2月25日X4・9のCMEの「陽子流」の観察:正イオン流は巨大雲を生み出すか?
太陽の東側で2月25日X4・9クラスのCME(コロナ質量放出)が起った。
2014/ 2/25 13:02 更新
太陽の東端でX4.9の大規模フレアが発生しました。
太陽風は2日ほどして地球に到達すると考えられている。
2014/ 2/28 13:46 更新
深夜に太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動が高まっています。ノルウェーのオーロラをどうぞ。
地球に飛来する荷電粒子には、陽子(プロトン)と電子があるが、陽子は主にアルファ線のことである。
そこで、この陽子流がどのように変化するかちょっと観察していたのである。
NOAA / Space Weather Prediction Centerというところにいろいろな観測データを公開している場所がある。陽子流はこれ。
proton flux monitor
これは3日毎のデータだから、いつも3日分しか表示されない。そこで、2月24日からのデータをくっつけてみるとこんな感じであった。
もちろん電子流のデータも公開されている。以下のものである。
electron flux plot
不思議だったのは、一見重いはずの陽子の方が軽いはずの電子より先に地球に届いたかのように見えるという点である。CMEは24日に起こり、25日には陽子流が増大。電子流は28日に増大したのである。陽子は電子のおよそ2000倍重いとされているから、これはちょっと理解し難いわけである。
このプロトン増大現象は、どうやら世界各地に「雲」を生み出したように見える。正イオンのラドンの上昇が「地震雲」を作るという説があることからもわかるが、正イオンは雲の核になり得る。
実際オーストラリアではこんな奇妙な雲が現れた。
Apocalyptic Storm Front Over Sydney With Menacing Clouds - Caught On Cam - 5 Mar 2014
【異常現象】シドニー上空に津波のような嵐雲が出現!世紀末のような光景に!アラスカではオーロラ爆発! new!!
太陽風とこうした嵐の関係はわからないが、関連がないとはいないだろう。
by kikidoblog | 2014-03-07 23:30 | HAARPモニター観察