人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「今一度、日本を洗濯いたし候」:東京幕府は大政奉還すべし!?

「でもねえ」
「原発は安全だって。危険なのは操作のミスで、原発そのものに危険はない」
「絶対ミスは犯さないから、問題はないって抜かした奴は、許せない」
「あいつらみんな縛り首にしなくちゃ」
「死んだって死にきれないよー」

「大丈夫。そりゃー、放射能がちゃんとやってくれますよ」

黒沢明「夢 赤富士」より



みなさん、こんにちは。

いやはや、戦後の日本は、いわゆる「受験教育」あがりの受験エリートで成り立つ。そのエリートたちが作った象徴的社会が今の「東京」である。人口、約1300万人。首都圏という、周辺の関東一帯では、ほぼ3000万人から4000万人の規模、日本の約1/3が集う地域である。

そのハイテク都市の集合体である東京と周辺部の電力を供給する目的で建てられたものが、水力、火力、原子力による発電所である。水力発電所はダムがなければできないから当然地方に作られる。火力発電所は石油がなくてはできないから、石油コンビナートの近くの海岸に作られる。火力発電所は火災が危ないから首都圏のはじに作られた。原子力発電所は、水冷方式のために当然海の近くに作られる。原子力発電所は放射能が危ないから、首都圏の遠く離れた場所に作られた。

水力発電所は、民主党の前原により、八ッ場ダム建設中止に象徴されるように、国の無駄な公共事業のナンバー1にランクされたわけである。火力発電所は、「ゴアの不都合な真実」のゴアによる「地球温暖化C02原因説」の流布によって見事に潰されたわけである。火力発電所は、排出権取引の犠牲になり、停滞させられたわけである。そして、今回、東日本大震災により、火力発電所と原子力発電所がやられてしまったわけである。

この流れを見ていると、もう最初から、終いには原子力発電所頼りにしておいて、一気に潰すという巧妙なシナリオがあったとしか思えないほどの見事な災害であった。鳩山/小沢、菅/前原、菅/枝野などの民主党政権は、このシナリオのために見事にそれぞれの役割を命じられていたかのように見えるから驚きである。

さて、そんな大災害のクライマックスが、福島第一原子力発電所の爆発崩壊であった。特に、3月15日の3号機の大爆発であった。

1号炉とは明らかに違う3号炉爆発





私は、その時から、これは一種の「核爆発」だから逃げるべきだと主張した。
福島原発3号炉の大爆発と日野市ガイガーピークの見事な一致:核爆発!?
しかしながら、政府官僚やマスゴミは、こういう指摘は、「風評被害」や「デマ」だと一蹴したわけであった。まあ、在日電通CIAが背後にいるから当然そうした動きになるのだが。

それが今になって、やっぱり「東京はすでに被曝していた。」というお粗末さである。

1/2「東京はすでに被曝していた。」管理区域同等レベル


それもグンダーソン博士のような欧米の核物理学者が、今頃になって言い出してから、信じるのだから論外である。
福島原発崩壊事故には、「ドリームチーム」が必要:原発はあぶねえぞ!地震に弱いんだってヨ!

問題は、「使用済み核燃料」というのは、ウランを使用済みにした灰の一種だから、これにはかなりのプルトニウムが含まれているということである。この使用済み核燃料プールの容量は1365立方メートルというから、仮にその中の使用済み核燃料の重さが1トン(1000kg)だったとしても、広島型原爆(60kgウラン)の15発分の放射性物質が首都圏にまき散らされたということになるのである。

どうやら実際には、使用済み核燃料は、
福島原発リアルタイム状況7 2011.3.16.
1号機に1万149本(1755トン)、2号機に6122本(1063トン)、3号機に514本(100トン程度?)、4号機でも783本(135トン)。3号機では、発熱量が高く、ウランが少なく逆にプルトニウムが多い合成のMOX燃料使用。使用中の核燃料の、10倍くらいの量。

という驚きの量の使用済み核燃料棒が保管されていたようである。この核爆発で、当然、格納容器も破損したわけだから、そこから多量の放射性物質も出されているわけである。

これまでの動きを見ても分かるように、日本政府、すなわち東京/横田幕府は、今の体制を維持することだけを目的に動いているというわけである。

まあ、そんなわけで、この際、再び、天皇家を中心にした、明治政府のような形に大政奉還した方が良いのではないだろうか? イギリスのウィリアム王子の結婚式を見ても分かる通り、英米政府も、再び封建主義国家の大英帝国/大米帝国時代に復古しつつあるわけだから、日本も東京時代(江戸時代)から再び、東京から奈良あたりに遷都するのを緊急に行って、一気に天皇家をトップに頂いた「平成政府」を樹立でもした方が良いのではないだろうか?

私個人は、国粋主義者でも何でもないのだが、そうでもしない限り、この国家的窮地を救済することは難しいのではないかという気がするのである。

首都圏と関東一帯が、広島型原爆1千発分程度の量の放射性物質をまき散らして被爆をしたにも関わらず、まったく無頓着でいられるという政府/マスゴミの率いる社会は、まさに腐り切った江戸時代末期を見ているようである。まあ、幸いにかなりの量は風で海に行ったか、全世界に舞って行ったかしたせいで、若干関東一帯が救われたのかもしれないが。

「今一度、日本を洗濯いたし候」

この言葉の意味深さを痛感する今日この頃である。今回ばかりは、その「洗濯」の意味には、「物理的洗濯」も含まれているのだが。これはすでに「風評被害」とかそういうレベルのものではないだろうナア。しかし、今の菅直人政権には何を言っても通じないことは明らかですナ。


おまけ:
3月14日福島での核分裂反応の裏付け
高崎に設置されたCTBT放射性核種探知観測所における放射性核種探知状況(4月23日時点)

おまけ2:
フランス人のバズビー博士もまた、アレは核爆発だったと言っている。日本政府は隠蔽していると。

Busby: Can't seal Fukushima like Chernobyl - it all goes into sea

  by Kikidoblog | 2011-05-03 19:53 | 原子炉被災

<< 「イルミナティー劇場」:人をな... 福島第一原発は昼間も光っている... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE