火星のスピリット、ついに死す:NASAの火星画像の色を修正すると?
このブログはもともと火星のヘールクレーターの画像の謎解きから始まった。
「火星に人は住んでいるか?」
そこでメモしたようにNASAは画像をいろいろ修正して、まったくオリジナルが分からないようにしているのである。火星の空が「ピンク色」というのもまさにそういうものの一番最初の隠蔽偽装工作であった。実際には、火星の空は地球と同様に青色をベースにしたもので、それがちょっと薄くなった感じに見えるようである。火星は外から見るから赤茶けているだけで、火星の側から空を見れば、それは大気の色、薄いブルーに見えるのである。サハラ砂漠を人工衛星で見て赤茶けているから、サハラの空はピンク色ということにはならないのと同じことである。まあ、信じないのは勝手だが。
さて、そんなNASAの火星探査ロボット「スピリッツ」がついに死んだかというニュースが出ていたので、それをここにもメモしておこう。以下のものである。
NASA火星探査機からの通信途絶、厳冬でついにダウンか
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、火星に送り込んだ探査機「スピリット」からの通信が途絶えていることを明らかにした。25日に最後の通信を試みるが、「スピリットと交信できる現実的な可能性があるとは思えない」(NASA太陽系探査計画幹部)という。
NASAでは火星の冬の過酷な環境のためにスピリットの通信機器が凍結したか、エネルギーレベルが低下して通信できなくなった可能性があるとみている。
スピリットは2004年1月に火星に着陸した。当初3カ月間の予定だった探査計画はその後大幅に延長され、火星の表面を写した画像などが送られてきていた。
火星の猛烈な砂嵐や過酷な気象条件などが障壁となって障害が起きることはあったが、過去7年の間、常に通信を再開できていたという。
しかし今回は、10年3月22日を最後に通信が途絶えたまま復旧しなかった。
今後の探査計画は、スピリットの21日後に火星に着陸した探査機「オポチュニティ」が単独で担う。11月にはより大型の「キュリオシティ」を打ち上げる予定で、12年半ばに火星に着陸させることを目指す。
もしもスピリットから通信があった場合は、留守番電話のようなシステムで受信することになるという。
そこで、この画像もまたNASAの十八番である画像処理が行われているので(というより、NASAの職員自体が同じようにマインドコントロールされているという可能性もあるが)、それを修正してより本物に近いものを探してみよう。
指導原理は、色を変えて行くうちにもとの画像より鮮明に見える色調が本物に近いというものである。一種の「共鳴現象」である。
写真というのは、同じ情報が含まれているが、我々の目にはもっとも正しい(つまり、最適色調)場合により多くの情報が引出せるようになっているようである。したがって、何か見ずらい画像がある場合(この上の画像のように)、それを適切な色調をうまく選び出すことが出来れば、より鮮明な画像になるのである。
このような考え方で、いろいろ良い色調を探し出す。これにはかなりの根気と時間がかかるが、もしそれが最適なものであれば、実に見事な情報を引き出し、鮮明な画像が得られるのである。そういうふうにして私が修正したものが以下のものである。

オリジナル

オリジナル画像からこれほどまでに臨場感が引き出せるのである。
何も余分なことは一切していない。元画像を「カラーを修正」というツールを使ってより鮮明に見える色調を探し出しただけである。まあ、もっと鮮明になる色調もあるかもしれないが、空は薄水色。この時に一番鮮明に見えるようになり、火星の臨場感が増すのである。

東電がずっとウソついていたぐらいだから、NASAだってずっとウソつくのサ!
by Kikidoblog | 2011-05-26 18:24 | 火星