いつも何度でも(夢を描こう):東北関東大震災被災者へのレクイエム
私は「千と千尋の神隠し」というのは、少女を主人公にした子供用のアニメであまりよく理解できなかった。だから、主題歌の「いつも何度でも」という曲もとりたてて、気にして聞くこともなかった。しかし、先日の「チェルノブイリの声」のナターシャ・グジーさんの歌を聴き、よくよくその歌詞を読んでみると、チェルノブイリの人々はもとより、むしろもっともっと東北関東大震災でなくなられた方々のことをそのまま描いているように見えてならない。まるで、この大震災の被災者や亡くなられた方々のためを思って作ったとしか思えないようなところがある。被災者の生き残った方々から見れば、亡くなられた親族や友人や近所の人々は、まさに「神隠しにあった」としか思えない出来事であろう。理屈で理解できるというものではない。だれが生き残り、だれが死ぬのか、それは誰にも分からなかったはずだからである。
この曲こそ、今回の大震災で亡くなられた方々への追悼文としてふさわしいものは無いと私は感じるのである。これを今回またここにメモしておこう。歌詞は以下のものである。(この際、法的なことはどうでもいいだろう。お許しを)
アニメーション映画「千と千尋の神隠し」~主題歌 いつも何度でも
いつも何度でも
作詩:覚和歌子 作曲:木村弓
呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心躍る 夢を見たい
かなしみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える
繰り返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける
さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる
生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ
ララランランラランラーーーランランララン
ララララランランララランラララランラララララ
ホホホホホホホホルンルンルンルフフフフフ
ルルルルルンルルルーンルルルー
呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう
かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとううたおう
閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される
はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ
海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから
ララランランラランラーーーランランララン
ララララランランララランラララランラララララ
ホホホホホホホホルンルンルンルフフフフフ
ルルルルルンルルルーンルルルー
ウクライナ美女が"千と千尋~"主題歌を熱唱 Nataliya Gudziy sings "Spirited Away"
ご冥福をお祈りします。
by Kikidoblog | 2011-03-27 21:48 | 被災者救済