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ロンドン五輪卓球日本代表の対戦相手は?:どの国でも中国人相手だった!?

みなさん、こんにちは。

いやはや、しかし、この記事は結構興味深い。以下のものである。
20カ国に中国出身選手、国際卓球連盟会長憂慮

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 ロンドン五輪の卓球は、大方の予想通り中国が席巻した。
 各国2枠のシングルスは男女とも中国勢同士の決勝に。加えて、男女40人もの中国出身の国籍変更選手が計20カ国から代表になった。国際卓球連盟(ITTF)のアダム・シャララ会長は7日、中国が制した女子団体の後、「スポーツにとって、いいことではない」と強すぎる中国が生むひずみを憂慮した。
 厳しい育成システムを誇る中国は、精鋭の中からさらによりすぐった選手を五輪代表として送り込むため、飛び抜けて強いのはもっともだ。一方で、ふるい落とされる選手も多く、他国へ活路を求める。シャララ会長は、その悪い面を憂う。
 主力が「元中国」選手の国は少なくない。オランダやポーランド、シンガポールなど。その大半が助っ人扱いで、ドイツなどのクラブチームで活動し、大会以外では代表に合流しない選手もいるという。
 シャララ会長は「中国出身の選手が、それぞれの国のレベルを高めてくれればいいのだが、そうなっていない事例が多い」と指摘する。
 ITTFは2008年に国籍変更に伴う出場制限の規定を設けた。五輪出場に関しては国際オリンピック委員会の規則が適用されるため別の議論になるが、中国出身選手が幅を利かせる状況は徐々に改善されると見ている。
 その上で、シャララ会長は「日本やドイツ、ロシアには潜在力がある。育成に力を注ぐフランスも4~5年のうちに伸びてくる」と、対中国の包囲網を期待した。(時事)
(2012年8月8日15時51分 読売新聞)

今回の卓球の日本の対戦相手を観ていると、欧米のどこの国の選手もアジア人であった。そしてコーチは中国人のように見えた。

決勝で対戦した中国も、本当に中国人かというように、朝鮮人顔、中国人顔、台湾人顔というように、本当は多国籍連合軍なのではないのかと思わざるを得ないようなチームが多かった。

実際、中国人は、卓球であろうが、武道であろうが、何であろうが、欧米へ留学する時の「特技」としてスポーツを選ぶことができる。いわゆる「スポーツ留学制度」である。スポーツの優秀選手には、大学が奨学金を与えるのである。

一方、中国人は、中国共産党支配下で自由に生活できないために、何とかして海外へ留学したい。そういう時の「切り札」として卓球選手であるとか、物理学者であるとか、そういう能力を利用するのである。

これとまったく同じことを早々に行ったのが、アフリカの黒人選手たちである。欧州の陸上選手たちはほとんどがアフリカ系である。短距離ほどその傾向が強い。サッカーなどの球技でも、かつてのフランスW杯で優勝した、ジダンのフランス代表チームは、2、3人のフランス人を除き、ほとんどが黒人であった。あげくの果て、本当にフランス代表かと言われた始末である。

オランダやドイツやイングランドなどもすでに移民した黒人選手たちでかなり占められるようになってきた。だから、いまさら、何で卓球の中国人選手だけを問題にするのか?ということになる。

しかしながら、世界ランキングや中国国内のランキングや実力において劣り、このままではオリンピックに出られないと思う中国人選手たちが、国籍を移して他国の代表になる。一種の「名義貸し」のようなものであるが、そうなるのも当然と言えば、当然なのである。一種の需要と供給の問題と言えるだろう。

この問題に似ているのが、日本の学校スポーツである。特に、甲子園の高校野球である。実に良く似ている。

甲子園出場して対戦相手を見れば、かつてのリトルリーグ時代のチームメートだったというようなことである。実際、東北や北海道の私立高校は「スポーツ推薦」枠で首都圏や大阪の中学生をスカウトする。奨学金、全額免除、半額免除、授業料免除などで釣るわけである。

だから、今のプロ野球の巨人のように、関東のチームであるのに、公用語が関西弁だという滑稽なことになるのである。清原、桑田、大半が大阪出身のバリバリの関西人。しかも大半は在日系であるらしい。

私立高校は学生をとるのが大変である。だから、少しでもスポーツで優勝し、有名になりたい。有名になれば、優秀選手に釣られていい学生も入って来る。予算も入る。良いことづくめである。という論理で動いている。要するに、経済論理で動く学校スポーツというものである。

かつてのここ徳島の池田高校のように、すべて学校周辺の選手を育成し、鍛え上げて全国優勝したというチームは今では死語となっている。育成には時間がかかる。だから、てっとり早く結果を得たいと思うばかりに外から優秀選手を集めようとするのである。

これと同様に、オリンピックは国枠で出場が決まるから、高校生の住民票の移動ようなものが、国籍の移籍となり、適当に国籍を移せば、即戦力でチームの増強を計ることができる。サッカーのクラブチームの発想である。香川を移籍させれば、レベルアップできる。

こういうことから、世界のエリート層は、すでに大分前から、「国家などどうでもいい」と思っているに違いない。「国」など名前だけのことであり、一種の「クラブ名」のようなものにすぎないと考えているに違いない。同様に、日本国内でも日本政府や文科省の役人は、都道府県など一種の「クラブ名」のようなものだ。適当に選手を移動して強化すればいい。

実際、国体ではそうなって久しく、「ジプシー先生」がいるという。どこぞの県で開催される国体でそのホスト県が優勝できるように、その都度人事異動の形で「体育の先生」としてあっちこっちへ渡り歩くのである。あるときは、東京都、あるときは徳島、国体がある時にはかならずホスト都道府県の職員になっている。

日本は、徳島の蔦監督(故人)の池田高校と同様に、どちらかと言えば、「育成スタイル」を採って来た。時間がかかるスタイルである。しかし、手っ取り早くいい成績を残したいという手抜き工事をしたければ、即戦力を金で買うということになる。

要するに、どうしてそういうことをするかと言えば、結局、スポーツを経営者側でみているからということになる。監督やコーチは良い選手が多いほど手っ取り早く優勝できる。優勝すれば、自分の名が高まる。そうなれば実入りもいい。とまあ、それだけのことである。だから、下手な選手を優秀選手に育て上げるよりは、自分の構想にあった選手をスカウトする方がいいということになるわけである。

ジャマイカの黒人選手を日本人にして、短距離で優勝。ウサイン・ボルト選手を日本人にするのである。長距離では、ケニアの黒人選手を日本人にする。重量挙げなら、東欧の白人選手を日本人にする。というような具合である。しかしこれでは、本当の日本代表ではない。言葉上の「日本代表」である。「日本人の代表」ではない。

これと同様に、スポーツ枠推薦で他都道府県に越境入学し、甲子園で優勝したとしても本当のその県の代表ではない。ダルビッシュも田中も出身地は異なる。やはり国籍(出生国)と同様に、出生地や出身地を厳密にした選手代表にした方が理に適っているし、健康的であると私は思うのである。

そろそろ、オリンピックも甲子園や高校スポーツも、代表になるための条件を厳しくすべきときなのかもしれない。

  by KiKidoblog | 2012-08-08 18:54 | サッカー&スポーツ

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