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黒沢明の「正夢」:「赤富士」、福島原発爆発と富士山大噴火と放射能汚染を描く!

みなさん、こんにちは。

原子炉爆発、富士山大噴火と言えば、80年代の黒澤明監督の「夢」という映画であろう。

http://www.dailymotion.com/video/xvludn_iiiiii-i-ii-iii_shortfilms#.UYtYChz8u_E
Akira Kurosawa's Dreams - Mount Fuji in Red


はたして黒澤明監督が「正夢」を見たのか? あるいは、欧米のイルミナティーNWOシオニストがこの「夢」を見ていて、連中のお家芸の「象徴的儀式的殺人」をしようとしているのだろうか?

いずれにしても、この中で俳優の井川比佐志(いがわひさし)さんの放射能の説明がすべて語っている。

「何があった?」
「何があったんですか?」
「噴火したのか、富士山が」
「大変だ」

「もっと大変だよー」
「あんた知らないのー?」
「発電所が爆発したんだよー。原子力の」

「あの発電所の原子炉は6つある」
「それがみんな、次から次へと爆発を起こしてるんだ」

「狭い日本だ」
「逃げ場所はないよ」

「そんなことは分かっているよ」
「逃げたって広がる」
「でもねえ、逃げなきゃしょうがない」
「ほかにどうしようもないじゃないか」

「これまでだよ」

「でも、どうしたんだろ?」
「あの大勢の人たちはどこへ行ったんだ?」
「みんなどこへ逃げたんだ?」

「みんなこの海の底さ」
「あれはイルカだよ」
「イルカも逃げているのさ」

「イルカはいいねえ」
「泳げるからねえ」

「ふっ、どっちみち同じことさ」
「放射能に追いつかれるのは時間の問題だよ」
「来たよ」

「あの赤いのはプルトニウム239」
「あれを吸い込むと1千万分の1ミリグラムでも癌になる」
「黄色いのはストロンチウム90」
「あれが身体の中にはいると、骨髄に溜まり白血病になる」
「紫色のはセシウム137」
「生殖腺に集まり、遺伝子が突然変異を起こす」
「つまりどんな子供が生まれるか分からない」

「しかしまったく人間はアホだ」
「放射能は目に見えないから危険だと言って、」
「放射性物質の着色技術を発達させたってどうにもならない」
「知らずに殺されるか、知ってて殺されるか、それだけだ」
「死神に名詞もらったってどうしょうもねえ」
「じゃ、お先に」

「君、待ちたまえ」
「放射能で即死することはないっていうじゃないか」
「なんとか。。。」

「なんともならないよ」
「ぐじぐじ殺されるより、ひと思いに死ぬ方がいいよ」

「そりゃあー、大人は十分生きたんだから死んだっていいよ」
「でも、この子たちはまだいくらも生きちゃいないんだよ」

「放射能に冒されて死ぬのを待っているなんて、生きているうちにはならないよー」

「でもねえ」
「原発は安全だって。危険なのは操作のミスで、原発そのものに危険はない」
「絶対ミスは犯さないから、問題はないって抜かした奴は、許せない」
「あいつらみんな縛り首にしなくちゃ」
「死んだって死にきれないよー」

「大丈夫。そりゃー、放射能がちゃんとやってくれますよ」
「すいません」
「ぼくも縛り首の仲間の一人でした」

「あ〜〜〜」


ほんと、人間はアホだ。少しも学ばない。それにしても、黒澤明監督の「夢」は正夢だったんですナ。超能力者であったようである。

  by Kikidoblog | 2011-04-06 15:10 | 原子炉被災

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