HAARPに地震波か?研究用96:久々の400nTの地震電磁波到来!?
太陽で地球方向にCMEが生じ、その影響が地球に到来したもよう。それに応じて、かなり強い400nTの地震電磁波が久々に出たようである。幸いなことに、この地震電磁波はアジア方面ではなさそうである。しかし、太平洋側はリンクしている可能性があるので、要注意が必要だろう。
【注】私が最近ここで強調しているのは、太陽風による(特にCME放出時の)地球内部の加熱による地震の誘発という現象である。ここ数年の観察からも、明らかに太陽からの電磁波の到来と地球の地震活動との間には相関関係があるように見えるということである。しかしながら、よく知られているように、現在の地震学者たちは地震は太陽活動とは無関係だと信じているというレベルである。まして、我々人間が強烈な電磁波を照射することによって地震が誘発できるという可能性などまったく知らないのである。この2点を観察することが最近の私の個人的目的なのである。
宇宙天気ニュース
2013/ 4/26 12:32 1726黒点群でC5のフレアが3回発生しました。太陽風は500km/秒台の高速風になっています。
2013/ 4/27 11:01 太陽の中央で巨大なフィラメント噴出が発生しています。高速の太陽風が続いています。
2013/ 4/28 11:01 昨日のフィラメント噴出によりCMEが発生しています。高速の太陽風は終わりました。
2013/ 4/29 12:03 1731黒点群でCフレアが頻発しています。太陽風は平均的な速度です。
2013/ 4/30 11:29 Cクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。これから太陽風に乱れが発生しそうです。
2013/ 5/ 1 11:43 更新
太陽風の小規模の変動が到来しました。C9.6のフレアが発生しています。
アラスカのHAARPモニター群
Magnetometer Chain
青の垂直成分が大きく、赤黒の水平成分が小さいのが、地震電波の特徴。通常は、5つの地点で観測された強度(特に青色の垂直成分)がほぼ同一場合はアラスカモニター群にほぼ垂直の方向から来た地震電磁波と見ることができる。すなわち、アジア日本を通る大円方向ということになる。
Induction Magnetometer
一番下の周波数ゼロの近く(水平軸上)にある「白く明るい」部分(0ヘルツ近傍)が地震電波の特徴。まあ、白色に近い部分。一方、深夜に垂直に立ち上がった、幅広くピンクから真っ赤に近い色の帯状の部分はオーロラ活動によるものである。これは特にBz成分に顕著。
5月1日UT14時付近のものが、400nTの地震電磁波のものと考えられる。
Spectrum Monitor Waterfall Chart
この滝チャートは、電離層の構造をMHz域の電磁波反射で調べているものだが、何層かの色のバンドに分かれているのが正常状態である。等間隔に色のついたバンドが並んでいる時間帯は、人工的な電磁波がどこかから電離層に向けて放射されていることを示している。このチャートの一番下にオレンジ色の帯の部分がある。これは何に対応するかこれまで私はまったく分からなかった。ここ最近の観察では、これはどうやら人工的な電磁波の照射に対応しているようである。
VHF Riometer
(これでは、太陽活動の概日周期からどれだけ外れた異常活動があるかが分かる。)
Electron density
(電離層の電子密度がわかる。)
Digisonde
(電離層の電子密度がわかる。)
一方、カナダの地磁気モニター群
には以下のような波形が出ている。
Geomagnetism: Summary Plot from Canadian Magnetic Observatories
ここに出ている5月1日UT14時前後のゆらぎが、400nTの地震電磁波である(アラスカのものでは500nTを超える)。非常に強烈である。位置関係からするとどうやらアジア方面のものではない可能性が高い。また、これらが地震電磁波かどうかはアラスカHAARPモニターのゼロ周波数があるかないかでチェックするのである。アラスカのものと見比べれば、カナダのもので焦げ茶色の部分がアラスカの白い山の部分に見事に対応していることが分かるだろう。ちなみに日本時間はUTより9時間進んでいる。
参考:
「アキラの地震予報」
日本国内で個人的に磁力計を用いて地震予報を行っている。非常に予測率の高い優れた研究のようである。さて、ここからは次のような警告が出ている。
鹿屋圏内にM4.0~M5.0の地震発生合図が出ました。
九州地方中心として、台湾地方~近畿地方では、一週間程地震発生に要注意です。
特に、九州近辺の可能性が高いです。
(04/30 11:52発信)
予測した地震が発生しました。
05/01 10:43 宮古島近海 M3.8 震度1 深さ20km
父島圏内にM4.0~M5.0の地震発生合図が出ました。
小笠原諸島中心として、南太平洋・マリアナ・ニューギニア・台湾・フィリッピン・
本土近辺地方・サハリン・千島列島地方では、一週間程地震発生に要注意です。
特に、本土近辺での火山噴火・火山性地震、一般地震発生の可能性が高いです。
(04/27 10:50発信)
父島圏内にM5.7程度の地震発生合図がでました。
(04/28 11:01発信)
参考2:
ハザードラボ
ちなみに、ハザードラボのデータでは、日本列島付近のみ解析できる。
備えあれば憂いなし。
by KiKidoblog | 2013-05-02 09:40 | HAARPモニター観察