「クリフ・ハンガー」:我々は落下(水蒸気爆発)の危機にある!
もし、誰かが、なぜ明日避難しないのか、と問えば、私はなぜ今日にしないのか、と問う。もし、 今日の5時だと答えれば、私はなぜ1時にしないのか、と尋ねる。
ストロング・ラブ博士の警告!:「もし5時だと答えれば、なぜ1時にしないのか」
みなさん、こんにちは。
いやはや、アクセス分析をみると、実に興味深い遍歴がある。大分前は大半の人はだれも私のことは存在すら知らなかったはずである。そして東日本大震災後の初期では「地震予知」、「311予言」。その次が、「井口和基 デマ」。「工学修士。1980年生 31歳」。その次が「井口基」。その次が「井口基和」。そして最近が「井口和基工学博士」と、たいへんさまざまである。
最初は「照」氏との絡みで持ち上がり。その次が、都内の在日工作員がアメブロで吹聴してくれたため。その次が、ちょっと有名ブログでだれかがだれかと勘違いしたため。その次が、だれかが名前を書き間違えたため。そして一番最後のごく最近のものは、「船井総研」の船井氏がこれまた間違って「工学博士」とかってにくっつけたためであるようである。都内の有名人が取り上げる度にそれに引きずられるというわけである。
私は日本にインターネットが誕生した1996年以来ずっとほとんどすべてを公開してきている。それはバックミンスター・フラーの行動を真似たものだが、履歴書から日々の生活までほぼすべて公開している。
こんなたわいないことを見ても分かるように、人というものは、その人がどう受け取るか、どう感じとるか、どう解釈するか、どう理解できるか、によって自分自身が自分を規定しているのである。言い換えれば、何かを見た時、知った時、それを見た人、知った人の頭の出来具合で、結局はその人の行動が決まっているということにすぎない。けっして受け取られる側の問題ではないということである。
これは、自然現象についてもまったく同じことなのである。ある自然現象を見た時、それをどう考えるかは、すでにその人自身の能力でほぼ決まっているのである。その現象を理解できるに十分な頭脳を持つものの場合しか、ただしくそれを認識できるということはない、ということである。
実は、これとまったく同じことが、今回の福島原発の放射能拡散問題、原子炉解決の問題でも言えるのである。それを今回はメモしておこう。
まず、例のアメリカの日系米人の高エネルギー理論物理学者ミチオ・カク博士の話。
「福島第一原発は、岸壁に両手の指だけでぶら下がっているようなものだよ。」

というもの。要するに、いつ落下して死ぬかもしれない瀬戸際にある

という主張である。要するに、彼は日本政府と東電のおばかさんに呆れ返っているのである。
NWOのスポークスマン、ミチオ・カク博士が福島原発問題を語る!:「私の親戚は避難したヨ。」
(正直、現地で頑張っている日本人や作業員の方達にはかけることばもない。)
これを実験原子炉物理学者の小出博士はこう言っている。
本当の科学者、京大原子炉実験所の小出さん情報 - 週刊新潮(4/28号) 危惧される最悪のシナリオ 小出裕章
・危惧される最悪のシナリオは、水蒸気爆発により放射性物質が大量に飛散すること。その場合はチェルノブイリと同レベルの「地球被曝」となる。
・1号機については、注水続行中の今も圧力容器内の温度が下がっていないこと、及び、クロル38が検出されたという発表から、再臨界が起っている可能性があると考える。クロル38の検出が事実なら、制御棒がうまく機能せず臨界が起こっているということ。
・2号機は汚染水漏洩が続いているが、高濃度汚染水がそれを止める作業を難しくしている。
・3号機はプルトニウムを使用するMOX燃料が使われており、これが漏れると大変。
・4号機は使用済み燃料プールが損傷している可能性があり、そうであると水を入れても漏れてしまう。監視が必要。
・燃料棒についてはペレットの全部ではなく一部が溶融していると考えるが、もし燃料棒が一気に落ちると圧力容器の底の水が急激に熱せられて水蒸気爆発が起こる。そうなると格納容器さえ破壊される可能性も。1号機は前述の通り稼働中の疑いがあり、これが爆発すると放出される放射性物質の量は他よりもとても多くなる。
・放射性物質の飛散範囲は風次第だが地球規模になる。東京でも高濃度汚染が起こる危険がある。
・爆発すれば、プルトニウムやストロンチウムなどの不揮発性の放射性物質もそれなりの距離まで飛ぶ。ストロンチウムは半減期が長く、また骨に蓄積されやすく長期的に有害。
・もし1~3号機のいずれかでこれが起こると作業員全員退避となり、他の号機の冷却が不可能となり、連鎖的なメルトダウンにつながる恐れがある。その場合は超多量の放射性物質が漏れることになる。
(もちろん、いま「クリフ・ハンガー」状態にあるのは、内部にある核燃料棒のことである。)
他の場所で小出博士は、この時期がおそらく半年以内に水蒸気爆発するだろうと言っているのである。私個人は、東大出身の東電の保安院の馬鹿者たちのせいでこれまでのすべてが裏目に出ていることから、この時期ももっと早いだろうと感じているのである。この1、2ヶ月の勝負だろうと見ている。その証拠が、海へ放水した放射性排水の異常な放射能の高さの上昇である。
さて、次は、そんな状況にある福島第一原発の周辺の放射能の状況である。これには、直接原子炉から出て来る放射線ビーム(γ線や粒子線のこと)の「放射能」と、原子炉から立ち上がっている空気が運ぶ放射性物質(プルトニウム239、セシウム137、ヨウ素131、ストロンチウム90、コバルト60などなど)の拡散物の問題の2つがある。当然、後者の物質からも放射線ビームが出る。その複合汚染の結果、生物に悪影響のある放射能が出るというわけである。
この放射能分布を自分で現地へ行って直に自分で調べた人がいる。それが、広瀬隆氏である。この広瀬氏から緊急のメッセージが公表されている。以下のものである。
福島県内の子供たちが、本当の危機です
転送 地震と原発事故情報47 たんぽぽ舎
★2.子どもが危ない、広瀬隆さんよりのメールを転載します
「みなさん、急いで動いて下さい。福島県内の子供たちが、本当の危機です。
下記の、福島市の中手聖一さんから今届いたメールを読んでください。殺人者である国、原子力安全委員会をたたきつぶさないと、大変なことになります。ただの運動をしている時ではありません。まわりに呼びかけてください。現在の福島県内は、日毎に放射線量が増えているそうです。広瀬隆(4月20日)」
以下、中手聖一さんのメールです(4月19日付け)
広瀬さん 大変な発表がありました。
「国は、空間線量3.8マイクロシーベルト/時未満の学校では、通常通りに校舎や校庭を利用するとの考えを政府の原子力災害対策本部が示し、安全委が了承した」と報じられました。
彼らは開き直ったようです。現在の「計画避難」地区以外は、まったく誰も移動させないという意味です。
情報提供します。福島県公表データからです。
http://www.pref.fukushima.jp/j/schoolairsoil.pdf
福島市立第一小学校では、空間線量 3.4(μSv/h)、大気中放射能濃度 5.066(Bq/m3)、土壌放射能 14,743(Bq/kg) これで年間被ばくはどれくらいでしょうか?
どんなに少なく見積もっても、40ミリシーベルトはいくはずです。食べ物は除いてです。実際は100ミリを超えるでしょう。どこまでいくか私には分かりません。
これは殺人です。すみません、私には言葉を選ぶことができません。原発内で最も危険な仕事をしている大人以上の被ばくを、子供たちにさせると言う意味です。
撤回させます。大人たちの誇りにかけて。 中手
このような周辺地域の放射線量の急激な上昇も福島原発内部の状況が緊急状態(もう指に力が入らず、いつ落ちるか分からないという状況)を示していると言えるだろう。
ところが、仙谷由人/菅直人/枝野幸男政府は、「マスコミに箝口令を敷いた」のである。
ついに日本政府ネット検閲開始と欧米のマスコミ報道!:夢なら早く覚めてくれ!
これには、イルミナティーNWO側の欧米のマスゴミですら、今では「日本人のみなさん、日本政府に殺されないでください」

という論調に変わって来ているのである。中にはフランスの思想家のジャック・アタリ氏のように、NATO軍が日本に乗り込んで制圧すべきだというものまで出て来ている状況である。
ユダヤ系の米国が、在日・部落系の空き缶七奉行を傀儡にし、東北占領を進めているようで、中・露・印は撃退すべきです。
フランスの経済思想家、ジャック・アタリ氏
は米紙への寄稿で福島原発事故が「地域の問題から地球規模の危機になりつつある」と警告。「地球汚染を防ぐため、今すぐ国際社会が日本に介入すべきだ」と断じた。当初は日本支援を前面に打ち出していた各国政府当局者の反応も変わってきた。特に放射性物質への危機感が強い韓国、ロシア、中国など近隣諸国は敏感だ。
もしこのまま状況が悪化し、「水蒸気爆発」を起こせば、世界連合軍が日本に乗り込んで来る。そして、菅直人政府、東電は「第二の東京裁判」を受けることになるはずである。いつそうなってもおかしくはないという緊急事態なのである。
問題は「水蒸気爆発」という意味である。この言葉を見た時も、私が一番最初に書いたように、受け取る側の人の頭の出来次第で、その意味あいがまったく異なってしまうのである。これをもっとも正確に描写してもっとも科学的に説明して来たのが京大原子炉研の小出博士である。
まあ、簡単に言えば、「水蒸気爆発は核爆発と同じだ」ということである。核爆弾は内部の核燃料を爆薬で一気にメルトダウン(溶融)させ爆発させるものであるが、水蒸気爆発とは、原発内部ですでにメルトダウン(溶融)した核物質が周りの水といっしょに大爆発するというものである。爆発までのプロセスがちょっと違うだけのことである。そして中に溶融物が残れば、何度でも同じことを繰り返す。
問題は、核爆弾は爆弾だから飛行機に乗せたり、ミサイルに詰め込む為に、積載量に上限があるのだが、原発の場合は、内部に放置できるために、埋蔵量に上限がないということである。発電量に応じて好きなだけ内部に核物質を入れておくことができるわけである。それを細長い筒の中に入れておいて、メルトダウンしないように少しずつ離ればなれにしておいたのである。
ところが、その容器がすでに冷却電力が止まって発熱した為に溶けてしまい、核燃料が下に蓄積して、溜まりに溜まっているのである。その量は想像を絶する量である、核ミサイルの比ではない、と小出博士は見積もっているのである。そして、もし「その時」がくれば、西日本はおろか、日本列島全体も危ないぞとずっと前に警告して来ているのである。「その時」は覚悟を決めなくてはならないと(要するに、日本を出ろということ)。それほどの量がもともと核燃料として原発1機に存在しているのである。
こうなると、さすがに欧米軍でもうかつには近づけなくなるだろう。もはや救いようがないのである。
ところが、菅直人や枝野幸男の脳みそはすべての解釈を間違うのである。それが、ここで最初に書いたことにつながっているというわけである。菅直人は「弁理士」、枝野幸男や仙谷由人は「弁護士」。もともと「文書」の「文言」が相手の職業である。自然現象であれ、事件であれ、犯罪であれ、彼らのやることややって来たこととは「文字相手の仕事」にすぎないのである。やれ税金がいくらだ、やれリベートがいくらだ、やれ天下りが何人だったなどというごたく合わせが仕事であった。だから、「放射能が1シーベルト」と言っても「1シーベルト」という「言葉」としてしか理解できない。
言葉というものは、もともとこの自然を表現するために生まれたものである。「表現された内容」を理解することが最初の大事な問題であり、「表現する言葉」そのものが適切だとか間違っているかとかいうようなことは二の次のことなのである。
「1シーベルト」と言えば、その状況が頭に映像として浮かび上がらなくてはならない。そして「1シーベルトか、1ミリシーベルトかどっちだ」という以前に、そもそも「そういう放射能が出ている」という危険性を理解できないといけないわけである。しかし、連中にはそういうことができない。すべてが文言としてしか理解できないのである。
これがいわゆる「日本型教育」、「受験教育」の悪弊、弊害、そして末路なのである。「受験秀才」の問題点がすべて今回の大震災では出てしまっているのである。
私の見た範囲では、「放射能除去」の研究論文は世界的にほとんどない。あるいは、知られていない。ほんの2つの原発事故しかなかったからか、隠蔽されたからかのどちらかか両方だろうが、まったくないのである。こういう場合、私の知る限り、日本の物理学者は欧米の一番有名な学者の論文や報告を探そうとする。そして東大受験と同様に「傾向と対策」を練る。
しかし、そういう論文はないのだから、動きが取れなくなる。そうすると、決まってこういうのである。「その問題は難しい問題です。前例がない。」と。そうなると、見よう見まねで、時間つぶしを行うのである。これが原発被災事故以来の東電や保安院がやってきたことである。いまも時間つぶしの気休めをやっている。
いくら米軍や米海軍に問い合わせたところで解決策はない。世界で初めての大事故だからである。だから全世界が固唾を飲んで見守っているのである。
私が「東京(下手をすると日本)は東大と共に崩壊する」と言っているのはこういう意味である。もちろん、ここでいう「東大」とは、「東大出身エリート」や「東大型の人」や「官僚や東電や政治家」など全部含めて言っていることは当然のことである。関東のことは関東の人たちで何とかすべきである。東電の償いは当然東電のこれまで歴代の社員の財産を没収しても償うべきだろう。
しかし、もう状況はそんなことを言っていられる場合ではない。東大でぬくぬくと講義していられるという状況でもないのである。しかしながら、菅直人政権はマスコミに箝口令を敷いた。この話が出てから、たしかにテレビマスゴミで放射能問題が一気に沈下したのである。テレビを見る限り、福島の深刻さは姿を消したようである。
私の観点では、大震災後の1日目がもっとも放射能に関して安全であった。それから日が経つにつれ、危険度が増した。それでも最初に海水を放出する頃はまだまだ安全圏内にあった。しかし、この海水放水(これはだめだと小出博士は言っていた)を行ったあたりからすべてが裏目裏目を選択した。1週間以内に私は作業員を守るには「磁場と酸素で遮蔽しろ」と言ったが、それも無視した。そして、最臨界が起こった

(公式にはこれも無視)。「青い光」はかつて東海村の被爆事故の時に生じたものと同じである。
東海村JCO放射線・放射能被爆事故の惨劇!!
(これは可哀想すぎるので見ない方が良いかもしれない。)
東海村JCOバケツ臨界ウラン放射線・放射能被爆事故・その4(原発関連)
(一言で言えば、強烈な放射線を浴びると、我々は生物現象から物理現象に変わる、ということだ。)
とまあ、こういうわけで、現日本政府はすべてにおいて系統的に間違ったことをやっている。これは、考え方が間違っているからだというよりは、脳みそが最初から出来が違うからだと解釈すべきであるということである。
最近、保守(左翼)とリベラルと脳構造が違うという研究があった。
リベラル派と保守派、脳構造に違いがあった 英研究
その結果、リベラル派であるほど前帯状皮質
の灰白質の容積が大きく、保守派であるほど右へんとう体
の容積が大きい傾向があることがわかった。
前帯状皮質は複雑性の理解に関連しており、不確実性や対立をチェックする機能を持つ。そのため、前帯状皮質が大きい人ほど不確実性や対立への認容性が高く、リベラルな物の見方を許容しやすくなると考えられるという。
一方、へんとう体は恐怖心の処理に関連しており、これが大きい人ほど、反感や脅すような表情に敏感で、危機的状況に際してはリベラル派以上に攻撃的に反応する傾向があるという。
まさに、菅直人や仙石由人や枝野幸男の反応を証明していると言えるだろう。保守派も左派も表裏一体だからである。そして、これは結局は遺伝なのである。
いずれにせよ、我々はいま「クリフ・ハンガー」の状況にあるというわけですナ。決して政府報道(大本営報道)を鵜呑みにしてはならない。この政府の下では、もっともっと厳しく悲惨な状況が待っていることだけは間違いないだろう。なぜなら脳みそが違うわけだからナア。
by Kikidoblog | 2011-04-22 11:09 | 原子炉被災