マトリョミン演奏の世界記録が樹立された！：総勢２７２人のギネス記録達成！

http://www.maminka.com

みなさん、こんにちは。

今回、我が国で新たなるギネス記録が生まれたらしい。これは偶然今日見つけたものだが、非常にユニークで面白いので、今回はこれをメモしておこう。


さて、「テルミン」という人をご存知だろうか？

このテルミンといえば、ニコラ・テスラと同様に一時代を築きながら、歴史の彼方へと去った謎の演奏家の一人である。この人である。

テルミン（ドキュメンタリー映画）

この「テルミン」という電気楽器は、演奏者とテルミン機械との間の空間を電磁波でつなぎ、人体の手の形とテルミンの作るコンデンサーの容量を変化させることで、音色を変えるという電気楽器である。

だから、演奏者は装置の前で微妙に手の位置や形を変えて演奏する。その姿がなんとも言えない宇宙的雰囲気がある。スピリチュアルと言ってもいい。

そんな「テルミン」だが、一世風靡したものの全世界から忘れられたのである。

ところが、我が国には熱烈なる「テルミン」のファンがいて、「テルミン」を様々な形で復活したようである。例えば、こんなものがある。

テルミンの時代と違って、今は電子の時代、それも電子大国の日本において、「テルミン」はどんどん小型化していった。そして、ついにどういうわけか、ロシアのマトリョーシカの中に収まってしまったらしい。

マトリョミン

テルミンの機能をロシアの民芸品、マトリョーシカの中に入れた、マトリョミンという楽器があります。
（マトリョーシカ＋テルミン＝マトリョミン）
日本におけるテルミンの第一人者である

竹内正実氏

によるものです。
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091138870696.html

私がナマで最初に聴いたのはマトリョミンの方でした。
可愛い人形からふにょ～んという音が出たときはびっくりしましたよ。
中身はこの様になっています。

そして、この「マトリョミン」の演奏を勉強するための大学までできたらしい。

マトリョーシカ型テルミン 「マトリョミン」を弾く

どうやらそうやって「マトリョミン」演奏家が順調に増えていくと、やはりそこはチャレンジ大国日本。世界記録に挑戦したい。どうやらこれまでの世界記録は、「２５０人によるマトリョミン演奏」だというのである。

今回、この２５０人演奏の世界記録に、我が国のテルミン奏者が集って挑戦。そして見事に「２７２人演奏」の世界新記録を樹立したというらしい。以下のものである。

Matryomin ensemble set the world record for the "Largest theremin ensemble".

それにしても、まるで聴診器のようなイヤホンとマトリョミンをつなぐ。

なぜかどこぞの新興宗教のような謎めいた雰囲気がある。実に面白い。

そして、テルミン愛好家はなぜかチャーミングな美人揃い。

俺も習いに行くか？

いずれにせよ、

世界記録、おめでとうございます！

というところですナ。

その内、テルミンも韓国人の発明。マトリョミンも韓国人の発明ってことになりそうですナ。


いや〜〜、なんともいえない演奏だった。