HAARPに地震波か?:研究用36 600nTが出た!
これは昨日の続きである。昨日は立ち上がりだけだったから、まだ200nT程度のようだったが、先ほどチェックしたところ、なんと600nTの最近では最大級の大きさの地震電磁波が出たようである。これは、困ったことに、日本アジア方面の大円の方角にあるようである。要注意が肝心だろう。地震電磁波が発生してから1、2日後から1、2週間の間に対応する地震が来ると考えられている。太陽からのCMEも来ているようだから、これからしばらくは不安定な時期が続くのかもしれない。
宇宙天気ニュース
によれば、
2011/ 9/27 11:29 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来しました。激しいオーロラの活動が発生し、大きな磁気嵐になっています。
とあり、CMEが頻繁に地球に降り注ぐ中にある。さらに、今太陽活動が活発になっている。したがって、かなりの程度のオーロラ活動がはじまっている。下のインダクションメーターのz成分にはある程度のピンク色の領域が出ている。x成分にも0から1Hzの中に横ににょろにょろした感じのものがあるが、そういうものがオーロラ活動に対応する磁気擾乱である。音に直すとヒューというホイッスル音のものである。それに対して、自然の地震によるものは、ダッダッダーンという雷音のような感じである。原爆による人工地震の場合は、バリバリバリバリバリズダダッダーーンという感じの音である。
Magnetometer Chain
青の垂直成分が大きく、赤黒の水平成分が小さいのが、地震電波の特徴。今回のものは、黒線はそれほど大きくはないが、青色成分かなり大きな振幅で揺れている。

最近はこれには一カ所のデータしかないため、このデータから方角の特定はできない。
Induction Magnetometer
一番下の周波数ゼロの近く(水平軸上)にある「白く明るい」部分が地震電波の特徴。まあ、白色に近い部分。一方、深夜に垂直に立ち上がった、幅広くピンクから真っ赤に近い色の帯状の部分はオーロラ活動によるものである。これは特にBz成分に顕著。



今回のスペクトルデータには、かなり大規模の地震電磁波が捉えられている。
Spectrum Monitor Waterfall Chart

この滝チャートは、電離層の構造をMHz域の電磁波反射で調べているものだが、何層かの色のバンドに分かれているのが正常状態である。等間隔に色のついたバンドが並んでいる時間帯は、人工的な電磁波がどこかから電離層に向けて放射されていることを示している。
VHF Riometer

(これでは、太陽活動の概日周期からどれだけ外れた異常活動があるかが分かる。)
Electron density

Digisonde

(電離層の電子密度がわかる。)
一方、カナダの地磁気モニター群

には以下のような波形が出ている。
Geomagnetism: Summary Plot from Canadian Magnetic Observatories

このカナダモニターには、26日のUT15~22時、そして27日UT03時にかなり大きな地震電磁波(600nT)が観測されている。これはアラスカガコナのHAARPモニターにも出ているようである。今後を注意しておく必要があるだろう。ちなみに日本時間はUTより9時間進んでいる。
参考:
「アキラの地震予報」
日本国内で個人的に磁力計を用いて地震予報を行っている。非常に予測率の高い優れた研究のようである。さて、ここからは次のような警告が出ている。
父島圏内にM6.5程度の地震発生合図が出ました。
小笠原諸島中心に、南太平洋~本土海溝近辺では、地震発生に、一週間程要注意です。
特に、小笠原より離れた北方の本土海溝近辺地震発生の可能性が高いです。
(09/27 13:01発信)2011.
備えあれば憂いなし。
by kikidoblog | 2011-09-27 13:27 | HAARPモニター観察