「悪魔のサイクル」から「地獄谷」化へ!?:福島原発、地表からわき上がる水蒸気!
風雲急を告げてしまったこの日本、この世界。あまりにいろんなことがありすぎてETの手も借りたいほどである。さて、次はこれ。「福島第一原発」のことである。このところ、私はあえてこの問題は様子見でいた。原発に関わった、東大、東電、政府、官僚、マスゴミ、在日、電通CIA、そして米軍など、東京や関東の人たちがどうするかをずっと観察しているのである。
まあ、一言で言えば「脳天気」ということである。放射能や放射性物質の怖さをあまりよく知らないということである。
よく若者が、「無知であるために出来た」というようなことがある。何かの大きな事を成し遂げた時に、最初からそのつらさや困難さを知っていたらできなかったというものである。若者は無知だから、人から見れば無謀なことにも挑戦できるのである。
福島原発や福島被ばくの場合もそうである。おそらく、無知だからこそ、平穏無事に生きていられるのである。「脳天気」には「脳天気」なりの良さというものもあるわけである。
しかしながら、例のジャン・ピエール・プチ博士に科学のアドバイスを数十年に渡って行なってきたという、ウンモ星人(金髪碧眼の長身白人型宇宙人の1種族)の科学者によれば、放射能はやはり非常に危険なものだという。
「宇宙人ユミットからの手紙III」

によれば、第5章にこうある。
279ページ
染色体はそれをになった生物が鳩や両生類とは違うものになるよう命令を下すものである。もし外的要因が、例えば猟銃の散弾の1個が、先ほどの紙束に1つ穴を開けたりしたら、文字の1つが変わってしまうだろう。そうするとメッセージの全体の意味が大幅に変わってしまう可能性が生じてくる。それと同じことで放射ビーム(X線、高速中性子、電子など)が染色体に入射すると、その影響は深刻で、生まれてくる子供の目が暗くなったり、怪物のような姿にすらなったりする。
280ページ
どんなに微量な放射でも、その影響は必ず現われる。また多くの場合は死に至るような突然変異を一定の確率で起さずにはいない。だからわれわれには、地球の一部の婦人科医が何ら予防措置を講じないで妊婦をX線透視やレントゲン写真にかけたりする無責任ぶりは、理解できないのである。
ウンモ星人ユミットもこういうふうに放射線は危ないと大分前にプチ博士に警告していたようですナ。
さて、そういう危険な放射能だが、福島原発はまた次の段階に入ったようである。
私はずっと「ふくいちライブカメラ」を観察して来ているが、最初のうちは、「雨の日の後に来る悪魔のサイクル」を危険視していた。空焚き状態にあった核燃料棒が溶融し、雨の度に一カ所に集まり、再臨界するか、再臨界の危険にあったというわけである。
ところが、台風6、9号などを経て、どうやら溶融した核燃料が地下に入り、ついには地下水のあるじめじめした場所にまで達してしまったのではないかと考えられる状況になってきたように見えるのである。たとえば、以下の映像である。
2011.08.04 20:00-21:00 / ふくいちライブカメラ (Live Fukushima Nuclear Plant Cam)
これは大分前から小出博士によって警鐘が鳴らされて来たものである。また、チェルノブイリの事故の後にソ連首脳部の作戦会議でも原子炉の地下にコンクリートを入れて、地下への浸透を防ぐことが最大の作戦の1つに考えられていたのである。
チェルノブイリの最終解決策:死を覚悟した決死隊によるコンクリートづめ!
しかし、ここでもまた後手に回ったのである。事故開闢以来、やることすべてが後手後手後手というのも、これまた非常に珍しい、というか、すごいことである。これも棺桶直人、こだまの枝野の、「負のオーラ」、「死神オーラ」のせいだろうヨ。
いずれにせよ、「福島第一事故処理」と「東電の原発運営」の問題は分けて考えるべきである。前者は、国レベルで行なうべきもので、東電や保安院は正常に運営できている原発のメンテナンスや処理しかできないわけだから、そっちに集中させるべきだろう。事故に関しては、超党派の国家レベルの対策本部が本格的に処理し、この組織には英知を結集し、たとえ首相クラスでも口出しできないというようなものであるべきである。さもなくば、解決はできないだろうと私は見ている。
まあ、関東一帯には何万人もの学者や科学者や研究者がいるわけだから、一般人のみなさんは彼らの尻を蹴って働かせる他ないだろう。しかし、今や連中は知らないうちに海外留学という名前で海外へ逃げているようですナ。
おまけ:
放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」
2011-08-15 10:36:30 | 福島第一原発
元々、僕に入っていた情報は、8月上旬の話です。夜の九時ごろにおきたこと。福島第一原発の作業員よりつぎの趣旨でメールで情報が地元関係者に届いたという事です。その内容は、「敷地内にある地割れから水蒸気が噴出。周りが真っ白になり、作業員が一時退避した。地下で反応しているようだ。風向きでそちらの線量に注意して」。作業員から自分の知人へ心配して伝えている文脈です。僕としては、この情報の精査を続けていましたが、ようやく、政府内の情報源より「構内の地面から水蒸気が出ているとは聞いていて懸念している」との話がありました。完全な原因は不明ですが、作業員の情報と中身がかぶりましたので、この情報を公にしました。元々の作業員情報には、格納容器に近い場所で、何箇所か地割れがあって、そこから水蒸気が吹き出てくる状態が、恒常的ではないのですが、おきているということも伝わってきています。さらに、10,000ミリシーベルトの箇所も東電の発表と違い、六ヶ所もあるということも伝えてきています。
この情報のニュアンスとしては、再爆発への懸念という要素が含まれている事も皆さんには、十分に理解していただけると思います。メルトスルーした核燃料の所在が断定できない中で、再爆発への懸念という感覚が、政府内部でも実は存在している事だけはお伝えします。その背景には、東電、保安院、経産省の不明瞭な説明が政府内部でも続いているという事です。補足しますが、再爆発の可能性が高まっているというよりも、その懸念が続いているという事ですから。説明がおかしいと、内部でも納得していない人がいるということです。おかしな事象がおきていれば、さらにそう思うのは、ある意味当然の事と僕は思います。水蒸気が噴出している現象が、どこまでの危険度を示すものなのか、過去にまるで類例がないだけに、僕にも想定がたちません。
万が一のことを考えると地下で、何らかの爆発がおきる想定は不可欠ですし、何らかの爆発事象がおきたら、遠方に逃げるしか回避の方法はありません。地下のどのポイントに核燃料があるのかで影響は違います。燃料の所在が不確定なため、とにかく爆発事象がおきたら、地元は極力遠方、風向きと反対側へ逃げることを考えます。首都圏の皆さんは、いち早く西に逃げる。無理なら目張りをして、立てこもるしかありません。逃げられる人は逃げることが最優先です。逃げるための準備、ガソリンを満タンにしておく事などは、ブログを見ている皆さんはいつもそうしていらっしゃると思いますが、確認をしてください。
もちろん、爆発事象につながらないことを切に願いますが、願っても現実は変化するとは限りません。六十六回目の敗戦記念日にこの話を書きながら、自分の心の中はずっともやもやしています。
「追記」
問い合わせの多い、港区内の超有名中学校は、具体的には麻布中の情報ではありません。勿論、港区内の学校は多かれ少なかれ、放射性物質に一定量汚染されていますが。僕は都内の、比較的裕福な人々の層が、自分たちの既得権益とそれにまつわる社会的関係を優先して、緊急事態への対応を、早急かつ具体的に実行していないことは、本当に馬鹿げた話だとおもいます。社会的パワーがあるはずなのに、それよりも見栄を優先する感覚は僕には滑稽です。子供の健康や命よりそうしたことを優先する人々を、僕は心の底から軽蔑します。
おまけ2:
やはり1つ目! 妖怪(溶解)原発?
水木しげるさん描く福島原発 32年前のイラスト出版へ
妖怪マンガで知られるマンガ家の水木しげるさんが32年前、福島第一原発を描いていた。当時、雑誌「アサヒグラフ」に書き下ろしたイラストで、作業員の過酷な労働や、ずさんな管理態勢を迫力ある筆致で表現している。「福島原発の闇」(朝日新聞出版)として初めて単行本化、19日発売される。
イラストは、米スリーマイル島事故が起こった1979年の同誌10月26日号、11月2日号に「パイプの森の放浪者」の題名で掲載された。下請け労働者として原発に潜入し、ルポ「原発ジプシー」を著した堀江邦夫さんが文章を書き、水木さんが絵をつけた。
絵を描く前に水木さんは堀江さんと共に、福島原発の近くまで赴き、外観を見学。堀江さんの話などをもとにイメージをふくらませた。重装備でタンクのヘドロをくみ出す労働者の姿や、タービン建屋に巡らされた配管など、綿密な書き込みで、現場の緊張感や重苦しい雰囲気を伝える。
当時の担当編集者によると、水木さんは原発で働く労働者の姿に、戦争で末端の兵士だった自分を重ね合わせていた様子だったという。水木さんは今回の刊行に当たり、「32年前のことは忘却のかなたですが、原発、オソロシイですね」とコメントした。(宮本茂頼)
by kikidoblog | 2011-08-17 13:10 | 原子炉被災