A Happy New Big CME !:過去6年で最大級の磁気嵐が始まった!
いやー、再び、太陽で過去最大級のCMEの放出が始まったらしい。以下のものである。
宇宙天気ニュース
2012/ 1/24 10:19 更新
M8.7の中規模フレアが発生しました。今夜以降にかなり高速の太陽風が到来して、磁気圏が激しく乱れる可能性があります。
米海洋大気局が過去6年で最大級の磁気嵐が始まったと発表。航空機や衛星、送電線に悪影響も
Powerful M8.6 Flare & Earth Directed CME / Solar Watch Jan 23, 2012
さて、いま現在の地震科学(あえてここでは地震学とは呼ばない)では、太陽風と地震の関係については眉唾物と見なしてまじめに考えてはいない。数ある仮説の中の1つにすぎないという立場に置かれているようである。
しかしながら、地震源がHAARPの放出する極低周波(0〜5ヘルツ)の電磁波で加熱できるのはすでに周知の事実であることから、太陽風やCMEの襲来によっても地下深部の震源域が加熱されるとしてもなにも不思議なことはないはずである。なぜなら太陽からの電磁波にも極超低周波域は存在するはずだからである。
したがって、一番合理的な態度としては、太陽風、それも最も大規模なCMEが襲来する時には、電気機器への影響もさることながら、地球内部のマントルや震源域の加熱という現象も無視できないということになるだろう。この場合には、大地震の起爆剤になるかもしれないからである。
そんなわけで、大規模CMEが地球に向って来る場合には、HAARPモニター
やカナダ地磁気モニター群
(これはどうやらオセアニアか南米の方向のものにように見える。→01/24 09:52 フィジー南方沖 M6.3 震度1 深さ582km、であった可能性が高い。)
などを使って、地震電磁波がいつ放出されたかを見ない限り、大地震の予知や地殻変動の力学的原因を知ることは出来ないはずなのである。
地震動はあくまで結果論や現象論に過ぎないからである。地震動が地震を起すのではない。マントルによる地殻の歪みやきしみが地震を誘発するのであるが、そのそもそものマントル運動を動かす熱源の1つに太陽からの強烈な電磁波の存在も無視できないのだという仮説もそろそろ本格的に研究すべきであろうということに過ぎない。
今後しばらくは世界の地磁気モニター群を観察する必要があるだろう。
by KiKidoblog | 2012-01-24 14:26 | 地震・地震予知・噴火