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徳島ヴォルティス崩壊!?:「耐え忍ぶことも出来ず失点の山」監督解任すべし!?

みなさん、こんにちは。

いやはや、ヴォルティス崩壊。もはやつける薬なし。今日の徳島ヴォルティスvs川崎フリューゲルス戦の0−4を見ていてそう思った。ひどいの一言。開幕6戦全敗失点19、得点わずか1。この試合でもシュート数は後半ロスタイムのドウグラスのヘッド1本のみ。これで「監督解任」でないとすれば、もはやプロチームとはいえない。

昨年までは、J2からJ1へ上がったチームがいきなり優勝というようなことを目にしてきただけに、今年のヴォルティスの酷さは目に余る。

どこがひどいかと言えば、たくさんありすぎて、絶対にネガティブなことや悪いことを言わないという好人物で有名な解説者の山野さんも絶句する他ない。そういう感じであった。

まあ、私に言わせれば一言、「監督が悪い」というに尽きる。「小林監督の考え方が間違っている」ということである。今回はあまりにヴォルティスがひどいので、これをメモしておこう。

(あ)まず今日の試合の直前の昨日のインタビューはこれである。
ヴォルティス、6日川崎戦 小林監督に聞く 2014/4/5 12:29
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 徳島ヴォルティスが初のJ1リーグに参戦して1カ月。これまで5戦全敗して勝ち点を奪えず、得点1に対し失点は15と苦境が続いている。選手の成長を信じて指揮を執る小林伸二監督に3月の戦いを振り返ってもらい、6日に控えたホーム川崎戦の展望などを聞いた。

 -勝ち点が奪えない。

 「もうちょっとやれてもいいとは思っている。若い新戦力をうまく機能させることができていないのが一因。必要以上にプレスを感じて慌てて蹴ってしまい、前線も収めることができないので点が取れない。失点した後のリカバリーがうまくいかず、動揺しているのなら誰かが『落ち着け』とか『時間をかけろ』とか言うべきだが残念ながらそういうのが少ない

 -15失点のうち半分がセットプレー絡みだが。

 「J1のスピードには徐々に慣れていい守備ができている面もあるが、細かいところを突かれて、仕留められている。前節の広島戦もそうだがFKの際の壁が割れてしまっていた。わずかな隙も見逃さない、したたかな戦いがJ1には求められる。そういう部分を埋めていくしかない」

 -次節の川崎戦に向けて前節に続き5バックを敷く準備をしている。

 「川崎はショートパスが多く、DFの間でうまく受けるのが特長。パススピードが速くファーストタッチの巧みな攻撃のできる選手でないと起用されていない。特に流動的に動く前線の4枚をどう抑えるか。守備の際には5人でしっかり守れば相手も掛かってくるので裏が狙えるようになる」

 -川崎の風間監督はマツダ(サンフレッチェ広島の前身)時代のチームメート。公式戦では2012年10月の天皇杯3回戦以来の対戦となる。

 「家族ぐるみで付き合いがある仲間だけに楽しみ。昔から魅力あるサッカーを追求し攻撃へのこだわりが強い。そのチームにぜひ勝ちたい」。


(い)そして今日の試合はこんなものであった。
悪いサッカーの例。
徳島ヴォルティスvs川崎フロンターレ2014


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(前線が相手ゴール前まで攻めていっているのに(映像一番左)、ディフェンダーはセンターラインの後ろ自陣内にへばりついている(映像右)。だからその間のギャップで大久保選手がフリーでプレーできるわけである。本来は、というより、普通のセオリー通りでは、センターラインの前までディフェンダーの3人が敵陣内まで入る。当然GKはもっと前に陣取る。そうやって味方を圧縮して相手にプレッシャーを与えなければならない。プレッシャーという言葉は物理学用語の圧力という意味である。だから、シリンダー内の気体が体積が小さくなれば圧力が増すように、選手が狭い領域を作れば作るほど圧力が増すのである。)

良いサッカーの例。
祝 優勝 リトルなでしこ[U-17女子W杯] 2014ワールドカップ決勝 日本対スペイン 後半ハイライト Japan VS Spain


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(リトルなでしこの最終ライン(映像左)が非常に高い位置にあるため、最前線(映像右)が相手のGK前までプレスすることができる。だから、相手がミスをして中盤でボールを奪うことができるのである。小林監督やコーチは女子サッカーに弟子入りして、その戦術を実体験し学んで来ないといけまんせんナ。

川崎の選手たちは、相手がリスクを冒して全然攻めてこないので、大久保選手など余裕かまして、得点ゲットの安牌だとバカにしきっていた。4点取られれてもまったく攻めてこないのだからそれも当然である。

情けない顔した監督に何を言われようが、もはや選手に覇気がない。

はっきり言って、こんなチームに入場料支払うのはおよそサッカー知らずのにわかサッカーファンでしかない。せめて元日本代表の大久保選手やら現日本代表の中村憲剛選手の顔を見たくていくというような感じだろうか?なぞである。

いまだかつてJ1昇格したチームで、これほどひどいチームは見たことがない。それほどひどいのである。

いくつかサッカーにおける難点をピックアップすると、それはすべて弱小高校サッカー選手のものと重なるから面白い。

(1)DFがシュートを避ける。
→2失点目の大久保選手のシュートはヴォルティスのDFが、(あたると痛いから)シュートブロックに行くふりをして巧妙に避けたことが原因である。

(2)FW、MF、 DFのだれもスライディングタックルやスライディングでボールカットしない、できない。
→スライディングするのは川崎の選手ばかりで、ヴォルティスはボールを触ることが出来ない。

(3)デフェンスラインが下がり過ぎ。
→小林監督が「5バック」で行くと戦前に言っていたようだが、ディフェンスは人数の問題ではない。最終ラインの上げ下げのスピード、ラインコントロールの正確さ、左右のスライドの的確さと早さ、そして最終ラインの高さが決めてなのである。いまのヴォルティスのように、最終ラインがPKエリア内まで下がってしまえば、守備陣に5人いようがいまいがシュートレンジに入ってしまうわけだから、かならずやられるのである。特に上位チームに対してはそうである。

(4)ボランチ運動量が少なすぎ。
→いまのヴォルティスのボランチの2人はやる気があるのかないのかまったくわからない。後ろからのつなぎをバックパスリターンするか、左右へ振るかしか出来ず、守備も中途半端、プレスもしないし、ましてや前線に攻撃参加もしない。女子サッカーの宇津木選手の方がはるかに運動量が多い。これほど、無能のボランチでは攻撃できるはずがない。しかも、「パスアンドゴー」というサッカーの「基本」を身につけていない。よくこれでプロになれたものである。相手の横浜の選手はみんな「パスアンドゴー」ができていたから実に好対照だった。

(5)GKが下手すぎ。
→ヴォルティスは以前からGKの獲得に失敗している。ゴールラインにへばりつき、まったくシュート軌道をみない。ステップせずにその場で飛ぶからボールにタッチできない。パンチングすべきか、パーリングすべきかもわからず、こぼれたボールを狙われる。この試合の1点目の自殺点は、GKがしっかりパンチングすれば何の問題もなかったボールである。まるで体のでかいだけがとりえの高校生GKというようなプレーだった。

今の問題点はあまりに多すぎるからこの辺にして、実は徳島ヴォルティスという組織に長年存在する根本的な問題を最後にピックアップしておこう。

(う)徳島ヴォルティスの最大の欠点及び失敗は、育成の失敗にある。
実は、今日の試合の前の試合、第五戦目はサンフレッチェ広島戦であった。相手には今回日本代表に初招集された選手がいる。それがDFの
塩谷選手
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「徳島には絶対に負けたくない」
である。

この塩谷選手は、徳島戦の前にこういっていた「徳島には絶対に負けたくない」と。

というのは、あまり徳島のことを知らない人は、このブログ内のサッカーカテゴリーでチェックして欲しいが、ヴォルティスには地元では有名な悪質な気質があるのである。要するに、「地元の選手はトップチームに入れない(あるいは、入れたくない)」という社銘というのか、何かがあるらしく、せっかくヴォルティスユースで育成してきて、いい選手たちが育っていたとしても、そういう選手たちをトップに吸い上げるということをしないのである。

この塩谷選手は生粋の徳島県徳島育ちの地元の選手である。一方、現徳島ヴォルティスの選手たちは、他の有名チームの下部組織で育ち、有名チームに鳴り物入りで入ったが、レギュラーになれず、鳴かず飛ばずでいた選手たちである。そういう鳴かず飛ばずの弱小プロの「吹き溜まり」が徳島ヴォルティスであった。セレッソ大阪でだめで、徳島に来た柿谷選手がその典型である。柿谷選手は腐らずもともとの才能を開花できたから日本代表に戻ることが出来たのである。しかし、ほかの大半はもう心底腐っているわけだからどうしようもない。

したがって、そんなヴォルティスですら入団できず、わざわざ広島まで武者修行に行ってトップ入りした塩谷選手には、徳島に負けるわけにはいかないからである。

塩谷選手だけではない。神戸にいって大活躍中の四宮選手にしてもそうである(地元阿南市出身、我が家の息子達と同じ幼稚園出身。たぶん私が幼稚園でリフティングしているのを見て育った子どもたちの1人)。

普通は、日本ではサンフレッチェ広島やセレッソ大阪に見るように、トップチームの要を育てるために、下部組織で青少年を育成する。育成して出てきた才能をトップチームで吸い上げて、そこで活躍してもらう。そして、のちのち日本代表になってもらう。そうやって観客を集めるわけである。

ところが、徳島ヴォルティスの場合は、結構四国内では強豪にまでユース世代が育っているにもかかわらず、その育成世代を面倒みずに大学へ放出してしまう。そういう伝統があるわけである。だから、選手のほうも地元のプロになれないから、県外の大学を目指すことになる。

もっと悪いことは、実は今回日本代表に選ばれた塩谷選手は育成時代に徳島ヴォルティスにも入れなかった。ボールボーイをしたことはあるが、徳島商業のサッカー部に入ったわけである。徳商サッカー部は伝統があり、県内では名門であるが、卒業後は県外の大学に進む他はない。あるいは、県外のプロチームに行くほかはない。そうやってやっとのことでサンフレッチェ広島でレギュラーを獲得し、独特のキック力で日本代表に上り詰めた塩谷選手現れたのである。

ということは、そもそも徳島ヴォルティスの育成チームのコーチ陣に若者の才能を見抜く力がない、ということを意味しているということである。いい選手を見過ごし、いい選手にチャンスを与えず、県外チームの出来損ないを即戦力と思って集めて、吹き溜まりチームを作っているわけですナ。まあ、一言で言えば、「徳島ユースに落ちた選手のほうがうまくなっている」ということである。

これでは勝てない。

県内トップの才能ある選手を世界レベルまで育成し、そういう選手を県内の生え抜きとしてトップチームで活躍させる。こういう指導体制にしない限り、徳島ヴォルティスに未来はないと言えるだろう。

だから、仮に小林監督を解任したところで、すぐに結果が出るということはない。一度J2へ陥落すれば、今度上がるのはまた20年後ということになり得るかもしれないからである。そろそろ抜本的に本気で育成しないと、せっかくJリーグチームが誕生したにも関わらず、その火も消えてしまうということも無きにしもあらずなのである。

いやはや、徳島ヴォルティスは相変わらずですナ。
もし監督交代するとしたら、いま解説している山野氏が適任ではなかろうか?相手の風間監督くらいのサッカーの経験や素養があるからナア。



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  by kikidoblog | 2014-04-06 21:46 | サッカー&スポーツ

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