祝2014年ノーベル物理学賞受賞:「ブロークン・ジャパニーズ・イングリッシュ」が世界を制す!
君が代 Kimigayo - National Anthem of Japan
海外「俺は日本人じゃないのに…」 君が代と『日本』の美しさに外国人が感動
みなさん、こんにちは。
日本時間の昨夜は、赤崎、天野、中村博士らが無事ノーベル物理学賞を受賞したようである。中村修二博士や天野浩博士の世代は、まさに我々昭和20年後半から30年前半の時代生まれの世代である。私も阪大の大学院生だった頃、天野さんは名古屋大で実験を行っていたわけである。
すでにその当時、発見されたテーマでいくつかノーベル賞に輝いた。
量子ホール効果、準結晶、そして青色発光ダイオードである。
ちなみに、1次元準結晶の理論を用いれば、それを半導体に応用して発光ダイオードを作れば、まったく同じ材料でも理論上はあらゆる色のLEDが作れますよ、という論文で私が計算した図がこれだった。
Kazumoto Iguchi, "Electronic Structure of One-Dimensional Quasiperiodic Materials of AB_{1-x}C_{x}", J. Phys. Soc. Jpn. 64, 177-184 (1995).
(Errata), Kazumoto Iguchi, J. Phys. Soc. Jpn. 64, 3124 (1995).
窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウム(AlN)の場合では、A=N, B=Ga, C=Alと見て、Ga_xAl_(1-x)Nという構造の半導体を作れば、上の図のようなバンドギャップが得られるということになる。xの値を色々変えれば、それに応じてバンドギャップが変わる。つまり、色が変わる。そういうことである。
そこで、この奇跡的3人同時受賞を祝して、ここにメモしておこう。
赤崎勇教授講演
天野浩教授講演
中村修二教授講演
三人三様の「ブロークン・ジャパニーズ・イングリッシュ」で、いいね、というところですナ。
いくら発音がよく流暢な外人的英語が話せたとしても、その内容がゼロ。あるいは、つまらんジョークしか話さない。そういう外人かぶれ日本人の英語を話す人。こういう連中は、マスゴミではしばしば見かける。
一方、外人には聞き取りにくいかもしれないが、ブロークン・ジャパニーズ・イングリッシュでもノーベル賞級であれば、世界中の人たちが、「この人はいったい何を喋ってんの?」と聞き耳を立てて聞いてくれる。
まさにそんな講演3連発でした。
昔のユタ大物理で聞いた、真木和美博士の講演の英語もすごかったが、この3人の英語もすごい。
しかし、それが世界を制した。
下手くそ英語大いに結構!問題はその中身なんですナ。
いや〜〜、実に面白い。
はたして、聴衆の中のどれだけの人が聞き取れたのだろうか?
真木和美博士の時もそうだったが、私は完璧に聞き取れるから不思議だナア。
最後にもう一度、日本人三人がノーベル物理学賞を受賞したのを祝して、君が代をメモしておこう。
「君が代の本当の意味」とは?:「シオンの民よ、立ち上がれ!」だった!より
赤崎博士、天野博士、中村博士、ノーベル賞受賞おめでとうございました!
いや〜〜、すばらしい。
by Kikidoblog | 2014-12-11 15:44 | 真の歴史