HAARPに地震波か?:研究用32 再び大きな地震の予兆あり!
9月10日以降、アラスカのHAARPモニターとカナダの地磁気モニター群を観察を注意して見ているが、このところ連日200nTから300nTレベルの地震電磁波が出ている。もちろん、日本アジアを通る大円の方角のものも連日、だいたい1日に1、2回は出ている。だから、そこそこの地震が来る可能性がある。要注意が必要である。
しかし、今日先ほど見たものはかなりの大きなものである。しかしながら、不思議なことにこれはアラスカのHAARPモニターにはものすごいのが出ている割には、カナダモニターにはそれほど出ていないのである。今の所この理由は謎である。
宇宙天気ニュース
によれば、
2011/ 9/12 13:48 更新
太陽風は600km/秒付近の高速状態です。コロナホールにより、このまま高速風が続きそうです。
とあり、今太陽活動が活発になりつつある。したがって、かなりの程度のオーロラ活動がはじまりつつある。下のインダクションメーターにはある程度のピンク色の領域が出ている。予想通り、これは太陽からのCMEの到来を告げているものである。1、2日後がさらに強烈になるだろう。
Magnetometer Chain
青の垂直成分が大きく、赤黒の水平成分が小さいのが、地震電波の特徴。今回のものは、黒線はそれほど大きくはないが、青色成分かなり大きな振幅で揺れている。
最近はこれには一カ所のデータしかないため、このデータから方角の特定はできない。
Induction Magnetometer
一番下の周波数ゼロの近く(水平軸上)にある「白く明るい」部分が地震電波の特徴。まあ、白色に近い部分。一方、深夜に垂直に立ち上がった、幅広くピンクから真っ赤に近い色の帯状の部分はオーロラ活動によるものである。これは特にBz成分に顕著。
今回のスペクトルデータには、かなり大規模の地震電磁波が捉えられている。
Spectrum Monitor Waterfall Chart
この滝チャートは、電離層の構造をMHz域の電磁波反射で調べているものだが、何層かの色のバンドに分かれているのが正常状態である。等間隔に色のついたバンドが並んでいる時間帯は、人工的な電磁波がどこかから電離層に向けて放射されていることを示している。
VHF Riometer
(これでは、太陽活動の概日周期からどれだけ外れた異常活動があるかが分かる。)
Electron density
Digisonde
(電離層の電子密度がわかる。)
一方、カナダの地磁気モニター群
には以下のような波形が出ている。
Geomagnetism: Summary Plot from Canadian Magnetic Observatories
アラスカHAARPモニターには、12日のUT12時にかなり大きな地震電磁波が観測されるが、このカナダモニターにはそれが見えていない。実に不思議である。そのため、今の所、どこの方角のものかは判定できないもどかしさがある。日本でないことを願うのみ。
参考:
「アキラの地震予報」
日本国内で個人的に磁力計を用いて地震予報を行っている。非常に予測率の高い優れた研究のようである。さて、ここからは次のような警告が出ているが、まだ大地震の警報は出ていない。
柿岡圏内にM4.5~M5.0程度の地震発生合図が沢山出ました。
関東甲信越地方中心に、近畿地方~東北地方では、地震発生に、一週間程要注意です。
(09/12 14:17発信)2011.
備えあれば憂いなし。
by kikidoblog | 2011-09-12 22:56 | HAARPモニター観察