見るも無残な「ヤングなでしこU19日本代表」:猶本を「こんな選手にだれがした?」
今夜のヤングなでしこU19日本代表対北朝鮮の試合を見たが、ひどいの一言。これでは、世界大会に出ても予選リーグ敗退はまず間違いない。
猶本(なおもと)選手
もちょっと前までの運動量がなく、後ろでパスを左右に繋ぐだけ。「こんな女にだれがした?」っていう感じですナ。
いったいヤングなでしこはどうなってしまったのだろうか?
どうも監督コーチのオヤジたちがひどすぎたんでしょうナア。
この試合は観客が少なすぎて、ベンチの監督やコーチの声がそのまま放送で聞き取れた。それでなんて言っているのか聞いていると、実に不可解なコーチングをしていたから、ただただ恐れいった。
例えば、こんな感じ。
選手が何とか点をとって予選リーグ突破を図ろうと、ドリブルで上がろうとすると、
「バランスを考えろ〜〜!」
と激が飛ぶ。
勝たなきゃならない試合の後半で「何がバランスだよ」と私は思わず叫んでしまった。バランスなんか考えている場合ではない。この試合に引き分ければ、終わりなんだからな。
また、選手が積極的に裏に走った選手にロングボールで合わせようとすると、
吉田弘監督から
(最近は、ザッケローニのように、こういう監督を見ると、この人本当に日本人か?在日?と思わず考えてしまう今日このごろである。韓国から裏金もらってんじゃね〜〜ゾ!)
「慌てるな〜〜!」
という激が飛ぶ。
ひえ〜〜、「前にパスを繋がなきゃ、点は取れないぞ」と私は叫ぶ。
まあ、こんな感じで、選手が積極的に何かをトライしようとするたびに、ベンチからそれを阻止するようなネガティブな指示が出る。
これでは選手がいったい何をしたらいいかわからない。だから、日本男子代表と同様に、後ろのほうで左右にパス回しするだけ。いたずらに時間が消費されてしまった。
結局、引き分けでも予選突破の北朝鮮にうまく時間を使われて、引き分けで終わり。何の見せ場もなく、試合は終了。キャプテンの猶本選手は号泣。
試合後の監督のインタビュー。
「ボール支配はできたんだが、結局点は取れなかった」
私は口があんぐり。ただ唖然。
この監督は引き分け敗退の理由や原因を選手のせいにしたわけですナ。
若い選手たちが何とかしようとチャレンジしようとすれば、「慌てるな」、「バランスをとれ」と見事なタイミングで邪魔していたのだから、点が取れるはずがない。
点をとるということは、リスクを冒すということである。冒険をしなければ点は取れない。ましてや華麗なパスワークで敵を崩して点をとるには、ひとつ間違えば、カウンターを食らって失点の危険もある。だからプレーの質や精度が要求されるわけである。
積極的にリスクを冒すことを良しとしなければ、点が取れないばかりか、きれいな良いサッカーも身につかない。
まあ、この監督たちは、負けて自分の責任にされることだけを恐れたわけだろう。卑怯な監督とコーチである。こんな連中しかいないのかいナ? 解説している元代表だった女性解説者の方がよほどマシだった気がするがネ。
さて、私が感じたもう一つは、やはり、なでしこにもそろそろ最初の壁がやってきたようである。
それは、やはり女子リーグの誕生の負の遺産ということである。
なでしこジャパンの澤選手や大野選手たちの時代には、女子サッカーはまだそれほど学校には存在しなかった。だから、幼少期から男まさりで男子チームに入って、男子選手たちといっしょにサッカーをしてきたのである。だから、欧米の男子並み以上の大型選手たちと対戦しても、それなりに対応できた。身体の劣った分をテクニックとスピードとアジリティーで交わすことが出来た。
ところが、女子チームで育った選手たちが、最終的に仙台の常盤木学園に集中するようになると、今度は、いつも圧倒的力の差を見せつけて圧勝してしまう。他のチームは常盤木学園の選手層にかなわないからである。
こうなると、日本女性特有の遅いスピードやちんたらプレーであったとしても、常盤木学園の高校生たちはなんなく勝利してしまうのである。
こうなると、あまり一生懸命にプレーしなくても、いつも勝利できる。そうやって、いつしか試合の中で手を抜くことを覚えてしまう。
どうもこういう副作用が出てきているように感じるのである。
これを、私はここでは「子供横綱問題」と呼んできた。子供時代に早熟で身体がでかいほうが難なく勝ってしまうために、日本の大型の子供は手を抜くようになり、プレーが雑になる。しかし、大人になれば、国際レベルではいつもそういう日本人の方が小粒になる。だから、最初から日本で大きくても世界では小粒なのだから、小粒としての技量を身につけなければならない。
そういう問題である。
いくら日本の女子リーグで足が速かったからといって、世界レベルでは日本女子のスピードなどたかが知れている。だから、国内ではスピードや身体能力を活かすプレーを身につけるのではなく、徹底的に最初からテクニックを磨き、パス精度を磨く方向で伸びていくほかはない。
ところが、今の監督コーチはそういうふうには考えていない。だから、国際試合ではまったく通用しなくなる。
いくら国内で田中選手が足が速かろうが、北朝鮮の女子はみんな170cmレベルの大型チームである。あっという間に追いつかれてしまう。国内では華麗に抜けたドリブルも北朝鮮や中国にはまったく歯がたたない。
とまあ、そういうわけで、いよいよなでしこジャパンにも天井が見えてきたように見えるというわけである。
やはり、中学までは男子チームに入れたほうがいいんじゃないだろうか。
男女共に、日本サッカー協会の発想の転回を迫られてきたというわけですナ。
まあ、俺にはどうでもいいがナ。
いや、いかん。そうではない。それでは、俺はブラジル行きではなく、北朝鮮高句麗王行きになってしまうではないか。
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by kikidoblog | 2013-10-20 20:29 | サッカー&スポーツ





































