HAARPに地震波か?:研究用31 久しぶりに大きな地震の予兆あり!
今日アラスカのHAARPモニターとカナダの地磁気モニター群を観察したところ、かなり大きな(350nT程度)の地震電磁波が2つ出ている。1つ(9日UT12〜20)は日本アジアを通る大円の方角のものであり、要注意が必要である。もう1つ(10日UT02)はおそらくオセアニアか北米の方向のもので心配なさそうである。したがって、アジア方面とオセアニア/アメリカ方面の人は、大規模な(おそらくM7前後)地震には注意が必要かもしれない。
宇宙天気ニュース
によれば、
2011/ 9/10 11:37 更新
太陽風の乱れが到来しました(速度600km/秒)。磁気圏活動が活発になっています。
とあり、今太陽活動が活発になりつつある。したがって、かなりの程度のオーロラ活動がはじまりつつある。下のインダクションメーターにはある程度のピンク色の領域が出ている。予想通り、これは太陽からのCMEの到来を告げているものである。1、2日後がさらに強烈になるだろう。
Magnetometer Chain
青の垂直成分が大きく、赤黒の水平成分が小さいのが、地震電波の特徴。今回のものは、黒線はそれほど大きくはないが、青色成分かなり大きな振幅で揺れている。
最近はこれには一カ所のデータしかないため、このデータから方角の特定はできない。
Induction Magnetometer
一番下の周波数ゼロの近く(水平軸上)にある「白く明るい」部分が地震電波の特徴。まあ、白色に近い部分。一方、深夜に垂直に立ち上がった、幅広くピンクから真っ赤に近い色の帯状の部分はオーロラ活動によるものである。これは特にBz成分に顕著。
今回のスペクトルデータには、中規模から大規模の地震電磁波が捉えられている。
Spectrum Monitor Waterfall Chart
この滝チャートは、電離層の構造をMHz域の電磁波反射で調べているものだが、何層かの色のバンドに分かれているのが正常状態である。等間隔に色のついたバンドが並んでいる時間帯は、人工的な電磁波がどこかから電離層に向けて放射されていることを示している。
VHF Riometer
(これでは、太陽活動の概日周期からどれだけ外れた異常活動があるかが分かる。)
Electron density
Digisonde
(電離層の電子密度が高まっていることがわかる。)
一方、カナダの地磁気モニター群
には以下のような波形が出ている。
Geomagnetism: Summary Plot from Canadian Magnetic Observatories
9日のUT12時〜20時のものと10日のUT02時のものが、地震電磁波のものであると考えられる。前者がアジア日本を通る大円の方向のものであると考えられる。後者はオセアニアか北南米の方向の大円のものである。振幅は共に「350nT」程度なので、非常に大きなの地磁気の揺れを表している。
参考:
「アキラの地震予報」
日本国内で個人的に磁力計を用いて地震予報を行っている。非常に予測率の高い優れた研究のようである。さて、ここからは次のような警告が出ているが、まだ大地震の警報は出ていない。
小笠原諸島中心に、南太平洋・本土近海では、地震発生に、一週間程要注意です。
(09/05 14:15発信)2011.
備えあれば憂いなし。
by kikidoblog | 2011-09-10 14:23 | HAARPモニター観察