小保方「博士論文、あります」:早稲田「草稿不正博士論文でOK」って正気ですか?
いやはや、早稲田大学ももはや創立者の大隈重信公もがっかりしているのではないだろうか?
小保方STAP脳内細胞の小保方さんの博士論文が調査中だったというが、
なんと論文中に15箇所ほどプレイジャリズム(論文無断盗用)があり、しかもその提出論文は「草稿」だったという。
にも関わらず、博士号剥奪には当たらない。
そういう結論を下したらしい。以下のものである。
小保方氏の博士号取り消さず 早大「草稿誤り提出」認定
調査委員会から提出された報告書を手にする早稲田大の鎌田薫総長(右)=17日午後、東京都新宿区、諫山卓弥撮影
理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)が3年前に早稲田大に提出した博士論文について、早大の調査委員会(委員長・小林英明弁護士)は17日、文章の盗用などの不正行為はあったが、論文は誤って草稿が提出されたもので、「博士号の取り消し要件に該当しない」と認定する報告書をまとめた。論文の指導や審査をした教授らについては「非常に重い責任がある」と認定した。
報告書によると、博士論文には文章の盗用などの著作権侵害が11カ所、意味不明な記載が2カ所、論旨が不明瞭な記載が5カ所、別の論文の記載内容との不整合が5カ所、形式上の不備が3カ所あった。論文の信頼性および妥当性は著しく低く、審査体制に重大な欠陥がなければ、博士の学位が授与されることは到底考えられなかった、とした。
一方で、小保方氏の「完成版の博士論文を製本すべきところ、誤って草稿を製本し、大学に提出した」との主張を認めた。小保方氏側から提出を受けた「完成版」の内容も検討した上、博士論文が取り違えられたと認定した。論文の元となった実験も実際に行われたと認定した。
では、「完成版」の博士論文はあるのだろうか?
「博士論文完成版、あります」
と小保方晴子さんは答えるだろう。またかよ。ということである。
ところで、私はもう何年も前に日本物理学会誌にこんな論説を投稿した。
井口和基、「博士号取得は私的それとも公的?」、 会員の声、 日本物理学会誌、第53巻、第10号、789(1998)。
これを読めば分かるはずだが、これを読むまでもなく、日本の大学の場合、大学の博士号取得は文科省の法律の下に存在するため、博士号取得は公的行事なのである。だから、大学院生の奨学金も研究費も我々の税金から出ている。国立大学なら、その指導教官の研究費も給料も全部税金からである。私立大学の教授とて、多くの研究費は国から出ている。
にもかかわらず、博士論文が草稿であって、本物ではなかった。
それにもかかわらず、偽物の博士論文で博士号が取得できる。とな?
これは公文書偽造ではないのかいナ?
実際、「博士論文は国会図書館に永久保存される」ものなのである。私のアメリカにおける博士論文も米国の公文書図書館に永久保存されている。しかもマイクロフィルムとして保管されている。
おまけ:
小保方晴子さんの博士論文:
Isolation of pluripotent adult stem cells discovered from tissues derived from all three germ layers
こういう厳正なるものが、「草稿だった」?
はあ? ジョークかヨ。
ましてや、その博士論文に二桁の、それもそれぞれがかなりの分量の無断盗用があったというのである。
欧米の大学なら、大学裁判所において弾劾裁判ものですナ。
無断盗用(プレイジャリズム)は、アカデミズムにおいては非常に重罪なのである。
かつてこんな本があった。
なぜ、宇多田ヒカルがコロンビア大学に入れるのか―誰にでもチャンスを与えるアメリカ社会
この本は当時日本のアメリカンスクールに通いながら歌手となった宇多田ヒカルさんが、そこを卒業した途端に米国の名門コロンビア大学に入学したということが話題になった頃に出版された本である。
実は、この本は宇多田さんのことを書いていたのではなかった。要はアメリカの大学と日本の大学の違いをわかりやすく分析して紹介するための本であった。
この中に、いかにアメリカの大学では論文盗用や無断盗用が極悪非道の扱いを受けるのかということが詳細に説明されているのである。
そんなわけで、この本を読んだ当時、私は昔の拙ブログにいくつか記事をメモしたのである。参考までに再掲しておこう。
いずれにせよ、「早稲田大学はまともな大学ではない」ということを全世界に暴露したようなものですナ。
これも「韓の法則」というものでしょうナア。
東原亜希のデスブログの威力もすごいが、小保方脳内細胞の威力も相当にすごい。関わる人達みんなが不幸のどん底に突き落とされてしまう。リアルオーメンである。
くわばら、くわばら。
いやはや、世も末ですナ。
おまけ:
大隅典子の仙台通信大隅博士も同様のことを言っている。当然ですナ。
学位論文
今回の決定は、皆さん、おかしいと思いませんか? これは当該大学のみならず、全国の学位取得者や、これから学位を取得しようとする方々が提起すべき大きな問題だと思います。さらに言えば、日本の「博士号」という資格が世界でどのようにみなされるかという質保証の問題です。
by kikidoblog | 2014-07-17 23:16 | 反日・在日の陰謀