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米国の「骨董武器ビジネス」:旧日本軍の名器、「有坂38式歩兵銃」現在も生きる!?

硫黄島の戦い
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硫黄島の日本軍全滅より

みなさん、こんにちは。

今回は、今日偶然にナショナルジオグラフィックの番組で非常に興味深いものを見たので、それについてちょっと異質なことをメモしておこう。それは、普通の意味で言えば、「米国がいかに銃社会であるか」ということであるが、別の意味で言えば、「米国ではいかに戦争時の日本兵の所持品が流失しているか」ということである。

かつて米軍が日本兵と戦った時、戦争のかなり後半から参入してきた米軍の物量作戦で日本軍はほとんど負けた。この時の状況を描いたものが、「ビルマの竪琴」などの映画に描かれたりしたものである。しかし実際には、白旗を上げた日本兵を捕虜としないで、射撃の餌食にして、死んだ日本兵の所持品を根こそぎしていったのである。

これと同じ事は、アメリカの騎兵部隊が、アメリカ・インディアンと和平協定を結び、住処を移住している時、その部落を夜襲し、全て殺戮し、金目の物は根こそぎした。そればかりか、女性の子宮や陰部、男性の睾丸や額を剥ぎ取り、小物いれの小袋の材料にした、という歴史が残っている。この伝統は、今も健在である。

さて、そんな米兵たちが持ち帰ったはずの日本兵の武器、あるいは、欧州戦線の英兵や独兵などの所持品がその後どうなったかというと、実は、「武器アンティーク」、「武器の骨董品」として立派な商品としてかなり高額で取引されているようである。それも、すべて武器専門家や武器修理人なるものがいて、新品同様に実用できるようにして売り買いされているのである。

「武器商人」といえば、NWOやら軍産複合体の代名詞かと思うかもしれないが、それは最先端の現代の武器の話であり、第一次世界大戦や第二次世界大戦中に使用された武器の話ではない。しかしながら、実用という面、殺傷兵器である戦闘兵器という意味では、第二次世界大戦中の武器も現実の戦闘にはいまも十二分に使えるものなのである。

もちろん、日本では銃刀法により、こうした戦争武器の売り買いは禁止されている。模型のみだろう。しかしながら、銃社会の米国では、こういうものが自由に売り買いでき、また実射できるようである。

まずはそのナショナル・ジオグラフィックの番組とはこれである。
Cranmer & Son: A Family Gun Feud - National Geographic Channel Watch on Foxtel

これは、武器コレクター会社を営む父親とその息子とその社員たちが主人公の番組である。何が面白いかというと、この社長と息子のやり取りが意外に面白い。とはいっても、普通の人にはその面白さはあまり良くわからないだろう。まるでジョージ・ブッシュ親子のやり取りを聞いているのようだから面白いのである。

この二人や社員の米人たちには、この会社の扱う銃が、どういう経緯で手に入ったか、これは誰の持ち物でどんな人達の命が失われたか、どういう歴史が潜んでいたのか、こういったことは一切関係ないのである。その代わり、この武器は一秒間に何発発射できるか、一回で何人を殺せるのか、そういう武器の性能の威力だけに関心がある。そして、実際に性能を試すために、実射の試打をするが、その時に、廃車や人形やスイカやメロンなどのターゲットを置く。そしてめちゃくちゃにぶっ潰す。そして「セーラー服と機関銃」のように、「ああ、爽快」という感じで実演するのである。

この感覚が我々日本人にはない。そこが興味深いのである。デービッド・アイクのいう、エンパシーやシンパシーがまったくないようなのである。なかなかこういう人たちを見ることは日本ではできない。

さて、硫黄島の日本兵の持った所持品はことごとく米兵が盗みとったという歴史が残っているが、そういったものは、すでに米社会の中で、「骨董品」として売られているのである。その中でも旧日本の所持品の武器はどうやらもっとも人気が高いらしい。かなりの高額で取引されるようである。そんな武器の中でも旧日本軍の日本兵がもっとも一般的に持っていたものが、「有坂38式」、「有坂44式」、「99式軽機関銃」という銃であるらしい。日本の映画で日本兵が撃っているライフルがこれである。
有坂38式(三八式歩兵銃
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有坂44式(四四式騎銃
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有坂99式(九九式短小銃
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99式軽機関銃(九九式軽機関銃
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日本国内では、ウィキペディアに載るような、60年以上前の遺物としてしか存在し得ないのだが、アメリカではいま現在も実射可能の名器として現存しているわけである。

これが「銃社会アメリカ」の真実というわけである。

私に言わせると、これは日本兵の遺品の盗難なのだから、家族に返却すべきではなかろうか?ということになる。韓国朝鮮人ならば、すべて韓国人の所有物ということになるだろう。

日本も国としてこうした戦争遺物は骨董品として出回るのを防ぐ手立てが必要なのではないだろうか? 回収事業を開始すべきである。

まあ、それにしても、どんな骨董武器も使用可能に再生してしまう職人がいるというのはアメリカは広いというべきか、面白い。アメリカは、実に不思議な国である。(なんといっても、連中は、自宅に射撃場持っているからナ。)

ついでにメモしておくと、有坂式や99式軽機関銃などをみても分かるが、日本軍のライフルや銃は非常に軽く作られている感じである。おそらく体の小さな日本人に合うように作られたために、持ち運びが便利でそれでいて非常に精度の高い銃であるように見える。その点、米軍の大きく重たいライフルや機関銃の思想とはかなり異なっている。不思議なことに、というか、当然なことにというべきか、現代の自動車にもこの違いが出ているようである。いわば旧日本軍の兵器は、現代の日本の軽自動車のようなものである。狭い所でも持ち運び便利で扱いやすい。


おまけ:

  by KiKidoblog | 2013-04-17 11:46 | 真の歴史

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