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世界初のクローン羊ドリーの生みの親、K・キャンベル博士死去

みなさん、こんにちは。

いやはや、残念なニュースが飛び込んだ。今回の山中博士の「iPS細胞」の研究のきっかけとなる「クローン羊ドリー」を生み出さしたグループの主要メンバーの1人、キャンベル博士

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クローン羊ドリーの父、歿
が突然死されたらしい。享年58歳。以下のものである。
世界初のクローン羊誕生させた科学者死去、K・キャンベル氏

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(CNN) 英国のノッティンガム大学は12日、世界で初めてのクローン羊「ドリー」を誕生させた科学者チームの一員だった同国の生物学者キース・キャンベル氏が今月5日に死去したと発表した。58歳だった。
同大学は声明で、死因には触れなかった。葬儀は10月24日に催される予定。
ドリーは英スコットランドのエディンバラ近くにあるロスリン研究所で1996年に誕生。ドリーに関する研究報告書の中でキャンベル氏は功績があった科学者として言及されていなかったが、チームの中心的人物だったイアン・ウィルマット氏が2009年、英紙デーリー・テレグラフにキャンベル氏が最大の貢献者だったことを認めていた。
キャンベル氏はその後、幹細胞の利用や遺伝子移植の研究に打ち込み、人間の疾病治療への応用などを追求。同氏の研究の成果は、今後5年内に進行性の悪性疾患を抱える患者の症状を緩和させる治療方法となって結実するだろうとの見方も出ている。
ドリーは2003年に死んでいた。その剥製(はくせい)は現在、スコットランド博物館に展示されている。

最近、このキャンベル博士の同僚のウィルモット博士と山中博士のインタビュー番組をNHKで見たばかりだった。が、その時には、ウィルモット博士と山中博士がノーベル賞をとるだろうと私は思っていた。あるいは、ガードン博士、ウィルモット博士と山中博士の3人

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でノーベル賞を分け合うだろうと思っていた。

しかし結果は、ガードン博士と山中博士の2人だけの受賞となった。いくら大事だと言っても両生類のカエルのクローン生成と哺乳類の羊のクローンの生成ではその難しさがまったく異なるのだが、どうやらノーベル賞委員会はその辺のことは重要視しなかったと見える。事実、山中博士はキャンベル博士とウィルモット博士の研究から「iPS細胞」の研究に踏み切ったとインタビューで言っていたのである。

おそらく、K・キャンベル博士はノーベル賞を逃したことが相当に残念だったのかもしれない。真相は分からないが、ご冥福を祈りたい。

  by KiKidoblog | 2012-10-13 22:35 | 人物

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