、カルシウム、ナトリウムの調節は非常に微妙で難しいものである。カリウムを取りすぎると、心筋梗塞や不整脈になる。腎臓病の人は危ない。ナトリウムを取りすぎれば高血圧になる。カルシウムを取りすぎれば、心臓発作になる。こんなふうに、これらのイオンは生命の基本調節要素であるから実に厄介である。
以上の内容は、あくまで現段階までのアイデアに過ぎず、まだ実験的な検証が行われていないから、実際には、どうなるかは分からないものである。だから、絶対にすぐに実施しないようにして欲しい。生命の必須イオンの調節は非常に難しいものだからである。かといって、現実には放射性物質が到達している場所もあるわけだから、実にもどかしいものである。
おまけ:
この私の考え方の有効性に対する状況証拠が出て来た。
ケムトレイル・気象操作掲示板
「グルンパ叔父さん、飯山一郎氏 放射線の除去に取り組む」に以下のような書き込みがあった。
Re: Re: グルンパ叔父さん、飯山 - かなや
2011/03/25 (Fri) 13:22:42
チェルノブイリの被災者は豆腐を食べたらしいです 大豆は放射能を排泄するらしいです
大豆は、たくさんのカリウムやカルシウムを含んでいる。したがって、セシウム137とストロンチウム90を除去できるというわけである。大豆食品を食べよう。
by Kikidoblog | 2011-03-25 23:06 | 放射能防御除去