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A Happy New Conspiracy : 「脅威の核爆弾」すでに原爆による地震津波兵器が登場!



みなさん、こんにちは。

ここでもすでに何度かメモした「インベーダー」。主人公のデビッド・ビンセントが、米軍司令官にインベーダーの危険性を進言するシーン。このシーンに「地震津波原爆」の問題が取り上げられていたのである。


司令官「みて分かる通り、いま実験の準備で猫の手も借りたい時だ。」
   「いちいち気の触れた男の話など聞いている暇はない。」
ビンセント「行方不明のスペンサーはどうなりました?」
     「死にましたか?連絡を受けたでしょ?」
司令官「うるさいぞ、きみ。」
ビンセント「なぜ僕たちを裏切ってインベーダーに協力しなければならない
      のですか?」
     「やつらは人類を滅ぼし地球を征服しようとしているんですよ。」
     「それでも軍人なのか、あなたは?」
     「あなたほどの軍人がやつらの正体を知ってて協力するなんて、
      僕には信じられません。」
司令官「私のことなど知らんくせに。」
ビンセント「だれでも知っています。」
司令官「何も分かってない。」
   「おまえたちの知っているのはこれまで何百回も行って来た意味のない
    私の演説だけだ。」
   「陸軍の英雄。軍賞に輝く英雄か?」
   「わしの本当の気持ちを知っているものなど一人もおらん。」
   「過去の私の命令で10万人の部下が死んでいるんだぞ。」
   「息子も私を信じて死んだんだ。」
   「もう二度と戦うつもりはない。」
   「傷つけ殺し合ってなんのためになるんだ。」


司令官「やがて記念すべき核爆弾で人類を自らの手で破滅に陥れるためか?」
ビンセント「だれがそう言いました? インベーダーですか?」
副司令官「ペンタゴンに連絡しよう。」
司令官「馬鹿なことは止めろ。」
   「おまえの話など信じてくれる人間は一人もいない。」
   「もう時間もない。」
ビンセント「スペンサーはどうなったんですか?」
司令官「かれは死ななければならなかったんだ。」
   「かれのために計画が危機に陥った。」
ビンセント「だれの計画ですか?インベーダーのですか?」
     「考えて下さい。」

司令官「かれらと取引をしたんだ。」
   「もし地球上で核戦争を行えば、すべてが放射能で侵され、
    かれらにとっても価値がなくなる。」
   「だから交換条件としてあえて危険を冒しても高性能核爆弾を地球に
    持ち込むことを許可した。」
   「すでにただ一つのその爆弾を運ぶために六艘の宇宙船が途中で事故を
    起こし、こなごなになっている。」
副司令官「何ですか、その高性能核爆弾とは?」
司令官「想像を絶する爆弾だ。」
   「それは地球の物質と反応し恐るべき破壊力を持っているらしい。」
   「それがもし地球の表面で爆発すれば、単なる爆発だけで終わるが、
    もし地下で行われた場合、地球の地軸をなんとか変えうる力を
    秘めている。」
ビンセント「そんなことがよく平気で言えますね?」
     「それほど強力なら、地震や高潮が起こって何百万という人間が
      死ぬんですよ。」
司令官「核戦争を行えば、それこそ地球上の全生命が死に絶えてしまうんだぞ。」
   「それくらいの犠牲はしかたない。」
   「人々はそれを核爆弾による悲劇だとして、核兵器を捨てることになる
    だろう。」
   「そうすれば平和が訪れる。」
ビンセント「平和ですって?やつらは地球の征服を企んでいるんですよ。」
     「そんな甘いことではすみません。」
司令官「それ以外は考える必要はない。」
   「爆発と同時に国防長官に電話して世界にインベーダーの存在を
    暴露する予定だ。」
ビンセント「やつらにそんな手は通じない。」
     「電話する前にあなたは必ず殺されるんですよ。」
司令官「次の手はちゃんと打ってある。」
   「私に何かあれば、ペンタゴンのマッキンタイヤー中将が、かれに預けてある
    私の金庫を開けて書類を直接大統領に届ける。」
   「私が密かに集めた証拠だ。それを見ればだれでもインベーダーの存在を
    信じるだろう。」
ビンセント「僕ならいますぐ金庫の中身を調べさせますね。」
司令官「なぜ?」
ビンセント「おそらくその証拠はもうありませんよ。」
司令官「馬鹿なことを言うな。」
   「マッキンタイヤーは私の親友だ。」
副司令官「閣下、お願いです。電話して下さい。」

司令官「ペンタゴンを頼む。」

司令官「かれは今朝心臓マヒで死んだそうだ。」
ビンセント「証拠はどうしました?」
司令官「頼みがある。彼の部屋に私の金庫があるだろ。」
   「組み合わせ番号は、右に17、左に二回42、そして右に30だ。」
   「中を調べろ。報告を待っているぞ。急いでくれ。」

司令官「そうか。」
   「入っているのは私の出生証明と私用のファイルだけだそうだ。」

ここには「売国奴」と「護国派」の普遍的なやり取りがあるように見えるから実に興味深い。

いずれにせよ、1960年代のアメリカのSFドラマにもすでに「核爆弾による津波や高潮の兵器」の話が出ていたというわけである。

「しかし、この事実を誰も信じてはくれなかった!」というところですナ。

  by KiKidoblog | 2013-01-08 00:11 | コンスピラシー

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