HAARPに地震波か?:研究用39 久しぶりの150nTの地震電磁波か?
いやはや久しぶりに地震電磁波到来である。どうやら日本アジア方面のようである。150nT程度なのでそれほど大きなものではないが、M4前後のものだろう。
宇宙天気ニュース
によれば、
2011/11/ 9 11:32 更新
太陽は比較的穏やかな状態です。太陽風も平均的な速度で、磁気圏も穏やかです。
Magnetometer Chain
青の垂直成分が大きく、赤黒の水平成分が小さいのが、地震電波の特徴。今回のものは、黒線はそれほど大きくはないが、青色成分かなり大きな振幅で揺れている。
最近はこれには一カ所のデータしかないため、このデータから方角の特定はできない。
Induction Magnetometer
一番下の周波数ゼロの近く(水平軸上)にある「白く明るい」部分が地震電波の特徴。まあ、白色に近い部分。一方、深夜に垂直に立ち上がった、幅広くピンクから真っ赤に近い色の帯状の部分はオーロラ活動によるものである。これは特にBz成分に顕著。
今回のスペクトルデータには、かなり大規模の地震電磁波が捉えられている。
Spectrum Monitor Waterfall Chart
この滝チャートは、電離層の構造をMHz域の電磁波反射で調べているものだが、何層かの色のバンドに分かれているのが正常状態である。等間隔に色のついたバンドが並んでいる時間帯は、人工的な電磁波がどこかから電離層に向けて放射されていることを示している。
VHF Riometer
(これでは、太陽活動の概日周期からどれだけ外れた異常活動があるかが分かる。)
Electron density
Digisonde
(電離層の電子密度がわかる。)
一方、カナダの地磁気モニター群
には以下のような波形が出ている。
Geomagnetism: Summary Plot from Canadian Magnetic Observatories
このカナダモニターには、8日のUT15時に地震電磁波(150nT)が観測されている。これはアラスカガコナのHAARPモニターにも出ているようである。今後を注意しておく必要があるだろう。ちなみに日本時間はUTより9時間進んでいる。
参考:
「アキラの地震予報」
日本国内で個人的に磁力計を用いて地震予報を行っている。非常に予測率の高い優れた研究のようである。さて、ここからは次のような警告が出ている。
父島圏内に久し振りにM4.0~M5.0クラス程度の地震発生合図が沢山出ました。
父島近辺・南太平洋・本土近辺では、一週間程地震発生に要注意です。
(11/07 11:30発信)
備えあれば憂いなし。
by kikidoblog | 2011-11-09 22:09 | HAARPモニター観察