スマート家電とはどうあるべきか?:「トータル・リコール2012」にヒントが!?
日本の家電メーカーが全滅、かつての戦艦武蔵、大和のように太平洋に撃沈しそうな勢いである。そんな中、起死回生の方法として、パナソニックはこんなことを考えたという。
パナソニックから「スマート家電」の新機能体験アプリが登場。かわいい家電キャラクターも搭載。
パナソニックが、スマートフォンで家電とクラウドをつなげて新しいサービスを提供する「スマート家電」8商品を発表した。同時に、「スマート家電」を持っていなくてもこの新しいサービスを体感できるアプリ「Enjoy!PanasonicSmartApp」も発表。このアプリは新サービスが疑似体験きるだけでなく、スマート家電をキャラクター化したゲームが搭載されており、ゲームアプリとしても長く楽しむことができる。
しかしながら、サムスン製品を礼賛するつもりも、日本製品をけなすつもりもないのだが、最新のハリウッド映画を観た感想からすると、方向性に難ありではないだろうか?
「スマート家電」というときの、「スマート」という意味は、今ではこんな感じのものである。
iPhone 5 Hands On
このスピードと操作性と多様性と多目的性などができて、今では「スマートフォン」という。
もちろん、これを実現するためには、ソフトが必須である。アップルがソフトメーカーだというゆえんである。いまでは、アップルはパソコンメーカーではない。マイクロソフト以上のソフトウェアメーカーなのである。
パソコンやCPUはソフトが無ければただの石である。
この路線のさらに上を行っているものが、先日私が見た「トータル・リコール2012」
TOTAL RECALL - Official International Trailer
このトレーラーにはカットされているが、この映画のシーンの中に、家電、冷蔵庫の外側の表面全体が映像になっていて、そのどこを触っても、このiphoneのように映像が変化してPC化するものが描かれていたのである。
要するに、家電の表面全部をmacのiphone5のようにしてしまうのである。
冷蔵庫の表面を触り、計算機にしたり、テレビにしたり、料理のレシピを検索したり、そういうことができる冷蔵庫。もしこんなものがあれば、これこそ「スマート冷蔵庫」と言えるはずである。
こういうことを実現するためには、私が思うところでは、超薄型のiphone5のような平面型のテープのようなPCを作り、それを家電の表面に貼付ける。あるいは、家電製品のドアを巨大なiphone5化する。
もしこんなものがあれば、居間やキッチンにテレビを買う必要がなくなる。冷蔵庫1台あれば、それが全てを提供してくれる。
はたしてこんなアイデアはどうか?
いずれにせよ、日本のメーカーさんは、もっと最新SF映画を見てインスピレーションや妄想を得なければならないだろうナア。
消費者がハッとするような製品を作って欲しいものである。
by Kikidoblog | 2012-09-14 20:50 | アイデア・雑多