「積雪が放射線を遮蔽した!」:大自然が教えてくれた放射能の遮蔽法!
最近東北や福島など関東地域に雪が積もった。そのせいで降り積もった放射性物質による放射線が遮られ、放射線量が下がったという話がある。
福島県内、雪で一時線量急減 県「解ければ再び上昇」
福島県内の放射線の測定値がことしに入って、急降下している。福島第1原発事故の汚染に苦しむ県にとって線量低減は大歓迎だが、発生源の放射性セシウムなどが消えたわけではなく、積雪によって放射線が遮られているようだ。寒さで測定機の精度が落ちていることも考えられる。県は「低下は一時的。雪解けとともに、以前の水準に戻る可能性が高い」と指摘している。
原発事故後、国は福島県内20カ所で放射線量を計測。県も84カ所で職員による計測を続けているが、特に県北部で目立って線量が低下した。
計画的避難区域の飯舘村役場前で文部科学省が測定している空間の線量(地上1メートル)は6日、毎時0.68マイクロシーベルトだった。昨年12月24日は2.02マイクロシーベルトで、この1カ月半で3分の1に下がった。
これまでの測定データによると、飯舘村の線量は年明け後に急減。1月14~15日には、たった1日で25%(0.38マイクロシーベルト)も下がっている。
県内で検出される放射線は、主に土に含まれるセシウムなどから放出される。雪が降った翌日などに大きく下がるケースが多いことから、積もった雪(水)によって放射線が遮られ、測定機まで届かないようだ。
放射線は鉛やコンクリートだけでなく、水にも吸収される性質がある。文部科学省の原子力災害対策支援本部は「雪の遮へい効果しか考えられない」と説明する。
それを裏付けるように、雪解けによって線量がまた上昇した地点もある。福島市御山町にある県北保健福祉事務所の敷地内では、雪が降った1月6日に0.77マイクロシーベルトまで下がったが、雪解けとともに0.8マイクロシーベルト台まで上昇。再び雪が積もった22日にまた0.65マイクロシーベルトまで下がり、解け始めると0.7マイクロシーベルト台になった。
低温で、一部の測定機はセンサーの感度が鈍くなったことも考えられるという。
県原子力安全対策課によると、飯舘村長泥地区の5日の計測では、最高が午前9時の4.55マイクロシーベルト、最低が午後11時の4.23マイクロシーベルト。0.32マイクロシーベルトも変動した。飯舘村では5日午後11時55分ごろ、気温が氷点下10.0度まで下がっていた。
この冬、雪とともに放射性物質が流出すれば本当の線量低下につながるが、楽観できないようだ。県は「放射性物質は昨秋の台風でかなり流された。今も残っているものは地面などに強固に付着している」と説明。雪とともに消え去る可能性は低いとみている。
これが実測値である。要するに、「現実に起こったこと」である。
ところが、実に面白いことに、東京電力のホームページのQ&Aでも類似のことを説明しているのだから興味深い。
放射線コーナー Q&A
雨や雪が降ると放射線の量が増えるというのは本当ですか?
Ans 空気中には、地面の中にあるウランやトリウムが崩壊してできたガス状のラドンという放射能があります。
このラドンも空気中で崩壊してポロニウム、鉛、ビスマスなどの放射性物質に変わりますが、これらは固体なので空気中の塵や水分に付着した状態で浮遊していて、長い時間をかけて地面に落ちてきます。
雨や雪が降ると、この空気中に浮遊している放射性物質を洗い流し、急速に地面まで落としてしまいます。このため雨や雪の降り始めは、地面近くの放射線の量が一時的に高くなります。雨も長く降っていると、洗い流す放射性物質が少なくなってしまいますし、地面に溜まった雨水も側溝に流れ込んでしまいますので、次第に放射線の量は通常の値へと下がってきます。また、雪の場合は降り積もると地面から出ている放射線を雪の層がさえぎる効果が大きくなってきますので、通常値よりも低くなってきます。
しかしながら、この現象の裏に潜む本質的な点についての説明がない。だから、特に何もして来なかったのだろうというわけである。こんなものを見ても東京電力の知的レベルがどの程度のものか知られるというわけである。
さて、最初の「雪が放射線を遮蔽する」という事実に戻ると、この問題については、私は311、そして314,315の爆発が起こった直後にすでにどうすれば放射線を遮蔽できるかという問題の解決策としてここにメモしておいた。以下のものである。
放射能防御除去
井口和基の公式ブロッガー
その中の、
「世見」の解読成功!?:α、βは磁場で、γ、X、nは酸素と水蒸気で、熱は水で防ぐ。
「プロジェクト・オーロラ」:ミニ地球による遮蔽、「ミニ地球作戦」
この中にあるように、荷電粒子(電気を帯びている放射能)は磁場で防ぎ、
超幻想的な「プロジェクト・オーロラ」:原発の周りを電線と酸素で取り囲め!
中性粒子は水と酸素で防ぐのである。特に酸素の中のオゾンの”働き”はとてつもないものがある。この地球を放射線から我々生物を助けてくれいているのが、この酸素のオゾン層と空気中の水蒸気だからである。
福島第一原発でもそうで、我々の大気がかなりの放射線を遮蔽して我々を救ってくれているのである。
とまあ、そういうわけで、私はかなり初期にその2つの要点を取り入れた「ミニ地球」なる酸素と磁場を封入したタンク装置を作り、それを使って作業員のための安全地帯を作るための遮蔽壁にしろ
というアイデアを出したのであった。がしかし、今のところ私以外のだれもそれを作っていないようである。だから当然、作業員の大半はかなり被爆したのである。
奇しくも今回の積雪がこの大自然に本質的に潜む物理法則の現実味を我々に教えてくれたというようなものである。神に感謝する他はない。
by KiKidoblog | 2012-02-09 10:22 | 原子炉被災