HAARPに地震波か?研究用71:X1.4CMEによる450nTの地震電磁波到来!
2日前のX1.4クラスのCMEが惑星地球に到達したようである。太陽活動による電磁場異常と地球の地震活動との関係を知るチャンス到来である。それに伴って、アラスカのHAARPモニター群に久々に450nTを超える地震電磁波が発生したようである。これは、アジア日本方面ではなさそう(かなりアラスカに近い場所)であるが、これに連動して地震が起こる可能性がある。要注意が必要かもしれない。また、今後しばらく日本も含めて世界で地震が頻発するかもしれない。
追記:この後、第二波、というか、本当の電磁波集団が到達したようである。そこで、これらも追加しておく。すでに550nTの地震電磁波が出た。これは、どうやら最初の450nTと違い、アジア日本方面のものと考えられる。要注意である。
【注】私が最近ここで強調しているのは、太陽風による(特にCME放出時の)地球内部の加熱による地震の誘発という現象である。ここ数年の観察からも、明らかに太陽からの電磁波の到来と地球の地震活動との間には相関関係があるように見えるということである。しかしながら、よく知られているように、現在の地震学者たちは地震は太陽活動とは無関係だと信じているというレベルである。まして、我々人間が強烈な電磁波を照射することによって地震が誘発できるという可能性などまったく知らないのである。この2点を観察することが最近の私の個人的目的なのである。
宇宙天気ニュース
によれば、
2012/ 7/15 12:39 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来し、速度は600km/秒に上昇しています。磁気圏の活動も強まりました。
2012/ 7/ 4 12:44 大きめのCクラスフレアの発生が続いています。高速太陽風は550km/秒くらいに下がっています。
2012/ 7/ 5 09:31 太陽のフレア活動が活発化して、Mクラスフレアが7回発生しています。引き続き注意が必要です。
2012/ 7/ 6 11:59 太陽の活発な活動が続いています。Mクラスフレアは10回です。引き続き注目してください。
2012/ 7/ 7 12:14 X1.1の大規模フレアが発生しました。太陽では活発にフレアの発生が続いています。
2012/ 7/ 8 12:12 太陽のフレアの発生数は減少しています。東端から大きな黒点群が姿を現しています。
2012/ 7/ 9 09:31 更新
1515黒点群は、M6.9の中規模フレアなど活発に活動していますが、間もなく西に没します。
とあるように、太陽はX1.4クラスのCMEを放出している。したがって、太陽風は徐々に強まる傾向にある。それゆえ、地球に地震活動が活発化する傾向が出るだろう。
アラスカのHAARPモニター群


Magnetometer Chain
青の垂直成分が大きく、赤黒の水平成分が小さいのが、地震電波の特徴。




通常は、5つの地点で観測された強度(特に青色の垂直成分)がほぼ同一場合はアラスカモニター群にほぼ垂直の方向から来た地震電磁波と見ることができるが、今現在はガコナのデータのみのため、このデータから方角については判らない。
Induction Magnetometer
一番下の周波数ゼロの近く(水平軸上)にある「白く明るい」部分(0ヘルツ近傍)が地震電波の特徴。まあ、白色に近い部分。一方、深夜に垂直に立ち上がった、幅広くピンクから真っ赤に近い色の帯状の部分はオーロラ活動によるものである。これは特にBz成分に顕著。






7月14日UT18~24時付近のものが、450nTの地震電磁波のものと考えられる。
Spectrum Monitor Waterfall Chart
この滝チャートは、電離層の構造をMHz域の電磁波反射で調べているものだが、何層かの色のバンドに分かれているのが正常状態である。等間隔に色のついたバンドが並んでいる時間帯は、人工的な電磁波がどこかから電離層に向けて放射されていることを示している。

VHF Riometer

(これでは、太陽活動の概日周期からどれだけ外れた異常活動があるかが分かる。)
Electron density

Digisonde

(電離層の電子密度がわかる。)
一方、カナダの地磁気モニター群

には以下のような波形が出ている。
Geomagnetism: Summary Plot from Canadian Magnetic Observatories

ここに出ている7月14日UT18~24時前後のものが、450nTの地震電磁波と考えられる。これは、おそらくアラスカに近い地域からの地震電磁波であると考えられる。また、これらが地震電磁波かどうかはアラスカHAARPモニターのゼロ周波数があるかないかでチェックするのである。アラスカのものと見比べれば、カナダのもので焦げ茶色の部分がアラスカの白い山の部分に見事に対応していることが分かるだろう。ちなみに日本時間はUTより9時間進んでいる。
参考:
「アキラの地震予報」
日本国内で個人的に磁力計を用いて地震予報を行っている。非常に予測率の高い優れた研究のようである。さて、ここからは次のような警告が出ている。
柿岡圏内にM4.0~M5.0の地震発生合図が出ました。
関東甲信越地方中心として、近畿地方~東北地方では、一週間程地震発生に要注意です。
特に、父島と合作の傾向が有り、関東甲信越地方は、要注意です。
(07/14 13:24発信)
備えあれば憂いなし。
おまけ:
クリル諸島 M4~6の間で群発地震がいまだに続いている―日本にも8メートルの津波の恐れ
ロシアのクリル諸島では昨日6回の地震が観測された。ロシア非常事態省極東地方センターが10日明らかにした。
ロシア科学アカデミー地学研究所のデータを引用して伝えたところによれば、6回の地震全ては9日、イトゥルプ島の太平洋側で発生したとのこと。
最初の4つの地震はイトゥルプ島(サハリン州)のクリリスクから東および北東に190キロから420キロのところで発生しており、震源の深さは33キロ。マグニチュードは4.0から4.5だった。
数時間後さらに2つの地震が発生し、震源の深さは560キロと深く、マグニチュードは5.6から6.0だった。
http://english.ruvr.ru/2012_07_11/Earthquake-hits-off-South-Kurils/
だいたい私の予想通りの、アラスカに近い場所であった。今度来るものは、日本アジア方面である可能性が高い。要注意だろう。
by Kikidoblog | 2012-07-15 09:27 | HAARPモニター観察