科学界にもジョブズになるチャンスがあるヨ!:革命的な「論文配信システム」を作れるはず!
「馬鹿であれ、ハングリーであれ、他人と違うことを考えろ。」
みなさん、こんにちは。
さて、ついでに私がかねてから構想していることをメモしておこう。「構想」というよりは「夢」。自分が1人で作れるはずもないから、ただ単にだれかがこういうものを生み出すことはないだろうが、自分ならこういうものがほしい。そういう「構想」である。
それは、先ほどのスティーブ・ジョブズの話ではないが、ジョブズが11歳の頃に見た、ヒューレット・パッカードやIBMの社内にあった大型コンピュータとその空気が、それを小型化して個人個人が所有できるようになればどんなに素晴らしいか?という夢を描いたようなものである。
いまの世界の科学システム、すなわち、科学世界のビジネスモデルは、これまでは紙の研究雑誌を売っていたが、それをインターネット配信するようにしただけのことである。いまでは本が30$程度で買える時代になったにもかかわらず、研究雑誌に出た論文1通を30$で配信している。読んだら間違っているかもしれない研究段階の論文を一回一回30$も支払って読むか?詐欺である。
しかしながら、これが今現在の科学世界の研究配信システムである。
そこでだ。
私が望むものというのは、ちょうどジョブズが当時音楽世界をウォークマンを引っさげて世界中を席巻していたソニーの時代に考えたように、この研究論文の配信システム、ビジネスモデルに革命を起こすことである。
パソコン、スマートフォン、テレビなどどこからでも一流の研究をだれでも読めるようにできるようなシステムを構築することである。
それも数式が苦手な人は数式をクリックすれば、その数式のシミュレーションがマセマティカやメープルのように、それが世界最高速の「京」のようなスーパーコンピュータに繋がってグラフィック化して出てくる。実験の図をクリックすれば、それが動き出してYouTubeのようにリアル映像に変わる。論文投稿はいまここで私がブログを投稿するかのようにして投稿できる。研究ランキングは、グーグル検索のようにして読み手の数からどんどん決まっていく。論文の読み手がどんどんその研究の追加情報を書き込める。
(あ)論文をブログのように投稿できる。
(い)数式は自動的に解がグラフ化される。
(う)図や写真はリアルタイムのアニメや映像に変わる。
(え)査読者は一般の無数の読者である。
(お)基本的にすべてが安いか無料。
とまあ、こんな感じのシステムである。
数式が苦手であろうが、理系であろうがなかろうが、だれもが研究に参加できる。いまのスマホのようにである。
数式は自動的に解が出てくるわけだから、まちがった理論かどうかは執筆者そのものが即座に知ることになる。だから、いまの科学サーバーのように、うそ臭い論文の山はなくなる。
実験の場合には、実験作業現場から実験風景までを全部モニターしたものを見ることができるから、インチキしたかどうかすぐに分かる。マスゴミが関与することもできない。嘘を隠蔽したり秘密にすることもできなくなる。
バカッターのようにして、偽科学者を排除できるだろう。
とまあ、こんなふうなシステムを「構想」しているというわけですナ。
ソニーさんよ、こんなものを作ってみたらどう?
まあ、こういう「構想」がジョブズの言っている意味の「ソフト」であろう。こういう「ソフト」があって、それからそれを現実化するための装置が必要になる。そこではローリング・ストーンの切磋琢磨のようにして原石がどんどん磨かれ抜いて最終的にミラクルな新製品が誕生するだろう、というわけですナ。
いずれにせよ、いまの科学界の商業主義と論文公表の不合理さは、スカリー社長が率いた頃のアップルや今のソニーのようなかなり邪魔臭い感じがするのである。論文1つに30$。別に俺らは学会職員に贅沢してもらうために研究しているわけじゃねえ〜〜ゾ!人類の進歩と生存のために研究しているのであ〜〜る、というわけですナ。

by kikidoblog | 2014-02-07 13:47 | アイデア・雑多