脅威の3Dプリンター時代到来!:3Dプリンターで銃を印刷!科学技術には善悪両面ある!
みなさん、こんにちは。
今回はちょっと日本ではニュースにもなっていないことをメモしておこう。
それは、いわゆる
「3Dプリンター」のことである。
いまでは「3Dプリンター」で自動車を作るという会社
さすがにプリントボタン押したら車が完成!?もカナダで現れている。
ところが、新たなる問題を生み出しつつあるという。もちろん、ダグラス・マッカーサーの「ウォーギルドインフォーメーションプログラム」のおかげで(たとえば「日本人の精神年齢は12歳」とかいう情報操作のせいで)すっかり本当に「精神年齢12歳」になりさがってしまったいまの日本人ではそういう発想は出て来ない。
何か?
というと、「3Dプリンター」さえあれば、だれでもマシンガン
世界初の3Dプリントアウトされたマシンガンから鉄炮から、ゆくゆくは戦車まで作れるのである。いま全米で大問題になってきたのは、子供でもマシンガンを「3Dプリントアウト」できてしまうという問題らしい。
The world’s first 3D-printed gun is a terrifying thing
そんなYouTube番組をメモしておこう。以下のものである。
さあ、あなたは知恵を付けた。早速、「3Dプリンター」を買いたくなったかい?
そして、早速「俺もマシンガンを作りたい」って?
そう思ったあなたは立派なテロリストの素質がある。きっと裏組織やヤクザも同じことを考えるに違いない。いや、すでにそういうことは行われていると考えた方がいいだろう。だから、闇組織からスカウトが来るに違いない。気をつけた方がいいだろう。
さて、科学技術には古来から非常に困った性質がある。それは、ある知識が見つかると、それは人を救うためにも人殺しのためにも常に善悪両サイドに使えるという性質である。
一番最初の科学テクノロジーといえば、「火の使用」である。火で料理もできれば、火で家を焼くことも出来る。
ろうそくの発明により、夜の照明ができるようになった。このろうそくとて照明にもなれば、火災の種火にもなる。
20世紀になり、原子力の知識や原子核物理学が解明されると、それを用いて、核爆弾もできれば、原子炉もできる。原子炉とて、発電に使えれば、それを崩壊させて核爆弾の代わりにも出来る。
コンピュータが発明され、インターネットが発明され、3Dプリンターが発明されると、これまた同じように、常に善悪両方の目的に使用可能なのである。ものを製作する効率が増せば増すほどその結果としての危険度も増す。
コンピュータを使えば、高速に作業できる。しかしそれゆえ、高速で自動車製作も出来る代わりに、高速で兵器開発もできるようになる。
同様に、インターネットで世界が「小さな世界」に変われば、すばらしい人間のネットワークも構築できる代わりに、悪の人間ネットワークへ導かれる確率も高まる。従来の社会では一生出会うことも無い悪い人間たちとだれもが即座に出会う危険が高まる。
同様に、ディジタルテクノロジーの最先端である「3Dプリンター」が出回れば、個人で自動車を3Dプリントアウトできるように、同時にマシンガンや戦車ですら3Dプリントアウトできるようになる。場合によっては、つまり、巨大な3Dプリンターさえあれば、空飛ぶ円盤を3Dプリントアウトできる代わりに、核ミサイルですら3Dプリントアウトできるのである。欲しいのはプルトニウムだけということになろう。
平和ボケの日本人にはこういうことは理解できないかもしれない。しかし、科学技術とはそういう
「ヤヌスの面」
を持っているのである。
この問題について、古くから多くの人が、特に多くの科学者が議論して来た。一番有名なのは、アインシュタインや湯川秀樹そしてリチャード・ファインマンだろう。もちろん我が国の朝永振一郎もその中に入る。
しかしながら、基本的主張はほぼ共通している。科学者は
「科学技術の使用に対する価値判断は避ける」
というものである。要するに、一般に科学者は知識を得るだけ。その収穫をどう使うかは国民や人々に任せる。そういって来たのである。
しかしそうなると、どうなったか?
というと、その科学技術がだれの手に落ちるかによって使用目的が変わるということになる。
ここに一人のすごく可愛らしい美人の若い女性がいたとする。この女性が普通の人の手に落ちれば、この彼女はいいお嫁さんとなるに違いない。また芸能界の事務所の社長の手に落ちれば、女優やらタレントやらAKBやらのメンバーになるに違いない。しかし、この女性がダークサイドのヤクザや裏社会の手に落ちれば、姉御や情婦やバーのマダムやらストリッパーとなるに違いない。
科学技術とは、このうら若き女性のようなものなのである。だれの手に落ちるかにより、運命が決まる。そういうものなのである。
したがって、テロリスト、北朝鮮、非合法組織、こういう連中が3Dプリンターを手に入れたら、それこそ悲惨な未来が待つ。そういう予測が自然と成り立つわけである。
私個人が手に入れたら、有事の際に即座に自衛手段の武器を作るために使うかもしれないが、犯罪組織が手に入れたら、犯罪のために使うだろうことは目に見えているのである。
科学技術とは、常にけっこうな面と困った面の両面がある。マスゴミはいつもその時々の都合で片面しか見せない。あるいは見ない。だから、いい面があるという時には、同時並行に悪い面があるのである。
あまり物事をよく分かっていない(言い換えれば、科学や物理学が分かっていない)人たちは、「2タイムラインがある」というような言い方、あるいは、「平行宇宙」などというと、あたかも「宇宙がパラレルに同時に別々に存在している」かのように理解してしまう。我々物理学者が言っている意味の「パラレルワールド」というのはそういうことではない。
実はこれに一番近いのが、「善悪共存」や「善悪の両面ある」という時の「共存する」というような形で存在するものを「パラレルワールド」と考えているわけである。2つの世界が同時に存在しているわけだ。いいかれば、「可能性の世界と現実の世界の巧妙な絡まり具合」の仕方を言っているにすぎない。まあ、わからなければ、科学技術にはいつも善悪の両面があるという話の理解のしかたを思いだせばよろしい。
そして、「タイムライン1からタイムライン2に移る」というような場合、これは「良い使用をしていた時代から悪い使用をする時代に移る」というふうに考えれば、ほぼ100%合っている。科学の世界では(とはいっても、本当に科学を分かっている科学者の話だが。大半はおこちゃまだから無理だ)、平行宇宙やタイムラインの変化というようなことは、こういう感じで理解しているのである。
だから物事にはすべて善悪あるように、可能性としての善悪と、それが実際に実現された過去としての善悪(つまりタイムラインとしての善悪)の両方が必ず存在するわけである。何も平行宇宙だとか、パラレルワールドだとかたいそうな言い回しをする必要はないのである。
ところが、(ついでにメモしておくと)、この可能性としての善悪のようなことと、実現された過去としての善悪のようなことを糞味噌にする人間がいる。いくら過去において悪いことをしたものであれ、あるいは、そうした時代があったとしても、それは過去の話。現代から未来の話とはまた別ものなのだ。
例えば、あるものが過去にフリーメーソンだったからといって、その人物が将来もまたフリーメーソンであるかどうかというのは別である。過去の西洋が悪魔主義だったからといって、現代から未来がまたそうだとは限らない。常に未来はいまのこの時点での判断で決まるのである。過去の善悪は歴史だが、未来の善悪はいまの判断の善悪の結果なのである。(実は、このことは厳密に数学的に証明できることなのだヨ。すでに科学者はそういう理論を持っている。まあ、あまり物理学者には知られていないがネ。だから私は確信もって言っているわけだヨ。)
ゆえに、私の結論はこうだ。
「科学者は常に価値判断しなければならない!」
まあ、そういうことですナ。
しかしソニーもエプソンもキャノンも本田もトヨタも松田も、この3Dプリンターに出遅れたらもうお陀仏だろうヨ。全部パソコンと3Dプリンターで作れるわけだから。その昔、私が富士通時代、超ミクロの3Dプリンターを作ろうとしていた
伊藤智義博士の「GRAPE」と「3Dテレビ」と「栄光なき天才たち」わけがやっとわかったかい?
by KiKidoblog | 2013-03-29 10:21 | コンスピラシー